サヨリ倶楽部

宮古島に住むサヨリ達の為に出来る事を…。
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トシ坊が…。

2018年09月05日 | 日記
最近の母は、より認知症が進んでいる。

母は私を呼ぶときは「トシ坊」と言う。

いつもの様に、夕食の補助を終え、ベットへ寝かす。

好物の棒アメを舐めながら言った。

母「きぬ、トシ坊がいんからくーったん」(昨日、トシ坊は海から来なかった)

私「のーてぃぬばーりゃー」(どうゆうこと)?

母「みーつからー、んーななきゅうたー」(見たら、皆、泣いていた)

私「のーすうてぃ」(どうして)?

母「すさんまー」(知らない)

ここで、顔を手で隠し、涙を流した。

母「つんだらーさ」(かわいそうに)

私「ばーやー、すんだすたー」?(私は、死んだの)?

母「あんちーぱずさい」(そうでしょう)

私「ばやー、んまんどううーすが」(私はここにいるけど)

母「あんちーやーすが、トシ坊やみーん」(そうだけど、トシ坊は、いない)

私「ばーやー、たーりゃー」(私はだれでしょう)?

母は、しばらくして、「くくく」と笑いを堪えながら言った。

母「うわーあらんにゅー」(あんたじゃないよ)



普段から、冗談を言う母ではない。

この個室に移ってから、知らない人がこの部屋にいると言う。

話しかけても返事もないし名前も教えてくれないので、困っているらしい。

母が少しづつ離れていくみたいで、悲しい気もする。

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1 コメント

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Unknown (kakemeta)
2018-09-06 02:50:50
何と言えばいいのか言葉が見つからない。
下地さんもお母様に寄り添うことしか出来ないのでしょうね?
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