ライフスタイルをデザインする建築家の・・・ライフスタイル

ライフスタイルをテーマに建築家の日常を綴っています。
最近は子育てを中心に時々建築話、旅行記や映画の事を綴っています。

■マンションリノベーションの解体現場~絆を深める家

2010-02-15 23:42:08 | ■建築-実施・監理
絆を深める家の解体工事が始まりました。
マンションのリノベーション工事(ここではスケルトン状態にしてリフォームを行工事をそう呼ばせていただいてます)の場合、通常のリフォーム工事と違って解体工事は本格的です。

一戸建てのように大きな重機で壊す事が出来ないので、メインは手作業。
大きなバールで一つ一つ手作業で解体しています。
すぐ周りには近隣の方が住んでいる為に、戸建の解体以上に音の問題はシビアです。
工事の時間帯等に考慮したり、極力壊さなくて良いところは残すように対応して頂いています。

直張りフローリングの解体


昔のマンションはフローリング材をコンクリートの床に直に張っている場合が多く、この物件もそうでした。
今回は、遮音性を持たせるために置き床工法(床組みを作って直接振動が階下に伝わらないようにする工法)を採用する事にしています。

解体工事風景


マンションの解体工事の場合は解体資材の搬出に共用廊下を使用しないといけないので・・・
他の住民の方に迷惑のかからないように、廃棄材を現場にまとめて搬出する回数を抑えてもらっています。

解体資材の分別


解体した材料はこのように種類別に別けて分別廃棄します。
この物件では、ドアの枠が全てスチール製でした。
ドアの高さが通常より高い為にちょっと高級なつくりだったのでしょうか?
謎です・・・
(扉は木製でしたので、防火扉ではありません)

外壁周りの断熱材


外壁周りの断熱材の確認。
断熱材としての機能を満たすだけの充分な吹付けがされていませんでした。
今回は、住宅版エコポイントを利用して断熱補強を考えていたので、今よりは改善できると思うのですが・・・
手を加えない部分もある為、少々心配が残ります。

鏡の再利用


ビフォア・アフターではありませんが・・・
利用できるものは極力新しい家でも利用したい。
その候補がこの鏡でした。
丁寧に丁寧に剥がしていただいたんですけれども・・・
端っこが少々欠けてしまいました。
もちろん、補修すれば利用可能なんですれども、その費用と新規に購入する費用がそれほど大きくない為に悩みますね・・・

隙間風対策?


現場調査のときに気が付かなかったんですけれども・・・
サッシにモヘア(パッキン)が貼られていて、隙間風対策のような事が講じられていました。
もしかしたら、サッシが歪んでいる等で隙間風が吹き込み、前の住民の方が貼ったのかもしれません。
(ただ、気密性が良くないサッシなのかもしれません)

ここは寝室で、レイアウト的にベット(ふとん)が窓際におかれる事を想定して、追加で内側にサッシを取り付ける場合の費用も見積もりしていただくことにしました。
コレも住宅版エコポイントで還元されるので、割安に工事が出来る為、予算があえば対策を講じた方が良いだろうと思っています。

というわけで、工事がスタートいたしました!


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