<リオちゃん>
以前ブログで紹介した片目がひどい状態の三毛ちゃん。
保護主さんが執念で頑張り、やっとやっとやっと・・・保護できました。
私達は、保護主さんに保護器をお貸しし「頑張って下さい!」と声掛けするだけですが
当の本人は、毎日保護器を仕掛け、毎日粘って粘って、失敗すれば落胆し
猫が遠巻きに見ていれば期待し、雨が降れば心配し、ご飯を食べなければ体を気遣い
本当に本当に大変だったと思います。
その時の保護主さんからのメールを今読み返しても、涙が出そうなぐらい努力されていました。
「保護器に入りました!!!」とメールをもらった時は、私達も飛び上がるほど喜びました!!
速攻 病院、手術、入院・・・
残念ながら右目は摘出になってしまいました。
まだ少し目のジクジクは残っていますがだんだん回復傾向です。
保護主さんがこのままリリースするのは忍びないと
ご自分の家で面倒を見られる事になりました。
そんな嬉しい事はありません!!
名前はオリンピックにちなんで「リオちゃん」
なかなかの美人さんでしょ~☆
保護主さんの受け入れが整うまでの間、メンバーIの家で預かり中です。
メンバーI から
↓
<しっぽな君>
もう1つ、嬉しい報告。
シッポ切断でエイズ陽性の「しっぽな君」
術後はリリースして、職場の外で面倒を見られる予定でしたが
やはり情が移り、可哀想に思われ、エイズという事もあり
ご家族との葛藤もあったようですが
ご自分の家で飼う決意をされました。
すっかりおうち猫の穏やかな顔になったね。
それにふっくらしたね。
助けてもらえて良かったね~~
今年の冬は寒い外ではなく、おうちの中で過ごせるんだよ。
今度こそ幸せになるんだよ!!
しっぽな君の時も、相談メールを頂き、保護器をお貸ししたあと
病院に連れていくまでと、退院後どうするか・・・
本当に色々と保護主さんの葛藤がありました。
文章にしてしまえば「ケガの子を見つけ病院に連れていき、退院後は飼う事にした」と
ほんの数行で完結ですが・・・その行間に隠れている保護主さんの想い、迷い、葛藤
彼女からもらったメールを読み返すと、痛いほど伝わってきます。
でも彼女は「飼う」決意をされました!
しっぽな君、君は世界1 幸せな猫だよ!
<茶トラ君>
この子も、相談メールをいただいた子です。
下記のメールは保護主さんからのメールの一部抜粋です。
許可を得て掲載させて頂きます。
7月中旬だったと思います。

早朝に牛乳屋さんが来て、その後に新聞配達の方が来ますが
全く微動だにせず堂々と座り続けています。
5時を過ぎたころ、散歩する犬たちが猫の数メートル傍を通っても
猫は全く動かずじっと座って待っています。
深夜からずっと休日も猫が待っていると伝えましたが
それ以上の行動はされませんでした。
猫はどうなってしまうのだろうと、いてもたってもいられなくなり、
事務所の方に、お盆前に保護し、病院に連れて行って
去勢をするつもりですと話したところ、あんなボロボロの猫に
そこまでしなくてもいいのにとおっしゃいました。
猫ちゃんの事を考えると悲しい気持ちでいっぱいになりました。



<グレーちゃん>
上の3頭の子達が落ち着いたと思った矢先、メンバーKの職場に現れたグレーちゃん。
片足がテープで巻かれポンポンに腫れた状態になっていました。
治療途中で脱走したのか? 捨てられたのか?分かりません。
触るととても痛がり、悪臭がして、明らかに足が腐り始めている兆候。
巻いたテープが傷を悪化させているのは一目瞭然。
このままでこの子も藤吉郎の様に切断になってしまう!!?
ほっておけず、すぐ病院へ・・・
レントゲンをかけると骨盤骨折もしていました。
そのまま入院・・・なんとか切断を免れたい!!
歩けるようにしてあげたい。
体液と同じ成分の精製水で患部を洗い特殊な加工がされているガーゼを
汁がたくさん出る部分に貼りラップを巻くという処置を1日2回。
「湿潤療法」従来の消毒→乾燥とは真逆の新しい治療法。
最近、私達「人間」にも、ケガや火傷時に盛んに使われる治療法です。
それから1週間・・・・
治療が功を成し、どんどん足の表面の皮膚が再生しキレイになってきました。
お蔭さまで切断は免れ、先日無事退院できました。
警察にも届け出を出しました。
3か月後、どこからも申し出がなければ、この子はメンバーKの子になります。
よくよく見ると、超~イケメン!!
早く完治して、3か月後には「譲渡会デビュー」しようね。
そんなこんなで、次から次へと目まぐるしくいろんな事がありますが
その都度その都度、迷い、悩み、考え・・・保護主さんも、私達も同じです。
1人だけでは決してできないけれど、複数の力が合わされば大きな力になる!
いつの時も「不幸な猫を助けたい」という個々の熱い気持ちが根底にあり
「物資」「お金」「行動」「治療」「預かり」「アドバイス」などなど
・・・いろいろな形の支援が合わさって、助かる命がある。
これからも1頭でも多くの命を助けたい!救いたい!
心から想います。
ケガと言えば「藤吉郎」も忘れてはいけません・笑
とっても元気です!
3本足で頑張ってます。
まだまだ子猫の保護は続いています。
今週、保護した秋生まれの赤ちゃん猫です。
保護中の子猫は、去年とは比べものにならない数です。
夏が終わろうとしているのに、なかなか減りません。
これがいつまで続くのが、正直めげそうになりますが
それでも、子達を抱っこする里親さん達の笑顔と
すっかり「家猫」の風貌になったねこ達の幸せそうな写真を見ると
めげてなんかいられない!と思います。
譲渡会では保護猫達が「赤い糸」を握りしめて飼い主さんを待っています。
たくさんのご来場、お待ちしています。
< ご支援 >
7月通帳お振込み分 ありがとうございました。
・伊藤好美 様 ・塚本房江 様 ・オオタニイキコ 様 ・ツボイマコト 様
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