9月5日
私が生きて来た中で経験したことのない猛烈な台風の後
もの凄い臭いとハエにたかられながら横たわっていた子。
駆け込んだ獣医さんで
おそらくエイズか白血病が発症したと思います。
もうやれることは水分の点滴ぐらいですよ!と言われる。
やれることは本当にもうないの?
諦められなかった私は次の日もう1度他の獣医さんへ。
交通事故でした。
右目は機能していないが
左目は生きている。
年齢は5歳くらいでオス。
後から院長先生に聞いたらね
たくさんよだれが出ていたけど
口の横からではなく
真ん中から出てたからウイルスの発症ではないと思ったそう。
この時の院長先生の言葉が
私の心に今でも強く残っています。
「この子、熱がある。体が戦っている証拠。
この子はまだ生きようとしているんだよ。
やれることはまだまだある!!」
顎、目、去勢手術
この子の負担を考え
院長先生はこの日に全部やって下さいました。
手術は成功!!
そして我が家へやって来た!
最初のうちはあまり動きもなく
急変してしまうんじゃないかと心配でたまらなかった。
とにかく臭いが凄かったんだけど
拭いてあげることもできません。
5歳まで野良として生きて来たオスの貫禄は凄い。
もの凄い威嚇と共に
爪を立てた強烈な猫パンチが飛んできます。
油断をすると危険です。
その為、このまま獣医さんへ連れて行けるよう
持ち運びが出来るケージの中で過ごします。
1週間後カラーが外されました。
やっとグルーミングができます♪
お外で強く生きてきたんだろうと思います。
それでも基本優しい子です。
そんな翔愛くん
やっと素敵な2段ハウスにお引越し♪
それからまた怖がってしまいました。。
継続は力なり!
毎日ゆっくりでも変化はあります。
少しづつふっくらし、毛艶も良くなっていきます。
そしてついに!!
割れた顎をくっつけていたワイヤーが外されました。
状態はとてもいいそうです。「手厚く見てもらっているのがわかる!」
院長先生にそう言っていただきました(/ω\)
隔離する部屋がないので翔愛くんは2階廊下で過ごしています。
朝晩冷えてきたのでホットマットを入れました。
とっても気にいってくれたようです♪
ご飯食べて、トイレして
たまに玩具に手を出して
後はこうしてほとんど寝ています。
普通はね、体力が戻ってくると
こんな狭いケージからは出たくなる。
翔愛は全くそれがなく、本当にくつろいでいます。
まるで、疲れた体と心を休めているように見える。
過酷な中、どのくらい辛い想いをしてきたのかな。。保護から2か月が経ちました。
経過はとても良く
体重もどんどん増えています。
2か月が経過したということで
一応再度ウイルス検査!
翔愛くん、エイズです。。
2か月前、確かにエイズはありませんでした。
これが何を意味するのか?
保護の直前にエイズ感染した可能性が高いです。
車に牽かれる猫達の多くは発情時。
他の猫に追われるからです。
メスならオスに追われ
オス同士はメスを取り合うケンカをする。
他、縄張り争い。
エイズを持ったメスと性行為によって感染したのか
エイズを持ったオスとのケンカで感染したのか
どちらかだろうと思います。
去勢がされていないオス猫の怖いところです。
翔愛を見て苦しくなる。
この子はお外の過酷さを
短期間ですべて経験したのではないだろうか?
事故、ケガ、飢え、暑さ、寒さ
そしてその結末はエイズ感染ですか?
院長先生は言う。
「エイズは発症することなく全うする子が多い。
この子はもう過酷な外ではなく
おうちの中だから。
全うすると思うよ!!」ありがとうございます<(_ _)>
翔愛くん、ついに猫部屋へお引越しです(拍手)
めっちゃ見てる(≧◇≦)
他の猫を見ながら可愛い声で話しかけるように鳴く。
まるでお喋りしているようです。
みんなの人気者になれそうです('◇')ゞ
by 会員K