※不要なキャリーをお持ちの方、みえませんか?
猫を病院や譲渡会に連れて行く時に使用します。
もし不要なキャリーがありましたらご寄付頂けたら嬉しいです。
<次回譲渡会>
17日の譲渡会は台風で中止になりました。
9/17(日)13:30~15:30
9/24(日)13:30~15:30に振り替えます。
あま市美和文化会館2階 多目的ホールA
http://miwabunka.jp/index.html
↓里親募集中の子猫&成猫↓
http://blog.goo.ne.jp/ama_cats/e/630b6b321832a08b46ac454a140783c5
http://blog.goo.ne.jp/ama_cats/e/aecb4c781fe8e9c4f8437ab133d77b7e
http://blog.goo.ne.jp/ama_cats/e/2c6db3526988bb46579a0f8c375d546a
子猫の保護が続き、フードや猫砂が不足しています。
ご支援して頂けると助かります。
(欲しいものリスト)
http://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/2ZC4YLS26HNE6
8月27日、刈谷市で開催された「地域猫セミナー」に行ってきました。
第一部は・・・
おおぶ地域ねこの会のメンバーでもある女性弁護士、中島万里さんの
法律的な立場から見た「地域猫活動」のお話し。
中島さんの話で、一番印象に残った事は、もし段ボール等で遺棄されている
猫を見つけたら、すぐ連れ帰るのではなく、まず警察に届けて下さい!!・・・と。
遺棄は犯罪なので、必ず警察に届けて、その場所に来て確認してもらう事。
「届けても犯人が見つかるわけじゃなから、時間の無駄」・・・ではなく
その積み重ねが「警察も動物遺棄や動物虐待」に向き合ってくれるようになる
1つのきっかけになる・・・と。
実際、昔なら「猫ごとき」の相談など相手にもしてくれなかった警察も
最近は、虐待などに真剣に向き合ってくれるようになってきたんだとか。
確かに私達も何度も遺棄場面に遭遇しましたが、保護する事しか頭になく
警察に届ける事はほとんどしませんでした。
今後は必ず届ける事にします!
2人目は、東京の新宿に居つく野良ネコ達と、住民とが共存できるよう
「地域猫活動」の土台作りをされた、元新宿区保健所勤務の高木優治さんのお話し。
行政は、猫好きな人(エサやりさん)と猫嫌いな人(迷惑している住民)の間に立つコーディネート役。
「地域猫活動は、猫が猫が・・・と言うより、地域環境の美化という言葉を使った方が
猫嫌いな人には受け入れられやすい」というぶっちゃけ話しも・苦笑
保健所の退職後も、あちらこちらで講演をされ、地域猫活動にご尽力されています。
3人目は、NPO法人「ねこだすけ代表」工藤久美子さんの、地域猫活動の基本理念のお話し。
工藤さんはこの世界でもう20年以上地域猫活動をされている
まさに「地域猫のレジェンド」的存在の方。
「どうしてエサをあげている人が責められるの?」
エサをあげている人には何の責任もないのに。
よくあの人がエサをあげているから、猫はあんなに増えた・・・と言う人がいますが
そんなわけがありません。エサは猫が自分で探します。そして産むのは猫です。
エサやりさんが産むわけではなりませんから。
猫を増やしている原因は「捨て猫と、避妊去勢せず外に出している猫の飼い主」
それは行政と地域住民の責任・・・と指摘。
行政にああしろとか、エサやりは困るとか、進歩のない言い争いが延々と続き
行政もボラもエサやりさんも疲れるだけで問題は解決しない。
猫好きだけが集まって「行政が悪い」「エサをやるな」と被害者意識で固まっているのではなく
地域の人に「こういう活動をしています」「行政の方もご協力下さい」と
もっと地域猫活動をアピールする事が大事!
メッセージを出し続ける。
コツコツと広報活動をする。
そして段々と行政を巻き込んで協力してもらう。
そうすれば時間が掛かっても、それぞれの距離は絶対縮められる。
そして、行政と猫ボラと地域住民(町内会長や区長の協力の元)が協力しあって
野良ネコを地域猫にしていく。
30年後には「野良猫がいないね」ではなく「地域猫がいないね」
将来的には「飼い猫」と「地域猫」しかいない状態になって欲しい・・・・と。
第二部は、最初に講演された3人の方と、豊田市地域猫の会代表、刈谷地域猫の会代表
大府市環境課の3人の方を加えて6人でのディスカッションでした。
豊田市は、野良ネコの避妊去勢代が無料・・・という事にとても驚きました。
もちろん色々制約はあるようですが、それでもすごいと思いました。
刈谷市は「刈谷地域猫の会」のメンバーの方達の働きかけで
今年から、メス10000円、オス5000円の補助金が出るようになったんだそうです。
ちなみに、尾張地区の愛西市、清須市、稲沢市、津島市
北名古屋市、弥冨市、犬山市、岩倉市、瀬戸市
豊山町、大口町、扶桑町、大治町、蟹江町、あま市
私達が拠点としているあま市近郊はすべて補助金ゼロです。
参考までに、それ以外の市を抜粋で・・・
一宮市(メス3000円・オス1600円)
江南市(メス2500円・オス1500円)
小牧市(メス2500円・オス1500円)
春日井市(メス 11500円・オス6500円)→春日井市はすごいですね!
東海市(メス 10000円・オス6000円)
豊明市(メス 3600円・オス1800円)
日進市(メス4000円・オス2500円)
尾張旭市(メス10000円・オス5000円)
長久手市(メス4000円・オス2000円)
飛島村(メス2500円・オス2000円)ただし飼い猫に限る
途中、県知事の大村さんも挨拶にいらっしゃいました。
書かれてある祝辞を読み上げて、ものの2,3分で退場。
まったく心がこもっていない形だけの祝辞でした。
でも、こういう集まりに駆けつけて下さるだけありがたいと思わないといけないのかな・苦笑
2人目で講演をされた、元保険所職員高木さんの過去のお話しで興味深い話を少し紹介します。
保健所や愛護センターは好きで殺処分をしている職員など1人もいない。
そういう残酷な部分を彼らに押し付けているのだという事実を知って欲しい。
そういう意味でも、保健所やセンターに犬や猫を持ち込む飼い主については
処分する日を教え、立ち合ってもらうようにすればいいと、個人的には思う。
生涯飼育を全うできなかった責任を感じるべきだし
殺す痛みを他人に押し付けるのではなく
飼い主として、自分で受け止める。
動物を飼うならそのぐらいの覚悟を持ってほしい。
ペットショップは商売の体を成していない。
家電量販店に行けば、売り場にいる店員さんが各メーカーの商品について
事細かく説明してくれ、それが当たり前の姿だが
ペットショップではそれができない。
販売している犬や猫がどんな性格で、どんな親から生まれ、健康状態はどうか・・・
そういう大事な事は二の次で、ただ「可愛い」という情報しか与えない。
これは犬や猫に対する理解があまりにも浅すぎる事を表している。
そこが安易な飼育放棄を生む原因になっているのではないか。
講演終了後、今回のセミナーを協催しているたくさんの保護団体のブースが並び
色々と個人的に相談やお話しが出来ました。
「大府地域猫の会」「岡崎地域猫の会」「刈谷地域猫の会」「瀬戸地域猫の会」
「あんじょう地域猫の会」「とこなめ地域猫の会」「豊田地域猫の会」
「にっしん地域猫の会」「ニャンごろ輪地域猫の会」「ニャンとかしまい豊川」
「三河 ハーツ」「へきなん地域猫の会」「三好ネコの会」「野良っ子犬猫サポート隊」
「キャットコミュニティちた」・・・全部で16の団体が参加。
これを見て切実に思いました。
「ほとんどが三河地方ばかり。尾張地方は遅れてるなぁ」と。
西尾張地区には「ねこネットあま」たった1つです。
今後も私達が中心になって、尾張地区の「地域猫活動」を広めていかなければなりません。
しかし、正直今の状況は、保護猫の里親探しがメインの活動になってしまっています。
地域猫活動が浸透し、去勢避妊した猫が増えれば、保護する猫も減るでしょう。
結果的に、譲渡会に出す猫も少なくなっていくでしょう。
いつの日か「保護猫ゼロ」を目指して・・・里親探しではなく
TNRと地域猫活動をメインの活動にしていけたらいいなぁ~と切に思います。
宛先:東京地方検察庁 , 裁判所
猫に熱湯をかけ、バーナーで焼くなどして虐待死させた
大矢誠容疑者を実刑判決に!