改めて、愛情くんからの精子提供の開始は、提供を望まれる女性が39歳までとさせていただきます。
その理由となる、ご紹介したい最近の2つのケースについて。
1. 成功しなかった女性のケース
確かその女性が41歳の時に最初のご面談にいらっしゃって、ご支援すること正味丸4-5年。(間に1年-1年半位会わなかった時期もありました。)
1度は着床に成功されたこともありましたが、残念ながらその方は赤ちゃんを授かるには至りませんでした。
愛情くんとはプライベートでもたくさん飲みに行ったり美味しいごはんを楽しんだり、ドライブをしたり、友達も一緒に皆でマラソンをしたり、2人で旅行も2回ご一緒しました。(この記事のTop画像はその彼女と行った、箱根神社の1枚。初詣は2回ご一緒しました。)彼女の実家も知っていますし、愛情くんの家にも彼女は何度も泊まりにいらっしゃいました。
最後の数ヶ月はその方は僕を1人の男性として本気で好きになられたようで、しかし僕が付き合うとか結婚というステージに進む意志まで持てなかったことを感じられてか、デートの度にちくちく「あなたはここがダメ」とか「あなたの直すべきところはここね」とかダメ出しの嵐で、さすがに愛情くんが怒って2人の雰囲気が悪くなり、つい最近その最後を迎えた訳です。彼女曰く、「得られないと感じたから攻撃してしまった」と。
お気持ちは分かるものの、最後に会った時も今まで不妊治療でトータルでかかった額のことを振り返られ、精子提供を受け続けたことへの感謝の言葉はゼロでした。直感として彼女の良い友達はこの調子では彼女から離れていってしまうだろうな、でも僕から今何を言ってももはや届くまい、と諦めてしまいました。
寂しさはありますが仕方ないという感じです。あとは、上記は愛情くんからの見方に過ぎず、彼女目線での事実や認識もあるでしょうから。時々「男性のナルシストな文にはうんざり」と、このblogのことを彼女からボロクソに言われていましたっけ笑
2.出産に至ったご夫婦のケース
30代半ば頃に提供をご希望され、その後赤ちゃんを授かって無事にご出産に至ったご夫婦さま。
7-8年前?に会ったきり連絡も取っていませんでしたが、そのご夫婦のことが最近の愛情くんのblogに出たことをきっかけに奥さまがメールをくださいました。(そのblogの件は愛情くんのただの誤解だったというオチでした。)
すくすく育っているお子さんの写真をたくさんくださり、その子が今どんな生活を過ごし何が好きなのか等、詳しくたくさん教えてくださいました。
旦那さまもお子さんと奥さまを愛してらっしゃる様子が伝わってきて、そこにあるのは幸せなご家庭そのものであり、そのお役に陰ながら立たせていただいたことがとても嬉しかったです。
この最近の2つのケースに思うことは、精子提供を受け始める開始の女性のご年齢です。
たった数年でも厳然たる差が生まれます。
私は精子提供ボランティアとしてできる限りのことはしました。
亜鉛を飲んだり運動も朝したり、ボクサーパンツをやめトランクスにしたり、身体に悪そうな食事はほぼしなかった自信があります。
しかし、1.のケースの女性の役には立てなかった。それは残念でしかありません。
得た結論は、やはり開始のご年齢は39歳までとさせていただくことです。
これは確か5-6年前のblogで決めていたことでもあると思います。
40代に至るまでの責任は私は取れないです。その女性のご責任なので。
悲しいですが、改めて学んだゲート(お受け入れのルール)なので、今後は徹底します。
もしも懇願され40代の女性からのご依頼をお受けするにしても、かなり強く、予想される結末について諭させていただいてからスタートしようと思っています。
今精子提供を受けようか迷っている女性へ。
1年でも、1周期でも、たとえ1週間でも、とにかく早い方が良いです。
産んでから考えることもできますが、産めるリミットを過ぎると女性は今の科学をもってしても本当に赤ちゃんを授かれません。
勇気をもって早く決断されてください。
長年精子提供ボランティアをしてきた者からの心からのおすすめです。