家庭環境

電車の中で起こったことから、家庭環境の大切さに思いが至りました。
愛情くんの正面に座った少し若い男性。
傘もサビとホコリでまみれた汚いもの。裸足にはいたボロボロの革靴も汚く、靴ヒモもきちんと結ばれていません。
ストレートに表現すると、全てが不潔な雰囲気で、趣味なのかB級グルメの雑誌を読み耽り、大きく開いた自分の足が隣の人を邪魔しているのを気付かず、時々隣に来た人をチラリと見るだけ。愛情くんのみならず、彼の隣に座った人が不快さに耐えられず結局３人もすぐに席を移動していきました。
あくまでおそらく、の範囲ですが、きっとこの29歳くらいの彼は、貧しい家庭で愛されずに育ったのでしょう。
貧しくとも愛された人とは明らかに違います。
自分にそこまで興味がないため、他人に対して全く興味がないのでしょう。
精神世界の話となりますが、愛情くんは、誰もが親を選んで生まれてきたと信じています。
その前提では、電車の彼も、彼の両親を選んで生まれてきたのでしょう。しかし、きっとお母さんからもお父さんからも、親戚からも気にかけてもらえなかった。
そのことを想像すると切なくなりますが、大人になってからは彼の責任。
愛情くんは、幼い頃虐待を受けたのに努力で跳ね返し、成功を掴んだ人を何人か知っており、その人たちを尊敬しています。
誰もが腐らないきっかけ、このままでは駄目だと気付かせてくれる近くの誰かや具体的な仕組みが必要なので、電車の彼にも届く仕組みを近い将来作りたいと思いました。そうした仕組みや組織にきちんと富が還元される社会を促進したいのです。

選択的シングルマザーは、聞こえは良いですが、一歩間違えば貧困にあえぐシンママ家庭となってしまう恐れをいつもはらんでいます。
愛情くんは、精子を提供させていただいた方に万一のことが起こったら、出来る最大の責任を果たせるように、15年とかそういう単位での準備を淡々と続けています。
私は命の元を提供させていただいたからには、生まれてきてくれた子供が不幸になることはどうあっても避けようと、その責任は果たす覚悟です。
自分がもしも将来何らかの理由で困窮してしまった場合、直接でなく間接的な仕組みを活用するとしても、どうにかして全力を尽くします。

話が発散しましたが、家庭環境はその人の人生を大きく決定させます。
私も上記の覚悟は持っていますが、ママとなる選択的シングルマザーの方は、何があろうとも我が子を可愛がる決意で、一人で育て上げることに臨んで頂けたらと思います。