http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002rfqu.html
2012年11月28日 第1回歯科専門職の資質向上検討会 議事録
医政局歯科保健課
○日時
平成24年11月28日(水)
14:00~16:00
○場所
中央合同庁舎第5号館 省議室
○議題
1.歯科医師臨床研修について
2.歯科技工士国家試験について
3.その他
○議事
○小椋課長補佐
定刻になりましたので、ただいまから第1回「歯科専門職の資質向上委員会」を開催させていただきます。委員の皆様におかれましては、お忙しい中お集まりいただきまして誠にありがとうございます。まずは事務局のほうで進行させていただきます。
本検討会の委員を名簿順に御紹介いたします。日本大学総長の大塚委員です。日本歯科衛生士会会長の金澤委員です。日本医師会常任理事の小森委員です。日本歯科医学会副会長の佐藤委員です。全国歯科技工士教育協議会会長の末瀬委員です。日本歯科技工士会会長の古橋委員です。全国歯科衛生士教育協議会専務理事の眞木委員です。日本歯科医学教育学会理事長の俣木委員です。日本歯科医師会副会長の宮村委員です。日本私立歯科大学協会副会長の安井委員です。ささえあい医療人権センターCOML理事長の山口委員は本日御欠席との連絡を受けております。また、オブザーバーとして文部科学省高等教育局医学教育課の村田課長に御出席いただいております。
事務局側の紹介をさせていただきます。医政局長の原徳壽です。大臣官房審議官の高島泉です。歯科保健課長の上條英之です。歯科保健課課長補佐の野田裕司です。歯科保健課課長補佐の簑原哲弘です。私は歯科保健課課長補佐の小椋です。
医政局長より御挨拶を申し上げます。
○原医政局長
医政局長の原です。委員の皆様方におかれましては、日頃から医療行政全般にわたって御協力を頂いておりますことを、この場を借りて御礼申し上げます。また、お忙しいところを本検討会にお集まりいただきましてありがとうございます。
この検討会は、歯科専門職の資質向上を図るということで、いろいろ他方面から議論していただきます。その背景には、急速に進む今後の高齢化、また、それぞれがいろいろな価値観を持った、多様な人生を歩んでこられた、そういう高齢者がどんどん増えてくる。そういう中で歯科診療に対しても、様々なニーズが発生するだろうということが考えられます。
もともと高齢者がどんどん増えるということは、基礎疾患を持った方々が増えてくる。その上での歯科医療をどうするかあるいは、これから在宅医療を進めていかなければなりませんけれども、そのための在宅の歯科診療、そのためのサポートという問題がいろいろと出てくるのではないかと思います。平成23年には、歯科口腔保健の推進に関する法律が成立したわけですが、国としてもこれらのために、総合的な施策を推進していく必要があると考えております。
今回の検討会では、歯科専門職ということで歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士の三職種の方々についての、それぞれ論点があります。まず、歯科医師については、臨床研修についてです。臨床研修についても、平成23年3月文部科学省で、歯学教育についてのモデル・コア・カリキュラムの改正が行われたと聞いております。また、それに沿って平成24年4月には、歯科医師国家試験制度改善検討部会において、今後の歯科医師国家試験制度についての報告が取りまとめられ、現在その歯科医師国家試験の出題基準の改正作業に取り掛かっているところです。卒業直後の歯科医師を対象とする、歯科医師臨床研修制度ですが、これらの状況を踏まえながら、歯科医師の資質の向上を図るため、どのような制度の見直しが必要かについて、この検討会で御検討いただきたいと思っております。
歯科技工士の国家試験については、実技試験を行う観点から、現在は各都道府県において実施されています。これを踏まえてどうしていくか。資質の高い歯科技工士をどのように輩出していくかという観点から、試験問題、あるいは判定の均一化を図る必要があるのではないかと考えております。こういう観点から、歯科技工士の試験の在り方について御検討をお願いしたいと思います。
歯科衛生士については、別途チーム医療推進会議というのを私どもは持っています。その中で、歯科衛生士法について、その業務改正について一定の御議論がなされました。また、歯科衛生士の国家試験の受験資格についても、歯科技工士と性格は違うわけですが、これについてどう考えるかについても御議論をお願いしたいと思います。
そのほか幅広くいろいろなことがあると思いますが、歯科専門職の資質向上に当たっての貴重な御意見を賜りますことをお願い申し上げまして、私からの挨拶とさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
○小椋課長補佐
局長は、公務のためここで退席させていただきます。冒頭のカメラ撮りについてもここまでとさせていただきます。
続いて資料の確認をさせていただきます。議事次第、座席表、資料一覧です。資料1「歯科専門職の資質向上検討会設置要綱」、資料2「歯科専門職の概況」、資料3「歯科衛生士法改正に関する資料(歯科衛生士国家試験の受験資格)」、資料4「歯科技工士法改正に関する資料(歯科技工士国家試験の全国統一化)、資料5「歯科技工士ワーキンググループ(案)」、資料6「歯科医師臨床研修に関する資料」、資料7「歯科医師ワーキンググループ(案)」です。
参考資料1-1「歯科衛生士法改正に関する資料(チーム医療関連)」、参考資料1-2「日本歯科医師会・日本歯科衛生士会要望書(チーム医療関連)」、参考資料1-3「日本歯科衛生士会要望書(歯科衛生士国家試験の受験資格)、参考資料2「日本歯科医師会・日本歯科技工士会・全国歯科技工士教育協議会要望書」、参考資料3-1「歯科医師臨床研修制度の概要」、参考資料3-2「歯科医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令」、参考資料3-3「歯科医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令の施行について」、参考資料3-4「歯科医師臨床研修推進検討会第2次報告」、参考資料3-5「歯学教育モデル・コア・カリキュラム(平成22年度改定版)」、参考資料3-6「歯科医師国家試験制度改善検討部会報告書」です。
資料1は「歯科専門職の資質向上検討会設置要綱」です。目的は、多様化するライフスタイル、長寿命化、医療技術の進展によって、基礎疾患を有する高齢者の歯科診療の受診機会が増えてくること、あるいは在宅歯科医療のニーズが増えてくることなどにおいて、国民の求める歯科医療サービスも高度化・多様化してきております。また、QOL向上の観点からも、より安全・安心な歯科医療の提供の確保が求められております。歯科医師臨床研修制度の見直しについて、あるいは各都道府県で実施されている歯科技工士国家試験の在り方や出題基準等について検討を行うことが必要となっております。
本検討会においては、歯学教育モデル・コア・カリキュラムや、歯科医師国家試験の制度改善検討部会報告書などを踏まえた、歯科医師臨床研修の到達目標などの見直し。あるいは歯科技工士国家試験等の在り方や出題基準等に関する検討を行いたいと考えております。この検討会の中で想定される主な検討内容として、歯科医師臨床研修の到達目標、歯科医師臨床研修の修了基準及び修了認定の在り方、歯科医師臨床研修の制度管理、実施機関、指導者の在り方、歯科技工士国家試験の在り方や出題基準などです。その他、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の資質向上に関連する内容等、こちらのほうについて検討していきたいと考えております。
3番目は構成です。座長については、検討会委員の中から互選により決定する。専門の事項について検討を行うため、必要があるときには検討会の下にワーキンググループを置くことができる。なお、ワーキンググループの座長については、本検討会の座長が指名することとする。ワーキンググループの委員については、検討会の座長の意見を踏まえて適宜追加することができる。
4番目は、検討会の運営です。(1)検討会及びワーキンググループの審議の必要に応じ、適当と認められる有識者を参考人として招致することができる。(2)検討会及びワーキンググループの議事は公開とする。ただし、特段の事情がある場合には、座長の判断により会議、議事録及び資料を非公開とすることができる。(3)検討会及びワーキンググループの庶務は、医政局歯科保健課において総括し、及び処理する。委員については別紙のとおりです。
この要綱案のとおり進めさせていただいてよろしいでしょうか。
(異議なし)
2012年11月28日 第1回歯科専門職の資質向上検討会 議事録
医政局歯科保健課
○日時
平成24年11月28日(水)
14:00~16:00
○場所
中央合同庁舎第5号館 省議室
○議題
1.歯科医師臨床研修について
2.歯科技工士国家試験について
3.その他
○議事
○小椋課長補佐
定刻になりましたので、ただいまから第1回「歯科専門職の資質向上委員会」を開催させていただきます。委員の皆様におかれましては、お忙しい中お集まりいただきまして誠にありがとうございます。まずは事務局のほうで進行させていただきます。
本検討会の委員を名簿順に御紹介いたします。日本大学総長の大塚委員です。日本歯科衛生士会会長の金澤委員です。日本医師会常任理事の小森委員です。日本歯科医学会副会長の佐藤委員です。全国歯科技工士教育協議会会長の末瀬委員です。日本歯科技工士会会長の古橋委員です。全国歯科衛生士教育協議会専務理事の眞木委員です。日本歯科医学教育学会理事長の俣木委員です。日本歯科医師会副会長の宮村委員です。日本私立歯科大学協会副会長の安井委員です。ささえあい医療人権センターCOML理事長の山口委員は本日御欠席との連絡を受けております。また、オブザーバーとして文部科学省高等教育局医学教育課の村田課長に御出席いただいております。
事務局側の紹介をさせていただきます。医政局長の原徳壽です。大臣官房審議官の高島泉です。歯科保健課長の上條英之です。歯科保健課課長補佐の野田裕司です。歯科保健課課長補佐の簑原哲弘です。私は歯科保健課課長補佐の小椋です。
医政局長より御挨拶を申し上げます。
○原医政局長
医政局長の原です。委員の皆様方におかれましては、日頃から医療行政全般にわたって御協力を頂いておりますことを、この場を借りて御礼申し上げます。また、お忙しいところを本検討会にお集まりいただきましてありがとうございます。
この検討会は、歯科専門職の資質向上を図るということで、いろいろ他方面から議論していただきます。その背景には、急速に進む今後の高齢化、また、それぞれがいろいろな価値観を持った、多様な人生を歩んでこられた、そういう高齢者がどんどん増えてくる。そういう中で歯科診療に対しても、様々なニーズが発生するだろうということが考えられます。
もともと高齢者がどんどん増えるということは、基礎疾患を持った方々が増えてくる。その上での歯科医療をどうするかあるいは、これから在宅医療を進めていかなければなりませんけれども、そのための在宅の歯科診療、そのためのサポートという問題がいろいろと出てくるのではないかと思います。平成23年には、歯科口腔保健の推進に関する法律が成立したわけですが、国としてもこれらのために、総合的な施策を推進していく必要があると考えております。
今回の検討会では、歯科専門職ということで歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士の三職種の方々についての、それぞれ論点があります。まず、歯科医師については、臨床研修についてです。臨床研修についても、平成23年3月文部科学省で、歯学教育についてのモデル・コア・カリキュラムの改正が行われたと聞いております。また、それに沿って平成24年4月には、歯科医師国家試験制度改善検討部会において、今後の歯科医師国家試験制度についての報告が取りまとめられ、現在その歯科医師国家試験の出題基準の改正作業に取り掛かっているところです。卒業直後の歯科医師を対象とする、歯科医師臨床研修制度ですが、これらの状況を踏まえながら、歯科医師の資質の向上を図るため、どのような制度の見直しが必要かについて、この検討会で御検討いただきたいと思っております。
歯科技工士の国家試験については、実技試験を行う観点から、現在は各都道府県において実施されています。これを踏まえてどうしていくか。資質の高い歯科技工士をどのように輩出していくかという観点から、試験問題、あるいは判定の均一化を図る必要があるのではないかと考えております。こういう観点から、歯科技工士の試験の在り方について御検討をお願いしたいと思います。
歯科衛生士については、別途チーム医療推進会議というのを私どもは持っています。その中で、歯科衛生士法について、その業務改正について一定の御議論がなされました。また、歯科衛生士の国家試験の受験資格についても、歯科技工士と性格は違うわけですが、これについてどう考えるかについても御議論をお願いしたいと思います。
そのほか幅広くいろいろなことがあると思いますが、歯科専門職の資質向上に当たっての貴重な御意見を賜りますことをお願い申し上げまして、私からの挨拶とさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
○小椋課長補佐
局長は、公務のためここで退席させていただきます。冒頭のカメラ撮りについてもここまでとさせていただきます。
続いて資料の確認をさせていただきます。議事次第、座席表、資料一覧です。資料1「歯科専門職の資質向上検討会設置要綱」、資料2「歯科専門職の概況」、資料3「歯科衛生士法改正に関する資料(歯科衛生士国家試験の受験資格)」、資料4「歯科技工士法改正に関する資料(歯科技工士国家試験の全国統一化)、資料5「歯科技工士ワーキンググループ(案)」、資料6「歯科医師臨床研修に関する資料」、資料7「歯科医師ワーキンググループ(案)」です。
参考資料1-1「歯科衛生士法改正に関する資料(チーム医療関連)」、参考資料1-2「日本歯科医師会・日本歯科衛生士会要望書(チーム医療関連)」、参考資料1-3「日本歯科衛生士会要望書(歯科衛生士国家試験の受験資格)、参考資料2「日本歯科医師会・日本歯科技工士会・全国歯科技工士教育協議会要望書」、参考資料3-1「歯科医師臨床研修制度の概要」、参考資料3-2「歯科医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令」、参考資料3-3「歯科医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令の施行について」、参考資料3-4「歯科医師臨床研修推進検討会第2次報告」、参考資料3-5「歯学教育モデル・コア・カリキュラム(平成22年度改定版)」、参考資料3-6「歯科医師国家試験制度改善検討部会報告書」です。
資料1は「歯科専門職の資質向上検討会設置要綱」です。目的は、多様化するライフスタイル、長寿命化、医療技術の進展によって、基礎疾患を有する高齢者の歯科診療の受診機会が増えてくること、あるいは在宅歯科医療のニーズが増えてくることなどにおいて、国民の求める歯科医療サービスも高度化・多様化してきております。また、QOL向上の観点からも、より安全・安心な歯科医療の提供の確保が求められております。歯科医師臨床研修制度の見直しについて、あるいは各都道府県で実施されている歯科技工士国家試験の在り方や出題基準等について検討を行うことが必要となっております。
本検討会においては、歯学教育モデル・コア・カリキュラムや、歯科医師国家試験の制度改善検討部会報告書などを踏まえた、歯科医師臨床研修の到達目標などの見直し。あるいは歯科技工士国家試験等の在り方や出題基準等に関する検討を行いたいと考えております。この検討会の中で想定される主な検討内容として、歯科医師臨床研修の到達目標、歯科医師臨床研修の修了基準及び修了認定の在り方、歯科医師臨床研修の制度管理、実施機関、指導者の在り方、歯科技工士国家試験の在り方や出題基準などです。その他、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の資質向上に関連する内容等、こちらのほうについて検討していきたいと考えております。
3番目は構成です。座長については、検討会委員の中から互選により決定する。専門の事項について検討を行うため、必要があるときには検討会の下にワーキンググループを置くことができる。なお、ワーキンググループの座長については、本検討会の座長が指名することとする。ワーキンググループの委員については、検討会の座長の意見を踏まえて適宜追加することができる。
4番目は、検討会の運営です。(1)検討会及びワーキンググループの審議の必要に応じ、適当と認められる有識者を参考人として招致することができる。(2)検討会及びワーキンググループの議事は公開とする。ただし、特段の事情がある場合には、座長の判断により会議、議事録及び資料を非公開とすることができる。(3)検討会及びワーキンググループの庶務は、医政局歯科保健課において総括し、及び処理する。委員については別紙のとおりです。
この要綱案のとおり進めさせていただいてよろしいでしょうか。
(異議なし)