6月29日の譲渡会も、多くの方にお越しいただき、ありがとうございました。
たくさんのフード類のご支援やご寄附、心より感謝いたします。
ボランティアでお手伝いをしていただいた方、大変助かりました。
参加ネコちゃん16頭中9頭にトライアルが決まりました。
随時お届けしますのでしばらくお待ちください。
その際、ご自宅の中も少し見せていただくので(ネコの住む環境) どうかご理解下さい。
今回ご希望の子が見つからなかった方は
7月27日(日)昨日と同じ場所・同じ時間で譲渡会をやりますので
またお越しいただけたら幸いです。
どうしてもこの時期は子ネコ人気で成猫にはなかなかお声が掛かりません。
成猫の方が長いお留守番もOKですし、カリカリも食べられますし
ぜひぜひ成猫もご検討下さい。
それから・・・
「一応この子をトライアルしといて、その間に別の欲しい子が見つかったら
返せばいい」と言われていた方がみえましたが
そういう行為は絶対やめて下さい。
その程度の気持ちなら、トライアルしないで下さい。
「この子が欲しい!」という熱い気持ちで、里親になっていただきたいです。
もう1つ、トライアルを決められた翌日、「家族から反対された」とキャンセルされる方も時々みえます。
どうか決める前に、ご家族全員の賛成をもらって下さい。
すべては「ネコの為」です。
宜しくお願いします。
昨日の譲渡会後、津島市の市会議員の山田さんが、私達の活動を知り
尋ねてこられ、色々お話をさせていただきました。
ご自身のブログにもアップして下さいました。
これを機会に、行政の方でも、野良ネコの避妊手術代の補助金交付など
前向きに検討していただけたら嬉しいです。
(あま市の議員さんはおひざ元にも関わらず一度も来てくれませんけど)
今日は、少し最近の傾向についてお話させていただきたいと思います。
いつもブログを見てくださっているみなさんには重複してお伝えする部分もあるかと思いますが改めて少しお付き合い下さい。
先日、あるメンバーの携帯に突然年配の男性から電話が入りました。
「広報で見たけど、あんた達、野良ネコの引き取りをしてるそうだね。
うちの倉庫にネズミよけ用に、野良ネコにエサをやっていたらどんどんネコが増えてまって、おまけに子ねこまで生まれてまって、困っとるんだわ。
最近は処分代も有料らしいで、あんた達、引き取りに来てちょー!」
「私達は引き取りはしていません。避妊手術をして下さい!
そうしないとどんどん増えますよ」と言うと
「そんな金の掛かる事はご免だわ!ま~ええわ~」と
プツンと電話が切られてしまいました。
ネコをなんだと思っているんでしょう!!(怒)
ネズミよけの道具ですか??
用が終わればポイ!ですか??
↑ 保護直後の真央ちゃん ↓ 今ではこんなに可愛くなりました。
自分の事しか考えていない上のような人は論外ですが
すでにご承知の通り、今は子猫がとても多い時期です。
当会でもたくさんの子猫を抱えていますが、それでも次々と依頼やSOSが入ります。
見過ごす事も出来るのに、私たちに連絡をいただけたこと。
生きようとする小さな命を尊重していただけたこと。
とても嬉しく思います。
しかし現実は厳しいもので、保護の月齢によっては2~3時間置きに授乳が必要だったり
温度管理やワクチンが打てないので衛生環境に細心の注意を払ったり
何よりも設立して2年余りの当会では会員数がまだ少なく
手も資金も足りていないのが現状です。
先日Amazonの欲しいものリストを作成し
みなさまから温かいご支援をいただいていますが
それでも正直追いついていません。
預かりさんにも子ネコのお世話をお願いしていますが
それでもまだまだ人手が足りません。
当会では設立当初から徹底して「引き取りはしない」ということを掲げてきました。
資金には限りがあります。
人手にも限界があります。
でも、ご自分で保護し、ご自分で里親が見つかるまで
面倒をみていただけるのでしたら
私達は全力で里親探しの協力をさせていただきます!
捕獲器やタモもお貸ししますし、お手伝いもします。
避妊手術をする病院もご紹介します。
実際、昨日の譲渡会には、3人のそういう方が参加されました。
その3人の方は、私達の会にSOSをされてきましたが
子ネコの面倒はご自分でみていただき、母猫は避妊手術をする・・・を条件に
私達は、あらゆるサイトやブログを使って、里親さんを探しをしました。
譲渡会にも参加してもらいました。
3人の方が保護した子ネコは、合わせて7頭、母猫1頭、成猫3頭。
昨日ですべての子に里親さんが決まりました。
保護主さん達も決まるまでお世話が大変だったと思いますが、みなさん一様にほっとされていました。
「ネコの恩返しは絶対ありますよ!」と言ったら、笑ってみえましたが
私達はそれを信じています(笑)
里親探しの協力ならいくらでもさせていただくので
「すべて丸投げ」はくれぐれもご遠慮下さい。
道で轢かれた猫を見て、みなさんはどう思いますか?
「かわいそう」と思いますか?
「きもちわるい」と思いますか?
あま市環境課では昨年度約500頭の屍骸を回収しました。
その中の450頭は猫だったそうです。(犬は4~5頭)
猫は交尾をすれば100%の確率で妊娠をします。
それは交尾中にメスが排卵をするためで、交尾後2ヶ月で出産
その後2ヶ月で離乳し、またすぐ交尾。
避妊をしなければ、年に3回、4ヶ月置きに出産することになり
離乳を待って避妊手術に連れて行くと、もうすでに妊娠している
というケースもよくあります。
親である成猫の避妊や去勢をしなければ、このサイクルが止まることはなく
子が子を産み、どんどんと恐ろしい勢いで増えていきます。
昨年度の450頭を越える日が来るかもしれません。
保護された猫の経緯は様々です。
ノラの母から産まれた子もいれば
避妊しなかったがゆえに飼い猫が産んでしまって捨てられた子もいますし
母や兄弟とはぐれてしまった子もいます。
それでも、この子達は保護されたことで「安全で幸せに暮らせる可能性」を掴むことができました。
保護しても死んでしまう子もいますが、保護すらされず
人知れず死んでいく命の方がはるかに多いと思います。
誰にも看取られず、誰にも知られず、野垂れ死にしていく子達は数えきれないと思います。
里親が見つかり、温かな家族に迎えられ、幸せな猫生を全うできるのは、本当にごく一部の子達です。
私たちが薦める避妊や去勢という行為は、自然の摂理に反していることかもしれません。
でも、猫にとっても病気の予防になったり、精神的な安定などメリットの方が多くあります。
人と猫が幸せに共生するために
「産ませない幸せ」というのも少しだけ考えてみて下さい。