いまだに高校選びを失敗したことを悔やむなんて、おかしいのではないか。高校がどうのなんて、人生において大したことではない。
自分でも、そう思う。
でも現実には、そのことを考えない日はない。
秋草に通っている頃の自分は、死んだような感じになっていて、何をしても楽しくはなく、暗い気分で、高校生という時期でありながらウキウキするようなこともなかった。
何をする意欲も失せていて、気力もない状態であった。
それが高校のせいなのか、という点については、当時の自分にとっては、高校という毎日を占めるものの影響は、確かにあったと思う。
とにかく、暗い3年間だった。
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