16頭の猫達。
おばあさん自ら避妊手術をした子1頭。
2頭貰われていき
衰弱した子
「愛夢」1頭保護しました。
最後1頭ボス猫。
この子だけがどうしても捕獲できません。
ここにいる子達はみんな若い猫達。
このボス猫は顔も体も貫禄のある大きな子。
保護した愛夢も合わせて
停留睾丸だった子がこの場所に3頭。
停留睾丸は遺伝します。
そして放置すればガン化する可能性が高い。
もしかしたらこの子が
その大元ではないだろうか?
発情真っ只中の今 ここへ来るとこの子は大きな声を上げている。
あちこちへマーキングもしています。
何とか捕まえたい!!
発情が始まれば警戒心が強くなります。
この子はいい匂いのご飯に見向きもしない。
保護器に入らない。
メス猫を
探す。
探す。
探す。
当然軽くあしらわれます。
発情が収まるまで捕獲は厳しいかな。。
でもこの子だけ残すわけにはいきません。
残る1頭ボス猫捕獲の為に準備をします。
ずっとケージをこの状態にし横でご飯をあげます。
この箱が怖くないとわかれば
警戒心が薄い子から中に入って食べます。
私がいなくなればご飯はこの中にしかないし
何も怖くないとわかれば
みんな入って食べるようになります。
ケージの中にご飯を入れてから何日目だったかな。。
警戒心が薄れたボス猫がご飯を食べに入りました。
ちらちらこっちを見て私を警戒していますが
上からお皿にちゅーるを垂らし
そっちに気がいっている間にゆっくり扉を閉めます。
扉を静かに閉めたので
閉じ込められていることがわかっていない様子。
上から毛布をかけた途端
案の定~暴れ出しました!!
これでやっと鳴き叫ぶことから解放してあげられる。
翌日病院へ。
これでやっと
ここにいる全頭の避妊手術が終わりました。
最初はなかなか出て来てくれなかった子達も
こうして私の前でご飯を食べるようになりました。
毎日のトイレ掃除とご飯
私を覚えてくれたかな。
手術から戻って来た子。
お部屋の中へリリースします。
扉を開けるとゆっくり出て行って伸びしたりして。
だんだんと馴れてきたここの子達。
今日はね、おもちゃを持って来たんだよ。
この子達の変化を毎日見ていくうちに
もの凄く落ち込みました。
私はこの子達に逆にかわいそうなことをしているのではないか?
そう思ったから。。
私がいつまでここに来られる?
ここから何頭引き出せる?
ここにいる子達はとりあえず居場所がある。
おばあさんだっていずれ?帰って来る。
外で寒さをしのぎ
食べる物もなく痩せて行く子達に比べ幸せではないか?
そう思うかも知れません。
だけど、私の中におばあさんは本当に
ここに戻れるのだろうか?
そんな想いが強くあります。
大腿骨骨折
リハビリ
私の祖母は同じように転んで足を骨折しました。
家族がいたからおうちに戻れはしたけど
足は不自由なままでした。
とても一人で生活などできる状態ではなかった。
ここのおばあさんがそうなった場合
施設に入る事になる??
そうなったら
この借家は引き払うことになるのか??
そしたらこの子達は?
その想いが焦りへと繋がっていく。
やるべきことが一つ片付きました。
次は何ができる・・・?
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