この四次元時空連続体の世界(西暦2011年の地球)から
脱出することは不可能なのか
ただ坐して消滅を待つしか方法がないのだろうか
宇宙考古学上において、ヒトなる種が繁栄の絶頂期から
急激なる衰退期へと移行することになる24億年前の惑星に
実地の体験授業で訪れた ボク たちは、その星で事故に
遭い元の世界(次元時空域)に戻れないまま時空の漂流者
となっているのです。
テレポーテーションに伴なう時空間移動にはインビジブル
(透明)化した意識体としてのエネルギー転換が必要不可欠
なのですが、一定の時間の経過とともに意識エネルギーが
転化されて徐々に可視化(物質化)していくことになると二度
と再び元の世界に戻ることが叶わないだけでなく、その前の
段階としての時空統制管理局による隠滅処理(消滅指令)が
実行されないとも限らない状況にあったのです。
ところが、不思議なことに …
インビジブル(透明)化していられるはずのタイムリミットで
ある3週間を経過しても可視化(物質化)の兆候は見られず
、また、こうして思考している自分の存在が確認できる以上、
おそらくは消滅もしていないと思われますが、なにぶんにも
このような経験は皆無ですので保証の限りではありません。
ただ、時間が過ぎても可視化(物質物体化)しないでいると
いうこと自体がすでに ボク たちの世界(次元時空域)での
永久消滅を意味しているのかもしれませんが … 。
少なくとも、時空連続体における現時点での地球上では、
「我、思うゆえに、未だ、我、存在せり …」 なのでしょう。
ところで、
この星のヒトなる住人たちは、物質化した肉体の消滅を
<死>と表現して怖れているようですが、ボク たちは、
そういう意味での<死>に対する恐怖心はありません。
ボク たちには、<死>の概念というものはありませんし
、また、<生>なる認識もないからです。
あるのは、<存在>する意識体としての<在る>という
知覚(自覚)だけです。
たとえ消滅してもエネルギーは存続していて、いずれかに
姿を変えてゆくだけだと信じられているからです。
そのことを、この時空域(地球)では、熱力学第1法則 …
所謂(いわゆる)エネルギー保存の法則 と呼んでいます。
<質、量ともに相互変換するエネルギー
というものの総和は保存されている>
或いは、また、当たらずとも遠からざる表現のものとして
「輪廻転生」 なるまったく別の言葉が、この世界では
用いられることもあるようですが、ボク たちの認識では、
前世、今世、来世 なる概念は存在しません。
簡単に言うと、過去、現在、未来といったアナログ的に
連続するものではなく、より デジタル的に断続・離散して
存続するものだからです。
正確ではありませんが、必ずしも因果律が成立しない
世界(異次元空間)であるということですね。
さて、
それはそれとしても、地球 と呼ばれたこの星に残る
「アダムとイヴのへそ」 をめぐる謎を追い駆けているうちに
、ボク たちは、<リリスの伝説> という極めて
マイナーな伝承に、まるでブラックホールに吸い寄せられる
ように惹き込まれていったのです。
そこには、ボク たちの存在と救済に関わる何か重大な
秘密が隠されているように感じたからなのです。
かつて ボク らの世界(次元時空域)にも リリス なる
女性意識体がありましたが、彼女は突然に過去の時空域
に出奔し消滅させられたと伝えられていました。
それが、「リリス消滅事件」 なる出来事として
半(なか)ば伝説化して語られていたものなのですが …。
http://sun.ap.teacup.com/japan-aid/243.html(参照)
その リリス が、この星の<リリスの伝説>の
主人公である あの リリス だとしたら …
不可避と思われた消滅処理からの回避と ボク たちの
現意識体としての存続の可能性が高まることが、そこから
読み解けてくるかもしれないのです。
まあ、いずれにしても、自らが積極的に働きかけることが
できない以上、地球的な言い回しでの 「運命に身を委ねる」
ことしかないのでしょうが、今の ボク らには、その委ねる
べき、この身というものさえ持ち合わせてはいないのです
むしろ、一刻も早く実体(可視化した物質体)と化した方が
諦めがついて前向きになれる気がするのですが、この世界
でシンクロすることを想定して<リリスの伝説>を
ボク なりに復習しておこうと思います。
この地球 での最初の人間アダムの最初の妻とされる
のが、実はこのリリスでした。
あの有名なイヴじゃなかったんですネ、最初は …
そして、
アダムに嫌気がさしたリリスが、彼のもとを飛び出して
しまったので、ひとりきりになったアダムを可哀想に思った
神が、彼の肋骨を使ってつくりだしたのがイヴなのです。
男(イーシュ man)から取って生まれたものだから
女(イッシャー woman)なんだそうですけど …
それと、リリスはアダムと同時期に同じようにして土から
つくられたそうなのですが、土の捏ね方が悪かったのか
それとも、放射能か何かで原料の土が汚れていたのか
結局のところ、神の手にもアダムの意思にもそぐわない
失敗作だったようなのです。
尤(もっと)も、それは 透明人間2号 先生の見解で
あって、ボク にはそうとは思えないのですけどね。
リリスは、セックスの主導権が常にアダムにあることが
不満だったのです。
アダムに上から乗られるだけでなく、自分も上になりたい
と訴えましたが、彼に拒否されて飛び出したというわけです。
彼女はエデンの園を去り、海辺の町(紅海沿岸)でひとり
で生活を始めます。
ふたりの不仲を心配した神は、3人の天使たちを彼女の
もとに遣わします。
セノイ、サンセノイ、セマンゲロフという名の天使たちです。
これで元のさやに納まれば何の問題もなかったのですが、
そんな天使たちの説得にも リリス は聞く耳を持たずに
いたのでした。
面目を潰された神の怒りに触れたリリスには、彼女の
産んだ子供を毎日100人ずつ殺すという罰が与えられます。
神とはとんでもない代物というか、人間など虫けらも同然
の所有物 …、いや、ゴミ屑以下の扱いなんですね。
まあそれも仕方ないか、土の塵からアダム とリリス
はつくられたのだから …
このことに大変なショックを受けたリリスは、結果として
魔王ルシファー(サタン)の娼婦(妻)にまで堕ちて
いったというわけです。
つまり、このいざこざ(具体的には性行為の際の騎乗位)
は、神の怒りに触れる行為(体位)だったということです
しかるにヒトなる種は、動物類にみられる後背位をはじめ
として四十八手プラスアルファのありとあらゆる行為(体位)
にチャレンジ・トライするような貪欲で旺盛なる(神の眼から
見た場合の)生き物なのです。
ボク には好奇心いっぱいのヤンチャで魅力的な生き物
に見えますが厳格なる神の手には<許されざる者たち>
としての烙印が、しっかりと握られていたのかもしれません。
ヒトなる種の地球における絶滅とは …
ソドムとゴモラの町の例を待たずとも性の乱れから
誘発される道徳的退廃と悪徳行為によって、そう遠くはない
未来において大いなる神の怒りが爆発して、人類を繁栄の
絶頂から破滅・絶滅への道に導いたのかもしれません。
地球 という惑星において 「ヒトなる種がしばらくの間、
繁栄していたが、そのうちに出現したときよりも速やかに早く
姿を消してしまった」 という 神話 が全宇宙(多次元空間)
のあちらこちらで囁(ささや)かれるようになる24億年も前の
出来事が、ボク らの 近未来 で実際に起ころうとして
いるのかもしれないのです。
だから、きっと、そんなことが起こらないようにと運命的に
ボク たちは、この星(地球)で 遭難 させられた
のかも … しれないと … … …
ふっと、いま、そう感じるのです。
それは使命感にも似た閃(ひらめ)き に近い感覚です。
ところで、
余談になりますが、リリスの娘たちが、リリム(リリン)で
夢魔(サキュバス)のもとらしいのですが、夢精は彼女たち
の仕業だと言われています。
つまりは、
男子の初めての精通に多大なる貢献を果たしているわけ
で、その意味(生めよ、ふえよ、地に満ちよ、の大前提にも
なるという観点)からも、リリス の人類に対する寄与と
レゾンデートル(存在理由)には、興味が湧くわけです。
それにしても、
なんだか繰り返しばかりで、ちっとも先に進んでいかない
ような歯痒さは、インビジブル(透明)化のスピンサイクルが
フェムト秒(可視光線の波のおよその振動周期)に近づいて
いるからなのか …
ひょっとしたら、これが実体化(可視化)する兆候なのかも
しれません。
もしそうだとしたら、ボク らはどうなってしまうのだろう
2号先生、教えてください
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