目からうろこの塗装の話～自然塗料の安全性

真偽の程は自分でキチンと確認していないので、間違っていたら申し訳ないのですが。。。
先日、塗装やさんから話をきいていて、整理しとかなければならないと思った話があったので書き留めておきます。

それは、ドイツの自然塗料などでトルエンやキシレン等VOC物質を含まない為人体に安全とうたっている塗料があるかと思いますが、じつはちょっとまやかしがあるという話。

確かに、その塗料自身には原因物質は含まれていないのですが、塗料が乾燥するにつれ酸化しVOCを発散するんですよ。という話なんです。
詳しく調べている方はご存知かもしれないのですが、「自然塗料」「ドイツの健康建材」「なめても安全な塗料」という触れ込みだけの認識だと事故が起きてしまうかもしれないのです。
それは、こういった自然塗料でも乾燥して酸化する際にはVOC物質が発生されるという事。

参考までにオスモのHPでも、酸化によるホルムアルデヒド発散は認めています。
→オスモカラーの質問ページへ
この質問ページでは発散量は一般の木材と同等としていますが、塗料の種類によっては発散量も異なるでしょうし、一見自然塗料と思っている塗料の中には石油系の溶剤を含むものもあるため注意が必要です。

塗装やさんが問題視していたのは「自然塗料＝なめても安全」という誤解。
自然塗料のほうがその塗装屋さんは危険が多いと認識しているようです。
それは、ウレタン塗装などは一度硬化してしまえば発散量は極めて少ないのに対し、自然塗料のほうが長い期間発散し続けるということ。
食器などで自然塗料を使っているものはほとんど無く、ウレタン塗装を施しているものがほとんどであることが物語っているという話です。

床の塗装に関しても、ウレタン塗装であればほぼ再塗装無しで利用可能ですが、自然塗料などは結構頻繁にメンテナンスが必要になる為、その都度発散されるという問題もあります。
また、家具などに使えばさらに発散量が増えるので注意が必要。

実際発散量がどれほどなのか？
安全な範囲なのか？やはり塗装直後は注意すべきなのかはまだわかりませんが。

どうも、自然塗料ということだけで「安全」というお墨付を与えてしまっているところがあって、
もう少し改めないといけないですね。

すみません。
まだまだ自分の意見がまとまってないのに記事にしてしまいましたが、自然塗料に興味のある方は是非掘り下げて調査してみてください。