手術台の私を放置させ、男性は中絶費用の領収書を…」交際男性殺害未遂・美熟女モデル岩本和子(43)留置所からの手紙「週刊文春」編集部引用「完全に私は、狂ってしまいました」【写真】岩本和子容疑者の写真を全部見る 美熟女モデルとしてグラビアで活躍する岩本和子容疑者(43)が、知人男性(34)を熱海駅で切りつけ、殺人未遂と銃刀法違反で逮捕された事件。取材班は、検察庁の留置施設にいる岩本に複数回面会しているが、面会室では語り尽くせなかった思いをしたためた、岩本の4通の手紙も受け取っていた。 丁寧な言葉遣いで綴られたその手紙には、熱海の事件に至るまでの出来事が、ひとつひとつ赤裸々に綴られていた。手紙の掲載について岩本は記者に「本当にありがとうございます。(掲載を)ぜひお願い致します」と面会室で告げた ©文藝春秋 前編で紹介したのは、43歳で妊娠して「奇跡だ!」と喜んだことに始まり、一度は男性に「産んでいいよ」と伝えられたこと。しかし事態は一転し、父親になるはずの知人男性が既婚者だったことが判明して堕胎を決意し、錯乱状態に陥っていく過程だった——。 この後編では、岩本が堕胎のために手術台に乗ったときの状況から、やがて訪れた激しい後悔、さらに自分自身を見失い、事件当日を迎える様子が記されている。 岩本いわく、「同じ女性の方たちなら、私の気持ちが分かってくれるかもしれない」。面会室でガラス越しに記者に手を合わせ、こう話した岩本の同意を受け、以下に後編を公開する。取材班では被害男性のA氏にも連絡を試みたが、コンタクトを取ることができなかった。 誰かれかまわず メッセージし、相談し、しまいにはSNSにアップしたりもしていたようでございます。 思いつく相談相手(友達)には、ほんの数人ですが、産みたい、どうしようと言っていたようです。 大阪と東京を行き来しましたが何日にどこで何をしたか?は覚えていません。 その頃、私は安定剤でボーっと過ごしていたような気がします。 母とベッドで眠った記憶もあります。 けど、救急車で運ばれた記憶もあり、警察(新宿)で保護された記憶もあり、本当に何もかもが混沌としています。(※第2回記事参照) ともかくまともじゃなかったのです。 ショックが大きすぎて。箇条書きで綴られた“事件当日の記憶” 手術台にいる自分も覚えています。 中絶当日、相手は手術台で酸素マスクをしたままの私を医師に放置させ、「中絶費用の領収書をくれ」と30~40分、交渉をしていたようです。(※編集部註 岩本の証言によれば、岩本は事件前日の5月17日に中絶手術を受けたという。相手も病院に同行したが、手術前に帰ったため、岩本が中絶したかどうかを確認してはいない。事件当日は岩本が「まだ堕していないから、中絶手術の同意書にサインしてほしい」と嘘をつき、被害男性を熱海に呼び出している)
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