日本では毎年約１０万頭以上の犬や猫が自治体に収容され殺処分されています。
捨てられた犬や猫だったり、迷子になった子だったり
さまざまな理由で保健所や動物愛護センターに収容されます。
持ち込まれた犬や猫の運命は炭酸ガスによる窒息死で
決して安楽な死ではありません。
安楽死なんて存在しません。
１５分以上も、おしっこを垂れ、苦しみ続ける「窒息死」です。
もし死ねなかったら自動的に生きたまま焼かれ灰になります。
４７億円という莫大な税金が、その殺処分の為に使われてます。
環境省が発表した平成２６年度の犬猫の殺処分数は
犬が２１，５９３頭、猫が７９，７４５頭です。
私達はお金を払って、年間１０万頭以上の犬や猫を殺しているのです。
私は動物を殺す為に税金を払っているんじゃない！
命を生かす為に税金を使って欲しい！！
犬や猫も私たちと共存する大切な命。
捨ててしまう命をつくらない為にも、不幸な野良ちゃんを増やさない為にも
私達は「避妊・去勢の手術をして下さい！」と、ブログでいつも訴えています。
しかしお金が掛かる為に、なかなか簡単に踏み出せない方もいらっしゃると思います。
そこで、愛知県内の不妊手術にかかる費用への助成金（補助金）を
出している自治体を調べてみました。
（助成金の出る市） メス オス
・名古屋市 ２００００ １００００
・春日井市 １１５００ ６５００
・東海市 １００００ ６０００
・豊橋市 １００００ ５０００
・尾張旭市 １００００ ５０００
・日進市 ４０００ ２５００
・長久手市 ４０００ ２０００
・みよし市 ４０００ ２０００
・豊明市 ３６００ １８００
・一宮市 ３０００ １０００
・江南市 ２５００ １５００
・小牧市 ２５００ １５００
（助成金無し）
・あま市
・海部郡大治町
・海部郡蟹江町
・愛西市
・清洲市
・常滑市
・稲沢市
・犬山市
・岩倉市
・瀬戸市
・半田市
・知多市
・北名古屋市
・津島市
・弥富市
・愛知郡東郷町
・西春日井郡豊山町
・丹羽郡
・知多郡
・安城市
・岡崎市
・刈谷市
・西尾市
・額田郡
・豊川市
・蒲郡市
・田原市
・新城市
・北設楽郡
（条件付き）
・豊田市（野良に限り豊田市の動物愛護センターで無料で実施）
・碧南市（市が承認した地域猫活団体のみ一部補助）
・大府市（補助対象団体として承認した団体のみ５０００円補助）
・飛島村（飼い猫のみ２０００円補助）
↑
金額が違っている場合もあるので
補助を受けようと思われる方は直接役所にお尋ねください。
これを見ると、小さな市でも助成金が出るところもあれば
人口も多い大きな市なのに、助成金が全くないところもあります。
また、全国的には、すべての自治体で助成金が出る県もあれば
全く出ない県もあります。
残念な事に、私達「ねこネットあま」の活動拠点である「あま市」は助成金ゼロです。
↑
私個人的には、こんな看板を作るお金があるのなら
それを「避妊去勢手術の補助金」に当てて欲しいと思ってしまう。
本当に 動物愛護に対する考え方も、自治体によって様々だと感じます。
ただ上の一覧を見られて「こんな少ない金額じゃ全然足りない」と思われるかもしれませんが
まずは、金額の多さではなく、そういう意識がある事が大切だと思うんです。
少ない動物関連予算の中からやりくりして、少しでも避妊去勢を広め
のら猫が増えるのを何とかしなければと思って下さる自治体が
１つでも増えてくれる事を願いたい！
私達が払った税金を、命を生かす為に使って欲しいから。
動物の保健所での殺処分数は、近年減少傾向にあるといいます。
保健所での引き取りが安易に出来なくなったと言う事もあります。
しかし、その裏では、保健所から、不要になったと持ち込まれた動物たちを
引き出し、新たな飼い主様を探す活動をされている方々もいます。
殺処分減少に対する大きな貢献のひとつです。
でも、引き出しても、引き出しても、持ち込まれる犬猫たちは一向になくなりません。
又、保健所での引き取りが安易でなくなった分
闇に葬られている命のあることも、 忘れてはなりません。
殺処分数が減った=人々が動物を捨てなくなった、という図式は
成り立ってはいないと 感じています。
生まれてしまったからと、捨てられて良い命など、一つもないのです。
生まれてしまうのが困るなら、生まれないようにしなければ。
こんな書き方は人間のエゴかもしれませんが
生まれて殺すのなら、生まれないようにする方がいいと考えます。
私達はTNRの活動中いつも思うのですが、野良ネコに保護器に掛け
避妊手術をする事ももちろん大変ですが、それでもその大変さは１頭なら１度で済みます。
しかし子猫が５頭産まれてしまったら・・・その大変さは一気に５倍になります。
迷っている間にどんどん時間が経ち、結果どんどん増え、大変さが増えていき
とうとう何もしない・・・見て見ぬふりをしていませんか？
野良猫がたくさんいて、迷われている方もみえるかもしれませんが
まず「メス１頭」から始めて下さい。
その１頭を避妊する事で、１年間に３回妊娠するとして
子ネコ５頭の３回分、１５頭の妊娠を防ぐ事になる計算です。
生まれてきたら、幸せになる権利がある。
猫にだって、道端で、何かにおびえ、今日口に出来る食べ物の心配をすることなく
のびのびと安心して暮らす権利がある。
マハトマ・ガンジーの言葉です。
「国の偉大さと道徳的発展は、その国における動物の扱い方でわかる」
この言葉を日本に当てはめてみると、年間１０万頭以上の犬猫を
殺処分している日本はものすごい「発展途上国」になりますね。
法律がどうこう、他人がどうこう、お金がどうこう・・・という以前に
私達ひとりひとりの「命」に対する意識の向上が大切なのでは。
１人でも多くの人が、小さな生き物の命を大切に思う気持ちを持てば
無念で悲しい亡くなり方をする犬や猫たちが、きっといなくなるはずだから。
＜ 藤吉郎 ご寄付 収支報告 ＞
（ご寄付総額）
２１１，１２９円
（支出）すべて動物病院の治療代（手術代を含む）
6/5 3,000
6/13 5,659
6/17 8,100
6/20 2,419
6/24 5,875
6/28 4,320
6/30 3,283
7/2 4,579
7/5 4,579
7/5 4,579
7/8 3,283
7/14 7,603
7/19 60,000
8/2 1,700
8/3 540
合計 １１４，９４０円
残高 ９６，１８９円
※残ったお金は今後また藤吉郎のような大きなケガや
重い病気の子を保護した時の治療費に使わせて頂きます。
本当にありがとうございました。
＜９月１１日 譲渡会 ご寄付お礼＞
寄付金
・大治町 山田様 ・あま市 Ｙ様 ・愛西市 Ｍ様
物資
・大治町 山田様 ・あま市 ＹＡＭＡ様 ・愛西市 Ｍ様
・あま市 木村様 ・岐阜市 Ｋ様 ・中川区 Ｕ様
・津島市 大谷様 ・匿名希望様
