9月23日(日)
ある方から相談を受けました。
集合住宅街でエサをあげる人がいて
猫が増えている。
現在6、7頭の成猫達がいる。
また増えてしまうので何とかしたい。
9月24日(月)
早速現場を見に行きます。
歩いて調査をします。
たくさんいる。。
この日発見したのは
サビ3頭。
三毛1頭。
黒2頭。
チャトラ2頭。
ハチワレ3頭。
6、7頭どころかこの時点で11頭。
エサやりさんが数を把握できていない理由。
この日も私が行った時にはお皿にご飯が入っていました。
それをいろんな子達がちょこちょこと食べに来る。
なくなったら終わりといった感じ。
エサやりさんが知らない間に知らない猫が食べに来る。
これでは猫はどんどん集まって来ます。
この光景と猫達の姿から見えてくるもの。。
避妊去勢手術がされていない猫達が
ほとんどをエサ場のこの場所で過ごしている。
普通はね、避妊去勢手術をすれば徘徊しなくなり
オス同士、メスを奪い合う争い事もなくなり
こうして縄張り内でみんな穏やかに過ごすことができます。
この辺りではどのくらい前から
エサやりさんと住民の方との対立があったのだろう。
その矛先が猫達に向けられている証拠としてこの子達は唯一安全であるこの場所にいるのではないか?
私はそう思いました。
猫の出産シーズンは春と秋。
11頭いる中で確実にメスだとわかったのは
サビ3頭、三毛1頭、チャトラ1頭、ハチワレ1頭
つまり、半分以上がメス。
時間がありません。
早速現状をねこネットあまに送る。
メンバーが動き出します。
これだけの頭数、メスが多いことから
埋まっている手術の枠の確保
そして。。。。。
1か月ちょっとくらいだろうか。。
エサやりさんも子猫の存在は知らず
昨日、今日母猫がここへ子猫を連れてきたと思われる。
そのままメンバーSさんの元へ。
手術の予約に合わせ捕獲が始まりました。
9月26日(水)
こういうたくさん猫達がいる場所では
短時間で捕獲をしないと猫達がちらばる。
保護器にかかって暴れる猫を見れば当然怖くなる。
保護器にかかる姿を他の猫に見られないようにしたい。
残った子猫も何とか保護したい。
子猫、全4頭。
9月27日(木)
残りの子猫全頭保護。
ですが状態が良くはありません。
この後大人の猫の捕獲にかかる予定でしたが
子猫の状態から急遽変更!
獣医さんへ走ります。
チャトラ、目が綺麗な方が♀
♂のチャトラは治療で何とか目は良くなるのではないか。
ハチワレ♂
眼球破裂の可能性あり。
悲しくなる。。痛いよね。。
この子達3頭は集中的な治療が必要です。
獣医さんへ通い、目薬、飲み薬も
頑張ってもらわなければいけません。
メンバーIさんの元へ。
9月28日(金)
この子は保護した子猫4頭の母猫です。
とりあえず♀だとわかっていた子達全捕獲。
黒猫2頭はエサやりさんに馴れていて
キャリーに入れられるということで
この子達はエサやりさんにお願いしました。
残るはハチワレ2頭。
性別が未確認の為、早急に捕獲します。
猫達の捕獲と同時に進めて行かなくてはいけないこと。
門がある場所。
きっとね、おうちの顔であるこの場所に
花や植木をしたら綺麗だろうな。
そう思って作られた花壇。
その場所にレンガが埋め込まれています。
糞尿被害があるからです。
ここのお宅の方が
これをどんな気持ちで置いたのかと想像したら
たまらない気持ちになりました。
猫達の通り道になっている裏のお宅。
ここで保護器をかけさせてもらったのですが
「うんちがあるから気をつけてね。」
裏のお宅の方は毎日うんちを取っています。
ここに入るともの凄い臭いがしていました。
住民の方が1番迷惑に思うこと。
糞尿被害です。
ふかふかなことと
肥料の匂いで猫達はここにしてくれます。
いろんな場所に土や砂があるのに
花を植えた花壇や
野菜を植えた畑を猫達はトイレに選びます。
肥料の匂いなんですね!
またたびもトイレにふりかけます。
ここにトイレの設置。
それから、絶対的に必要なことは
置きエサをしないこと!!
きちんと時間を決め
食べたらすぐに片づける!!
これ以上猫が増えないよう
これをきちんとやっていただきます。
これから町内の会長さん
住民の方々へ説明に回ります。
4頭の子猫。
1頭はエサやりさんの玄関先で亡くなっていました。
1頭は下半身が食いちぎられ亡くなっていました。
この子達2頭は住民の方が亡くなってると思い
役場に連れ込んだ2頭。
実は虫の息ながらこの子達は生きていて
連絡を受けたメンバーが役場に駆け付け
ギリギリのところで保護。
消しゴムや鉛筆のカスが入った箱の中に入れられていました。
2頭一緒に里親さんの元へ行き
ご家族のみなさんに愛されながら幸せに暮らしています。
この子達がいたのはこの場所だったんだ。
それを知ったのはここへ初めて来た日でした。
そして、ほんの二日前に保護した三毛ちゃん↓
見つけて保護出来る子はほんの一握りなんです!
そして、その子達の意思とは関係なく
怖い想い、痛い想いをして手術をした子達。
この場所でしか生きていくことはできません。
数が増えれば更に過酷になります。
みなさんに見守られながら
居場所を作ってあげてほしい。。。
by 会員K