ある女性研究者による取材を受けました。
振り返るとこの精子提供活動も10年を超えましたが、その中で初めて応じたものでした。過去にはTBS、テレ朝、NHKなどから取材オファーがありましたが全て断ってきました。私と、精子提供を受けている女性の秘匿性を高く維持するためです。
取材に応じた理由は、その研究者の方の主張が、精子提供から生まれた子の出自を知る権利を守りながら、精子提供者の権利も守る立場の方だったためです。
よくありがちな、データの根拠なく精子提供者や精子提供を受けることを危険だと決めつける人物でなく、こちらに迎合し過ぎることもない公平な方でしたので力になりたいと思いました。政治や法の改正の動きにも精通されていて、彼女と話していて私も勉強になりました。
学会などで私の取材も1人の精子提供者の意見や実態として活かされる様です。
当事者として私はこれからも精子提供を続けていきます。