無垢の床材を利用するのに、カットサンプルを業者から取り寄せ選定するのですが・・・
ちょっと不安なことが起きました。
それは、大分前にもらっていたカットサンプルと現場で取り直したカットサンプルの質があまりにも違かった為。
このフローリング材を選ぶまではいろいろな経緯があって、一度は楢のフローリング材に現場塗装をして仕上る予定だったんですけど、急遽、一番初めに提案していた樺桜の床材に変更になったんですね。
しかし、業者に問い合わせてみると・・・
案の定在庫切れ。
1~2ヶ月の間に欠品になってしまったのです。
しかし、数日後連絡があり他の現場でキャンセルが出たので、ギリギリセーフで使える事になったんですね。
良かった~とほっとするのもつかの間・・・
その時にもらったサンプルが↑です。
ヌヌ!!!!
当初もらっていたサンプルではもっと大人しい色味で、白い辺材も混ざっていない物だったんですけど・・・
今回届いたものがあまりにもバラツキがあり、ちょっと不安になってしまったんです。
大概、こういうカットサンプルは後でクレームにならないように、わざと質の悪い部分を混ぜて送ってくるものなのだけど、お客さんに了解をもらっていたサンプルとは明らかに違うんですよね。
もしかしたら、最後の売れ残りの商品なので・・・
他でクレームになって戻ってきたのが回ってきたという事も考えられる為にちょっと疑心暗鬼になってしまいます。
とりあえずお施主様に確認して戴き、現場で選別しながら貼り別けることで工事を進める事にしました。
あまりにもひどいようだったら、悪い材料は使わずに追加で注文して調整しようと。
その為、まず現場に届いたフローリングを仮敷きして確認する事に。
なんとなく部分的に気になる所があるもの全体に敷いてしまえば気になるレベルではありません。
ホッとしました。
とりあえず、一箱につき二枚くらい色味が悪いものを避けて張り始め、最後に小部屋で使う事で進める事にしました。
フローリングの施工はボンドと釘の併用になります。
まず、このようにフローリング材の裏にボンドを塗って・・・
専用の工具を使って釘打ちをしていきます。
釘を売った後に木片やゴムのハンマーで隙間を詰めていくのですが・・・
あまり、詰めすぎると床暖房をした際に乾燥収縮して暴れた時の逃げが取れない事と、冬の施工だと乾燥しているので梅雨時にはフローリングが湿気をすって膨張する危険性があるため遊びをとって施工しています。
その為のアイテムがこの名刺サイズのパッキン材。
慣れた職人さんですと使わずに感覚だけで施工しちゃうこともあるのですが、今回はキチンとパッキンを使って施工していただいてました。
完成した樺桜の無垢フローリングはこんな感じです。
艶を抑えたマットなオイル塗装を施してあるので写真以上に実際はいい質感です。
コレならお施主さんも満足していただけることでしょう(^ー^)
---
しかし、大きい建材メーカーの無垢フローリングを使えばこんなにドキドキヒヤヒヤする事もないんですよね。
もっと安定した品質で、毎回同じグレードのものが使える訳ですから。
でも、敢てちょっと不安定なルートから仕入れるのはやっぱり理由がある訳です。
毎回その時に安い材料を探し提案する事で格安の材料を使う事が出来るからです。
でも、ほんと我々としたらリスクばかりで・・・
手間を増やしてさらには設計料まで安くなってしまうのですからたまったものではありません(笑)
(工事費が安くなる分、料率で設計料を決めている場合は安くなる)
でも、だからといって品質が安定した高い材料ばかり使ってもハウスメーカーのようになってしまうのでは良くないし、最終的には我々建築家のためにもなりません。
ただ、こういった材料を使えるのもお施主様との信頼関係があってこそ。
お施主さんのご要望を見極めて利用するという事が肝心です。
ちなみに・・・
相見積もり時にはこちらから床材の業者を指定せずに材料のみ指定したのですが・・・
見積もりとの差が約50万円ほど出たのです。
この差は大きいですよね。
コレだけでも設計料をだいぶ還元できたのではと思っています。
---オープンハウス情報---
H.22.3.28(日)にAkatuki Houseの蓄熱式床暖房体験会をおこないます。
→蓄熱式床暖房体験会にご興味のある方はこちらで詳細をご確認ください。
ちょっと不安なことが起きました。
それは、大分前にもらっていたカットサンプルと現場で取り直したカットサンプルの質があまりにも違かった為。
このフローリング材を選ぶまではいろいろな経緯があって、一度は楢のフローリング材に現場塗装をして仕上る予定だったんですけど、急遽、一番初めに提案していた樺桜の床材に変更になったんですね。
しかし、業者に問い合わせてみると・・・
案の定在庫切れ。
1~2ヶ月の間に欠品になってしまったのです。
しかし、数日後連絡があり他の現場でキャンセルが出たので、ギリギリセーフで使える事になったんですね。
良かった~とほっとするのもつかの間・・・
その時にもらったサンプルが↑です。
ヌヌ!!!!
当初もらっていたサンプルではもっと大人しい色味で、白い辺材も混ざっていない物だったんですけど・・・
今回届いたものがあまりにもバラツキがあり、ちょっと不安になってしまったんです。
大概、こういうカットサンプルは後でクレームにならないように、わざと質の悪い部分を混ぜて送ってくるものなのだけど、お客さんに了解をもらっていたサンプルとは明らかに違うんですよね。
もしかしたら、最後の売れ残りの商品なので・・・
他でクレームになって戻ってきたのが回ってきたという事も考えられる為にちょっと疑心暗鬼になってしまいます。
とりあえずお施主様に確認して戴き、現場で選別しながら貼り別けることで工事を進める事にしました。
あまりにもひどいようだったら、悪い材料は使わずに追加で注文して調整しようと。
その為、まず現場に届いたフローリングを仮敷きして確認する事に。
なんとなく部分的に気になる所があるもの全体に敷いてしまえば気になるレベルではありません。
ホッとしました。
とりあえず、一箱につき二枚くらい色味が悪いものを避けて張り始め、最後に小部屋で使う事で進める事にしました。
フローリングの施工はボンドと釘の併用になります。
まず、このようにフローリング材の裏にボンドを塗って・・・
専用の工具を使って釘打ちをしていきます。
釘を売った後に木片やゴムのハンマーで隙間を詰めていくのですが・・・
あまり、詰めすぎると床暖房をした際に乾燥収縮して暴れた時の逃げが取れない事と、冬の施工だと乾燥しているので梅雨時にはフローリングが湿気をすって膨張する危険性があるため遊びをとって施工しています。
その為のアイテムがこの名刺サイズのパッキン材。
慣れた職人さんですと使わずに感覚だけで施工しちゃうこともあるのですが、今回はキチンとパッキンを使って施工していただいてました。
完成した樺桜の無垢フローリングはこんな感じです。
艶を抑えたマットなオイル塗装を施してあるので写真以上に実際はいい質感です。
コレならお施主さんも満足していただけることでしょう(^ー^)
---
しかし、大きい建材メーカーの無垢フローリングを使えばこんなにドキドキヒヤヒヤする事もないんですよね。
もっと安定した品質で、毎回同じグレードのものが使える訳ですから。
でも、敢てちょっと不安定なルートから仕入れるのはやっぱり理由がある訳です。
毎回その時に安い材料を探し提案する事で格安の材料を使う事が出来るからです。
でも、ほんと我々としたらリスクばかりで・・・
手間を増やしてさらには設計料まで安くなってしまうのですからたまったものではありません(笑)
(工事費が安くなる分、料率で設計料を決めている場合は安くなる)
でも、だからといって品質が安定した高い材料ばかり使ってもハウスメーカーのようになってしまうのでは良くないし、最終的には我々建築家のためにもなりません。
ただ、こういった材料を使えるのもお施主様との信頼関係があってこそ。
お施主さんのご要望を見極めて利用するという事が肝心です。
ちなみに・・・
相見積もり時にはこちらから床材の業者を指定せずに材料のみ指定したのですが・・・
見積もりとの差が約50万円ほど出たのです。
この差は大きいですよね。
コレだけでも設計料をだいぶ還元できたのではと思っています。
---オープンハウス情報---
H.22.3.28(日)にAkatuki Houseの蓄熱式床暖房体験会をおこないます。
→蓄熱式床暖房体験会にご興味のある方はこちらで詳細をご確認ください。
楽しみにしていただいて何よりです。
これから急展開していくのでblogでのご報告が間に合うかちょっと不安です(笑)
ご期待に沿えるよう頑張ります!