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TPP植民地計画?

2011-10-28 02:05:11 | ■雑談
TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)にはとても嫌疑的だったのですが・・・
今朝の特ダネに出演していた中野剛志(経産官僚・京大准教授)氏の解説が非常にわかりやすかった。


↑特ダネの映像がありました。(削除されてしまうかもしれませんが)


どうも、TPP賛成論者(何故賛成なのかが良くわからないのですが)の主張は大分怪しいとの事。

中野氏の主張を簡単にまとめると。

・TPP参加国のGDP比で69.7%がアメリカ、21.8%ぐらいが日本とオーストラリアが4.3%、その他の国4.2%ととても少ないとの事。→アメリカのいいなりになる
・TPP参加国の中で工業輸出国はアメリカと日本がメインで他は農業国ゆえ、アメリカの要求に反対する国がない
すでにアメリカ国内に工場があるので関税がかかっていない→工業にとっても利点は少ない
・保険や医療の制度などもアメリカの言いなりになる可能性がある
・TPP交渉参加=婚約で国際交渉上、途中離脱はありえない。アメリカとの関係をより悪化させる事になるので交渉に参加すべきでない。
・遺伝子組み換えやBSE対策などの自由化も当然盛り込まれる=農業国の票が多いのだから
・FTA(自由貿易協定)で自由化を先行している韓国は自動車の安全基準や知的財産精度、製薬などにおいてアメリカの言いなりになってしまったらしい。
・政府発表の2.7兆円の経済効果は10年による値で、日本のGDPで考えるとごくわずか。

つまり、GDP比で数%の農業国に日本の工業製品が若干安く売れるだけのメリットで大量の安い農産物が輸入される。
その中で、当然BSE牛の検査体制なども緩和され、食品の安全も脅かされる。
そして、金融や保険に関してもアメリカ式の経済を導入されるだろうというもの。

農業問題だけが取り上げられるが、実はパックにされた他の分野が非常に危険すぎるのだと思います。
実に21分野。
工業製品、農産物、繊維・衣料品の関税撤廃
金融、電子取引、電気通信などのサービス
公共事業や物品などの政府調達方法
技術の特許、商標などの知的財産権
投資のルール
衛生・検疫
労働規制や環境規制の調和
貿易の技術的障害の解決
貿易紛争の解決
等です。

ともかく、TPPという枠で仲良しを演出しているけども日本とアメリカ(オーストラリア)の」協定を強化する為に利用されているだけで、いざ中に入ったら集団いじめにあってしまうだろうという見方です。

番組での中野氏の態度や言動は高圧的であまり共感をもてませんが、言っていることは筋が通っていて納得できるものだと思います。

そして、このものすごい円高でそもそも関税撤廃ぐらいでは意味がないのだと。。。


↑特ダネの映像ではないですがわかりやすい解説です、

出来たらご自信で確認して内容を確認してみてください。
TPP問題は本当にしっかり考えないといけないことだと思います。

これらが本当であればはまさに植民地化だとおもうんですよね。。。

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と、建築ブログを公開しました。
→縁の下の力持ち~地盤改良工事(ソイルセメントコラム+鋼管杭ハイブリッド工法)


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