■ゆれる～”蛇イチゴ”の西川美和監督作品

お決まりの映画の日利用で、”蛇イチゴ”の西川美和監督作品の”ゆれる”を見てきました。
新宿の武蔵野館では、立ち見客もいる大入りの場内。



この映画は、オダギリジョー演じる猛（たける）と香川照之演じる稔（みのる）の兄弟の物語。
母の通夜に久々に帰郷した猛は、幼馴染の智恵子と再会する。
その智恵子が二人といる時につり橋の下に転落してしまうのだが・・・

はたして、事件なのか事故なのか？

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一人の女性の死を巡って兄弟の絆を独特な視線で描くサスペンス？
信じる心。
疑う気持ち。
裏切り。
復讐。
様々な感情が、画面の中の主演二人の表情から感じ取れる映画でした。

実に見事。
これほど、容易に語れない映画は久しぶり。
映画を見終わって、自分の中に産まれた感情が何なのか？
とても言葉に表せない複雑な気持ちになりました。
自然と涙が顔をつたっていましたが、一体なぜ涙が出たのか？
そんな映画です。




特に香川照之さんの演技力はビックリする。
この映画の役にぴったりはまっていた。
最後の稔（みのる）の表情。
どう理解すれば良いのか困惑したが、スクリーンの中の出来事とはとても思えない独特の雰囲気があった。

オダギリジョーさんもハマリ役なのだが、どこでライフカード出すんだろうって感じで見てしまう・・・
こういうイメージって一度俳優についてしまうとナカナカ抜けない。

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映画の内容には触れるとつまらなくなるので、詳しくは触れないが私的には大好きな映画。
ただ、見終わった後のモヤモヤの多い映画で、他人には勧めづらいのがこの映画の魅力？

蛇イチゴ見ないとなぁ・・・


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