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増税後初ブラックフライデーに各社期待 消費の起爆剤となるか
11/22(金) 5:02
フジテレビ系(FNN)
2019年は、アマゾンが参戦。
増税後の景気の起爆剤となるか。
半額の品物が並ぶのは、22日からスタートする「ブラックフライデーセール」。
一足早くセールを開始したイオンスタイル品川シーサイド店には、多くの人が。
買い物客は「(きょうはどういったもの買った?)主人とわたしのアウター、コートを。このあと、子どものものを」、「(毎年来ている?)3年目です」、「たくさん詰めました」などと話した。
お菓子の袋詰めや、野菜の袋詰めも。
2018年は食品がメインだったが、2019年は、衣類や布団などのセール品も拡充。
特に、半額品は2018年に比べ、1.5倍に増やし、開催日数も5日間に延長した。
イオンリテール 営業企画本部・栢野博子さんは、「ブラックフライデーをやる前と比べると、11月の約3割以上の売り上げが違ってくるので、年々、お客さまの中に11月の名物企画として定着しているのかなと実感している。消費増税後、ここで一気にお客さまの消費を盛り上げていきたいと」と話した。
さらに2019年は、アマゾンが初参戦。
プライムビデオのレンタル料金が96円になるほか、黒毛和牛や黒色の4Kテレビといった、黒にちなんだ商品など数万種類が提供される予定で、年末商戦に向け、早めのスタートを切った。
そもそもこのブラックフライデー、アメリカが発祥で、感謝祭翌日の金曜日を指し、多くの商品が格安で手に入ることから、消費者は買い物に熱中。
1年で最も売り上げが見込めることから、「黒字になる金曜日」とされるようになった。
そのイベントにあやかり、日本でも数年前から行われている「ブラックフライデーセール」。
2019年は特に増税後の大型セールとあって、消費拡大の起爆剤として店側の期待値も高まるが、消費者は、「(増税後、買い物控えてる?)上がっていない食品とかはあまり気にしてないけど、(増税で)上がったものは、金額によってはちょっと気にしたり。(セールは)ありがたいです」と話した。
日本チェーンストア協会が21日に発表した、10月の全国のスーパーの売上高は、前の年の同じ月と比べ、4.1%減少。
2カ月ぶりのマイナスに転じた。
増税の影響を判断するには時期尚早としながらも、「消費者心理の冷え込みや、日常消費力の弱さが反映されている。厳しい局面が続く心配はぬぐえない」と分析している。
ブラックフライデーは、年末商戦に続く消費の起爆剤となれるのか。
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