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歯科技工士・岩澤 毅

日高勝美 歯科保健医療の動向と今後の方向性等について

2017年04月02日 | 基本・参考
http://www.scj.go.jp/ja/event/houkoku/pdf/101217-houkoku3.pdf

歯科保健医療の動向と今後の方向性等について

九州歯科大学歯学部口腔保健学科
日 高 勝 美


 歯科保健医療を取り巻く状況について、まず歯科疾患などの動向を概説します。母子保健法に基づく3歳児健康診査の結果ですが、3歳児の1人平均の齲歯数はこの20年間で約3分の1に減少しており、近年は1本未満になっています(図1)。
 この減少傾向は学校健診においても同様で、先般公表された平成22年度の 学校保健統計の速報によると、12歳児の1人平均の齲歯数は1.29本であり、そのうち未処置の齲歯数は0.46本と報道されています。小児の1人平均齲歯数の減少と小児人口の減少が続いていますので、小児全体の齲歯数の総量は以前より著しく減少していることが考えられます。一方、20歯以上の歯を有する者の割合については、

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