歯科技工管理学研究

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歯科技工士・岩澤 毅

古橋博美 第2回社員総会 会長挨拶

2013年06月22日 | 基本・参考
第2回社員総会
会長挨拶

2013年6月22日(土)
 公益社団法人 日本歯科技工士会
 会 長 古 橋 博 美


 全国からご参集いただいた代議員の皆様に、第1回社員総会において選任された執行部の任期の折り返し点を迎え、この1年間の報告と飛躍に向けた次なる1年への所信を述べさせていただきます。
 私は昨年のこの場で、2011年度は歯科技工士が社会的存在としてその役割を十全に発揮するための「陣形の形成」が大きく前進する基礎を築いた年であったと報告いたしました。2012年度は、更にこの陣形が具体的に前進したことを報告したいと思います。政権交代等の諸変化も乗り越え、歯科技工士の制度をめぐる諸課題解決は、厚生労働省医政局内への「歯科専門職の資質向上検討会」設置と詳細を検討する作業部会「歯科技工士ワーキンググループ」により、行政との連携をより具体化し、その工程が整理されてまいりました。
 また、与党・自民党国会議員のご尽力により「歯科技工士に関する制度推進議員連盟」が設立されました。これまでに、総会1回と例会3回が開催され、立法府における歯科技工士制度改革の中核が整いました。
 歯科技工士国家試験の学説試験の統一は当然のこととし、医療職俸給表等の整備は、関係議員の仲介による人事院、厚生労働省を交えた調整により、他の医療職種の方々等を含め実態を正しく反映する方向へと大きく舵を切りました。
 関係団体、行政、政治が、同じテーブルを囲み、小さな相違を超え正論の実現を模索する時代が来ました。これは、本会が自身の利害のみを主張することをよしとせず、道理と誰をも納得させ得る論理構築により、渉外活動を行った結果であります。
本会自体の成長戦略については、中長期総合計画検討委員会の設置により、歯科技工士のナショナルセンターを「国民に信頼され尊敬される組織」とする取り組みを始動します。全ての歯科技工士に開かれたタウンミーティングは、7月14日、中国・四国地域の岡山市を皮切りに、全国6地域で開催いたします。パブリックコメント等の手法により、基本戦略の具体化を急ぎます。
 お約束した、関係者との「徹底的な対話と相互理解」により、真摯に実直に日本の歯科医療の向上を目指す路線を今後も更に徹底してまいります。
「10.8入れ歯感謝デー」記念事業は、本年は大相撲の街、東京両国において開催いたします。歯科技工士からの情報発信を、新たなレベルに引き上げます。
 末永い取り組みが必要な被災地支援に関して、昨年度同様の事業等を継続いたします。
 日本歯科技工学会は、4月1日より一般社団法人として活動を開始しました。本会は、学会との連携をより深め、歯科技工学の確立への協力をして参りたいと思います。
 本日は代議員の皆様と共に、歯科技工士の未来構築の為の一日となることを願い、ご挨拶といたします。

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