ねこネットあま

このままでは多頭崩壊⑥

 

 
16頭の猫達。
おばあさん自ら避妊手術をした子1頭。
2頭貰われていき
衰弱した子
「愛夢」1頭保護しました。
残り12頭の子達の避妊去勢手術を
順番にしましたが・・・
最後1頭ボス猫。
この子だけがどうしても捕獲できません。
 
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ここにいる子達はみんな若い猫達。
このボス猫は顔も体も貫禄のある大きな子。
 
保護した愛夢も合わせて
停留睾丸だった子がこの場所に3頭。
停留睾丸は遺伝します。
そして放置すればガン化する可能性が高い。
もしかしたらこの子が
その大元ではないだろうか?

発情真っ只中の今
ここへ来るとこの子は大きな声を上げている。
あちこちへマーキングもしています。
何とか捕まえたい!!
 
発情が始まれば警戒心が強くなります。
この子はいい匂いのご飯に見向きもしない。
保護器に入らない。
 
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何とも言えない声を上げ
メス猫を
探す。
 
探す。
 
探す。
 
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ここは手術済のメスしかいないので
当然軽くあしらわれます。
発情が収まるまで捕獲は厳しいかな。。
でもこの子だけ残すわけにはいきません。
 
残る1頭ボス猫捕獲の為に準備をします。
 
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この中でみんなご飯を食べてもらう。
 
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当然最初はみんな警戒するので
ずっとケージをこの状態にし横でご飯をあげます。
この箱が怖くないとわかれば
警戒心が薄い子から中に入って食べます。
私がいなくなればご飯はこの中にしかないし
何も怖くないとわかれば
みんな入って食べるようになります。
 
ケージの中にご飯を入れてから何日目だったかな。。
 
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警戒心が薄れたボス猫がご飯を食べに入りました。
ちらちらこっちを見て私を警戒していますが
上からお皿にちゅーるを垂らし
そっちに気がいっている間にゆっくり扉を閉めます。
 
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ボス猫捕獲!
扉を静かに閉めたので
閉じ込められていることがわかっていない様子。
 
上から毛布をかけた途端
 
案の定~暴れ出しました!!
 
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ごめんね。。
これでやっと鳴き叫ぶことから解放してあげられる。
 
翌日病院へ。
 
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これでやっと
ここにいる全頭の避妊手術が終わりました。
 
最初はなかなか出て来てくれなかった子達も
こうして私の前でご飯を食べるようになりました。
 
毎日のトイレ掃除とご飯
私を覚えてくれたかな。
 
手術から戻って来た子。
お部屋の中へリリースします。
 
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そこはやっぱり野良の子とは違い
扉を開けるとゆっくり出て行って伸びしたりして。
 
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その後も私を怖がることはありません。
だんだんと馴れてきたここの子達。
今日はね、おもちゃを持って来たんだよ。
 
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何これ、何?何?みたいな(´▽`*)
 
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この目の輝き。
 
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半野良だったここの子達。
この子達の変化を毎日見ていくうちに
もの凄く落ち込みました。
私はこの子達に逆にかわいそうなことをしているのではないか?
そう思ったから。。
私がいつまでここに来られる?
ここから何頭引き出せる?
 
ここにいる子達はとりあえず居場所がある。
おばあさんだっていずれ?帰って来る。

外で寒さをしのぎ
食べる物もなく痩せて行く子達に比べ幸せではないか?
そう思うかも知れません。
 
だけど、私の中におばあさんは本当に
ここに戻れるのだろうか?
そんな想いが強くあります。
 
大腿骨骨折
リハビリ
私の祖母は同じように転んで足を骨折しました。
家族がいたからおうちに戻れはしたけど
足は不自由なままでした。
とても一人で生活などできる状態ではなかった。
 
ここのおばあさんがそうなった場合
施設に入る事になる??
そうなったら
この借家は引き払うことになるのか??
 
そしたらこの子達は?
 
その想いが焦りへと繋がっていく。
 
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避妊去勢手術が終わり
やるべきことが一つ片付きました。
 
次は何ができる・・・?
 
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