ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■最近のニュース独り言

2007-11-20 23:27:41 | ■雑談
どうも最近スッキリしない話題が多い。
ニチアスの耐火偽装。
鉄筋不足に誤鉄筋工事。
先の建築基準法の法改正後に倒産した建設業者が100社を越え、住宅の新着着工戸数は、法改正前の40%減。
どうも、耐震偽装以後建設業界がおかしい。

実際の所、そういう体質が以前からあって最近ようやく表に出るようになっただけという見方もあるのですが・・・

これから法整備が行われていく中で、ますます個人事務所に対する風当たりが強くなるのは必須だ。

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そんな中、福田康夫総理が”200年住宅”を再び唱えるようになった。
一見、長持ちする素晴らしい家の実現で良い政策な気もするのですが・・・

200年住宅なんてものが実現してしまうと、建築家の作った建物に対する正当な評価がされなくなって、ハウスメーカーやフランチャイズの工務店のつくる”模範的な家”が価値を見出す世の中になってしまうと思うのです。

そして、リフォーム物件が増えるにあたって(確認申請が必要なくなる)、建築家の必要性はどんどんなくなっちゃうんですよ。

資格制度の破綻。
自称デザイナーが仕事を請け負い、コンプライアンス意識の高い建築家は、仕事にありつけなくなるんじゃないかなぁ。

資格のないデザイナーだったら、違反に対する意識もないし、むしろ知識がないので意図せず違反をしてしまう。
(例えば、容易に不燃の石膏ボードを剥して木の壁にしちゃうとか)

お医者さんはキチンと医師法で無資格のお医者さんを取り締まっているのに。
建築士の資格がなければお咎めなしですもんね。

う~~~ん。
どうにか、もっと良い仕組みにならないものだか。
最近の建築関連のニュースを見るたびにブルーになってしまうAkatukiでした。


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2 Comments

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同感 (tqma)
2007-11-21 18:13:27
建築業界、お先真っ暗ですねえ。
この前改正後に初めて確認申請出しに行ったら大変なことになってますね、実際。
そもそも日本のお先が真っ暗なのだからしょうがないとも思うが(しょうがないと思う日本人がいけないか)
経済、ひいては政治が大問題なので、その余震みたいなものかなあ、とも思います。既得権を得ている5万人くらいが一気に死なないと日本はよくならない、みたいな話もありますし。いつの世も庶民は苦しいのかねえ。
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真っ暗 (akatuki)
2007-11-21 23:15:58
>tqmaさん

真っ暗ですよね~
だからこそ、自分にできる事を考えねば!
と思うのですが、答えが出せないでいます。
確認うまく進むといいですね。
国土交通省のHPによると、大分緩和されたみたいですけどね。
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