■映画は喜劇～ザ・マジックアワー

先週見そびれてしまった三谷幸喜監督作品”ザ・マジックアワー”を見てきちゃいました！！！

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いやぁ～本当に楽しい映画ですよ。
アレだけ番宣で三谷監督がＴＶ各局を回っているのでストーリーは見てない方もご存知だと思いますが、念のためおさらい。

西田敏行演じるマフィア？のボスの愛人（深津絵里）に手を出してしまった備後（妻夫木聡）が死を免れる為に、言った約束。
それは、伝説の殺し屋”デラ富樫”を連れてくると言う事。
口からでまかせの約束を果さなければ死がまっている備後。
苦し紛れ思いついた方法は、売れない俳優村田（佐藤浩市）にデラ富樫を演じさせてその場を切り抜けようというものだったのですが・・・

それが思わぬ方向に向かっていくのです・・・

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この映画の面白いところは、映画の撮影と信じきって完璧な演技を目指すデラ富樫と、俳優村田をデラ富樫と信じてやまないマフィアのボスたちの対比。
そして、真実を知っている我々観客はそのそれぞれの立場のおかしなハプニングを楽しむのです。

ほんとうに良く笑いました。
劇中1/3は笑いのシーン。
観客が皆ゲラゲラと大爆笑。
ほんとコレこそ喜劇。
映画というよりは舞台のような雰囲気で、すぐそこに俳優がいて演じているような間隔に陥りました。

きっとコレも三谷監督の策なんだとおもうのだけど、守加護（すかご・街の名前）の街もどことなくセットのような雰囲気を残しつつリアルに作られてて、深津絵里の舞台のような台詞回しも、こういう聴衆との距離を縮める重要な要素なんだろうな。

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腹がよじれる位、最高だったのが佐藤浩一がナイフを舐めるシーン。
あの表情が頭にこびり付いて離れません。
やっぱり演技が上手いですね。
アレだけの名演を見せ付けられたら誰だって騙されちゃうよなぁ～。

そして、やっぱ西田敏行さんもさすがです。
きょろっとした不思議そうな表情。
それだけで、笑えます。

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これだけ前半で笑うと途中疲れてしまうもの。
2/3ぐらいは休憩タイムでちょっと笑いのシーンが少なくなりますが、ラストはほんとうに良くまとめてあります。

楽しかったなぁ～。
前作の有頂天ホテルも本当に最高でしたが、やっぱ三谷監督の作品は面白いですねぇ。
ベタベタなところもあるんだけど、微妙にクドイくらいが調度良いんですよね。

是非皆さんもご覧ください。
たっぷり笑えますよ。

いやぁ～映画ってホントにいいものですね。
（故水野晴郎さん・遺族の方にご冥福をお祈りします）

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そうそう、となりにすわったおばちゃんがかなり下品なゲラゲラ笑いだったのが少し辛かったですね～～～


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