ねこネットあま

出戻り3兄弟

昨年の夏、愛護センターから引き出した3兄弟(♂♀♀)

最初は白っぽかったので白猫かと思いましたが

だんだん毛色が濃くなってきて

シャムちゃんだとわかりました。

シャム系の子は、人気があるので

すぐに里親さんが見つかり

♂・♀♀それぞれ

2軒のおうちに貰われていきました。

とんとん拍子で

あっと言う間に

里親さんが決まったシャム3兄弟。

ところが・・・

数か月後に…こんな運命が待ち受けていようとは。。。

 


譲渡後、しばらく経ったある日

姉妹2頭を譲渡した里親さん家族に

強い猫アレルギーが出てしまった・・・と連絡が。

1頭ならまだしも2頭なので

猫アレルギーをお持ちの方ならなおさら

強い症状が出てしまいます。

結局・・・

泣く泣く返されることになりました。

しょうがない。

今度こそ「ずっとのお家」を探そうね。

それから

再度、募集をかけたところ

数人の方から応募がはいりましたが

さすがに2度目なので

今度こそ二度と返されないお家へと嫁がせたいと

慎重に応募者さんの家族構成や環境など吟味させていただき

代々シャム猫を育てられてて

Instagramにとても綺麗なお写真で

その様子を綴っておられたSさん宅が

シャム姉妹を一生大事に育てて下さると確信できたので

少し遠方でしたが

新たな里親さんとして貰っていただく事になりました。

SさんのInstagramです。

ぜひご覧ください。


そしてシャム姉妹はSさん宅へ2度目のお嫁入り。

ま、俗にいう「再婚」ってやつ?!笑

Sさん宅は、先住シャムちゃんが1頭いて

最初は、その子との相性を心配していましたが

さすがに猫慣れされているSさん御一家!

慎重に見守って下さり

先住さんとも少しづつ距離が縮まり

SさんのInstagramに

3ショットの写真がアップされるようになり

メンバー、預かりさんともに安堵しました。

Instagramはいいですねぇー

譲渡した子の成長を

離れていても楽しませていただけるので。

写真は ↓ 避妊手術後。

これで「ハッピーエンド」と思いきや

またもや、この3兄弟の運命が変わります。

 

それから数か月後。

なんと!

別のおうちに譲渡されたシャム3兄弟のうちの1頭

シャム兄さんも、譲渡後数か月を経て

里親さんの予期せぬ事情により

返される事になってしまったのです。

なんという不運な子たちでしょう。。。

時々やむを得ない理由で

戻される事はありますが

3兄弟すべてが、そうなるなんて

今まで、私達も経験がありません。

_| ̄|○ _| ̄|○ _| ̄|○

帰ってきたシャム兄さん。

譲渡した時は、まだ生後1か月ほどだったので

ずいぶん大きく成長していました。

2姉妹とは少し毛色が違うタイプですが

おとぼけ顏の癒し系兄さんです。

君も、姉妹同様

今度こそ

ずっとのお家を見つけてあげるよ!

・・・と

再度募集を掛けようと思った矢先

・・・・・

以前、この3兄弟を預かって下さり

シャム姉妹を、Sさん宅までお届けして下さった

預かりのNさんが

前にSさんが、姉妹の兄の事を

気に掛けて下さってたのを思い出し

「実は、シャム兄さんも返されてしまったんです」と

Sさんにラインでお知らせ下さったようです。

そうしたら・・・

なんと!!

「姉妹のお兄ちゃんなのでそのまま見過ごせないです。

その子もうちに迎えてはいけないでしょうか?」と

予想外の有難いお言葉が!!!

もちろん私達にとっては嬉しいお申し出ですが

4頭目になりますし

もう一度、ご家族で話し合ってもらい

再度お返事をいただく事にしました。

 

1週間程して里親Sさんから・・・


「兄の事を聞いた日に名前も決め

家族で色々考え、意見し合った結果

兄を迎えたい家族共通の気持ちに変わりなく

またトライアルをお願いします!」と

決意を頂きました。

そして、出戻り3兄弟は

8ヶ月ぶりにSさんのお家で

再会する事が出来たのです。

お互い、兄弟だったことを

覚えているのか、いないのか??

意外に早く馴染んでくれたようです。

 

こうなるまでに

多くの人達の苦労や尽力があった事を

まったく知らない

呑気そうなカメラ目線ですが(苦笑)

思いやりあふれる里親Sさんご家族のお陰で

兄やんはこんなにくつろいで眠り

キノコ、ココア、タンクと名付けてもらった

3兄弟で無邪気に遊び

今、4頭は一緒に幸せに暮らしています。

先住のクッキーちゃん~

名古屋から3頭が

次から次へと押し掛けて

ホント、ごめんね。

でも受け入れてくれてありがとう。

そしてSさんご家族

出戻り3兄弟を迎えて下さり

感謝の言葉以外見つかりません。

本当にありがとうございました。<m(__)m>

 

センターに持ち込まれた3兄弟。

いろいろと紆余曲折がありましたが

殺処分される事なく

バラバラになることなく

Sさんのお宅で「愛情かけ流し」生活。

ずっと一緒に猫生を全うできる幸せを噛みしめて

シャム3兄弟の物語はこれにて終了。

めでたし、めでたし。

コメント一覧

TNRさんへ
実際に行動して手弁当で活動されて人に
自分が出来ない事を匿名で意見するのは意味がないです。
あなたが一緒に活動して意見するなら意味があります。
理想を言うのは簡単です。
TNR
ボランティア活動の
忙しさの9割は「保護・譲渡活動」のせいです。
「TNR・地域猫活動」だけなら
そこまで負担が大きくありません。
あまねこさんのメンバーさん達は
里親探しがメインで
一番肝心な
TNRをあまりやられていない気がします。
猫問題の解決において
無理がなく、
持続可能で、
最も有効な対策は
保護譲渡ではなく
TNRや地域猫活動だと思いますよ!
センターから乳飲み子を引き出し
TNRをしないのは本末転倒です。
甚目寺観音、天王川公園など
野良猫が多い場所のTNRをして下さい!






ミルクボランティアK
この3兄妹が保護センターから我が家へ来た時、とても衰弱した状態でした。
まだへその緒が付いたままで、なんとか命を救いたいという必死な思いでお世話をしました。
その後一ヶ月ほどで里親さんのもとへ旅立ちましたが、やはりその後の様子はとても気になりスタッフの方から状況は聞いていました。

ホント、いい時代ですね♪
現在はInstagramで、3兄妹の元気な姿を拝見するのが楽しみになっています。
事情があって泣く泣く手放した初めの里親さんも同じ気持ちだと思います。
改めて、ここまで携わって頂いた里親さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
そして、これからも3兄妹の成長をとても楽しみにしております。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ねこネットあま情報」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事