■北朝鮮の核実験・昨日の世界遺産で思ふ事。

今日、北朝鮮が核実験を行ったようだ。
しかも、どうやら概ね成功と言っていいような専門家の意見。
これから開かれる安保理でどのような決議がなされるか非常に注目している。

あまり、北朝鮮を追い込んで後先考えずに”ぽっちとな”って核弾頭を日本に向けて発射されてしまう危機があるからだ。

そして、核を無力化したはずの国家が容易に核実験を行えるようでは、核を放棄する方向で話が進んでも、また水面下で実験が行われてより大きな脅威となって日本に立ちはだかる可能性がある。
とても難しい舵取りが安保理に託され、北朝鮮を擁護する中国、ロシアの対応とオバマ氏の手腕が日本の将来を握っている重要な場。
とにもかくも、日本の首相には余計な事を言わないよう願うのみである・・・

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さて、ちょうど昨日何気なく付けていた番組でイランのアルゲ・バム遺跡が取り上げられていた。
世界遺産であるこの遺跡は2003年12月26日05時26分52秒に起きた震災で崩壊し、危機遺産リストに挙げられているのである。
5年以上経った今でも復興の目処は立っておらず、バムの街も廃墟の様に灰色の土で覆われていた。

日本のJICA（国際協力機構）などの支援にて遺跡の復興が進み始め、最終的にはバムの街も復興させたいという壮大なものでした。

その時、私が思ったのはイラン政府は一体何をしているんだと。
核開発で膨大な軍事予算を使っている余裕があったらバムの街をまず復興すべきじゃないのか？

世界遺産の崩壊という事で世界中の注目が集まり、支援を集められるが故、自国（イラン政府）で何とかしようなんて思わず、タダで直してもらえるんだったら外国の人たちに任せて、我々は軍事にお金を使おう！
なんて言っている声が聞こえてきそうだ。
とにかく、5年も経ってまだバムの街がほぼ震災後と変わっていない事に驚いたのである。

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核保有というカード。
外交ルートでは拒絶を見せながらも、経済ルートでは友好関係を深めようとする駆け引き。
なんとも、難しい問題だ。


私がイランに訪れた時は、核保有の目立った動きもなく、何処が”悪の枢軸”なんだろうと不思議でしたが、こうしてみるとやはり北朝鮮、イラン、イラクと野放しにはしてはいけないんだろうなぁって思うわけです。

核保有を批判して北朝鮮に制裁を与えるのなら、イランでのこういった活動も自粛すべきなんじゃないかなぁって思いました。

イランを訪れて沢山の素晴らしい思い出と感動を得た私がこう思うのも悲しいんですけどね～。
どうやったら世界は平和になるんでしょうね・・・

■Akatukiのイラン旅行記はこちらから（2002.12）

いやぁ～違うのかなぁ。
美しいものを世界中の人が共有してこそ世界が一つになるのか？
う～ん。自分の考えがわからなくなっていく・・・

ただ、ここで北朝鮮にあますぎる対応をとるとイランがどんどん核実験を行うようになってしまう事は明白。
どうなりますことやら・・・