電車で席をゆずってあげた男の子がかわいかった。
明るくて大らかそうなママに見守られながら、じーっと大きな黒目で僕を見つめて、「ありがとー」と小さなお猿さんの様に微笑む。
じっと見つめるお目々がかわいい。
イヤフォンをしていた僕は、そのままゆっくり微笑み返す。
彼と親密さを感じる。
4歳位だろうか。
走る電車の外を一心不乱に眺めて、その背中が楽しそうだ。
僕もこれくらいの時、まるでこの子の様だった。
僕はきっと彼からみたら強い存在に写るのだろう。
こんな子のHEROみたいになりたい。
強くやさしく、皆から愛される、背の高い少しやせた男性。
僕の好きな歌手も、HEROになりたい・ただ君にとっての、と歌っていた。
痛みもたくさん知っている大人だからこそ、まっすぐなこの少年にやさしく接してあげたい。
彼の年に戻ったなら、
今の僕はHEROだろうか。
強くて誰にもやさしい、勇気にあふれる大人の男性でいられるのだろうか。
僕はHEROでありたい。
明るくて大らかそうなママに見守られながら、じーっと大きな黒目で僕を見つめて、「ありがとー」と小さなお猿さんの様に微笑む。
じっと見つめるお目々がかわいい。
イヤフォンをしていた僕は、そのままゆっくり微笑み返す。
彼と親密さを感じる。
4歳位だろうか。
走る電車の外を一心不乱に眺めて、その背中が楽しそうだ。
僕もこれくらいの時、まるでこの子の様だった。
僕はきっと彼からみたら強い存在に写るのだろう。
こんな子のHEROみたいになりたい。
強くやさしく、皆から愛される、背の高い少しやせた男性。
僕の好きな歌手も、HEROになりたい・ただ君にとっての、と歌っていた。
痛みもたくさん知っている大人だからこそ、まっすぐなこの少年にやさしく接してあげたい。
彼の年に戻ったなら、
今の僕はHEROだろうか。
強くて誰にもやさしい、勇気にあふれる大人の男性でいられるのだろうか。
僕はHEROでありたい。