ねこネットあま

キューちゃんとオッタ

1月14日
よく猫が捨てられる場所に5年ほどいた猫が死にかけているのを見かねた匿名の方から治療費は出すからと言われるので、預かりました。
餌やりに通っている方にキューちゃんと呼ばれてました。

私も何度も見かけていたんですが、不妊去勢手術の為に通っている時も捕獲器に入ることもなく、誰にでも懐く猫ではないのでずっとすれ違うだけでしたが
1年近く経って我が家に来るとは。

とにかくすごい悪臭。体もドロドロですが口臭がひどくて、肉が全く無く一見してエイズ末期のように見えた。預かった日は夜遅かったので次の日に病院に。病院で暴れて診察室を逃げ回り、ネットで包んで点滴等の補液。抗生物質の注射など。

口が痛くて舌が使えないようで、なるべく水分の多いパウチだとすごくたくさん食べるので(一度に2~3缶を1日2回)、とりあえず体力回復を期待しました。
オシッコはその場でしてしまうのでペットシーツ替えが大変。便はちゃんと砂場でするのが猫のプライドですね

28日
朝から食事量が落ちたので、再度病院に
元気も無いので今回はちゃんと診て頂けた。が
腹部から膿が出ている?と、診て頂いたら、皮膚の中で化膿していて大きく壊死してしまっていた。足も同様の患部があり。
遅れながらも血液検査をしたら、今までの猫と違ってエイズは陰性、白血病が陽性でした。
これは、大変。
傷の洗浄をして頂き、あとまた点滴。
この辺りから、ウェットフードも食べにくそうなので、毎日お刺身などを熱湯くぐらせて(気持ち殺菌のつもり)細かくして与えるように。
(100gくらいを1日2回)
やっと私に馴れて、撫でるとゴロゴロ言うようになった。
ずっとビニル手袋をしているので私の手がブツブツになった。
入院させれば延命できるかもしれないけれど、かなりの金額がかかるとのこと
すでにかなり金額がかかった猫を何頭もかかえているので厳しい。
家でできるだけ手を尽くして、毎日おいしいものを食べて暖かく過ごせるようにしか出来ない。


2月4日
もう1匹、3日ほど動かない猫がいるとSOS。預かって病院へ行く。
名前はオッタとのこと。今まで何度か病院に連れて行ってはリリースされていたそう。
オスの成猫なのに体重が2.4キロしかない。
血液検査の結果はエイズ・白血病共に陽性。
点滴等してもらうと、帰宅後お刺身は少し食べる。
あと新発売のいなばの「ちゅーる」というスープタイプのおやつが、安くてねこ達も食べてくれるのでいっぱい買ってきました。

ところがこの後でキューちゃんを経過観察で病院に連れて行くつもりが起きない。
容態が悪くなってしまった?
でも病院の時間が過ぎたら起き上がって食事を完食。
いつもより早く起こしたから起きなかったの…?

5日
やっぱりキューちゃんは様子がおかしい。
でも大きな傷と口内炎の痛みに苦しみながら生きているのが分かる。
毎日2、3時間毎に見ていたけれど、急に動き回るようになって、
明け方トイレの中で倒れていた。せっかく超吸収ペットシーツを
買ってきたから、今まで通り布団の中でしてもいいのに…
食欲はあるけど、上手く飲み込む動作が出来ず倒れてしまう。
明日まで生きていたらやっぱり病院に行こう、
そう餌やりさんとも約束した

6日
3時過ぎに寝て、明け方見に行ってみるとキューちゃんベッドの隙間に落ちてしまっていた。
動くことは動いてしまう
寒いので体が冷え切っている。他の猫用のホットマットやレンジで暖める湯たんぽで暖める。
病院は9時から。
8時半少し前に、大きく息を吐いて、止まった。
私よりも長年見守っていた人がいたけど、その人は連れて帰れないというので
うちに来た。
道端で凍死してゴミみたいに処理されるよりは良かったかもしれないけど
何ともやるせない

7日
オッタも相変わらず食が細いので、再度診察に。
このねこも本当にしてやれることが無い。
点滴も辛そうだけど、せめて食べるようになってくれたら。
体重は2.1キロに。

8日
点滴が効いたのか朝は何とか刺身を食べて、夕方は寝ていた。
私が行くといつも鳴く。キューちゃんと同じ鳴き方をする。
譲渡会のポスターを貼りまわり、20時過ぎに帰宅すると、
首を仰け反らせて、もう亡くなっていた。
こんなに早くと思っていなかったから写真も撮ってない。

仕事も忙しくてキューちゃんの埋葬もまだ。

喧嘩しかしたことなかったかもしれないけど、2匹一緒に埋葬しました。


介護けっこう大変だったけど、いなくなったらなったで
さびしいし、何かやっていない気持ちになるのが不思議です

コメント一覧

どらみ
「死ぬときはよそで死んで」
遅コメントですが、本当に大変でしたね。
少しであれ手をかけて可愛がっていたくせに
死に際になる、体がボロボロな姿になったら
他人に丸投げする、身勝手さがやるせません。
他にもたくさんの猫を抱えつつも
懸命に生きようとする命に、向き合っていくこと、
相当なパワーを要したと思います。
結果どうなっても、どうしても悔いは残るものですが
なにが正しかっただとか、答えを出すことでもないし、
2人とも感謝を胸に、旅立っていったと思います。
これからの活動も、苦難あるかと存じますが
どうか頑張って、小さな命を助けてやってください。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「活動記録」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事