前回の記事。
心音(ここね)♀
たくさんの子達を保護したこの場所。
保護して終わりではありません。
エサをあげることは悪いことではありません。
でもこの置きエサがある限り
でもこの置きエサがある限り
猫達は集まって来て、そして捨てられる。。
この場所で何度捨てられたという猫達を見てきただろうか。
そしてその中の1頭は泡を吹いて亡くなっていました。
1か所にたくさん猫を集めてはダメなんです!!
12月4日
首輪が付いた状態で保護した子
左側*時雨(しぐれ)*♂
毎日こんな状態です(≧▽≦)
猫達が増える度に保護する訳にはいきません。
まず私がしたことは最寄りの保健所に相談。
保健所の職員さんが現場を見に行って下さいました。
そしてこれが実際に保健所で作っている
ラミネートされたチラシ。
「エサを与えるな!」ではないチラシ。
「エサを与えるな!」ではないチラシ。
これをあの場所に貼らせてもらいたい!!
保健所の方はチラシの準備をして下さいました。
次にこれを貼らせてもらう許可が必要になります。
この場所は他県にも支店を持つとても大きな会社の敷地。
本社に電話をかけてみようとこの会社を検索してみると。。
資本金300億。。(;´∀`)
売上高2300億。。( ;´Д`)
従業員4000人近くいる。。
これは厳しいかな。。
ダメ元で電話してみよう!!
受付のお姉さんに要件を伝え
管理部の男性に電話が繋がれました。
お仕事中なので手短に、わかりやすく説明をします。
そして。。。。。許可がおりました!!
やった!!!!(ノД`)・゜・。
「その場所の責任者の方と話をして
貼っていい場所ダメな場所があると思うので聞いて下さい。
管理部に話が通っていると言えば大丈夫ですから。」
そう言って下さいました。
早速責任者の方に電話!
セキュリティがかかった場所があるので
警備会社に確認を取って下さるとのこと!!
そして一昨日すべての許可がおりました。
年明け保健所にチラシを取りに行き
この場所に貼ります!!
みなさん、本当にありがとうございます<(_ _)>
12月29日獣医さんへ
いつものように洗濯ネットに入れキャリーで向かいます。
院長先生「だいぶ落ち着いてきたので血液検査をしましょう。」
やっとこの日がきました。
洗濯ネットから足だけを出し
3人の先生に抑えられる心音。。暴れないか心配です。
私が必死に心音の頭を撫で
心音!心音!頑張って!!
そう声をかけます。
心音はとてもおりこうさんで血液採取ができました。
1時間以上待ちます。。。
心音は何かあるような気がしていたので
ここで何かわかれば治療も考えられる!!
そんな想いで心音と一緒に待ちました。
名前を呼ばれ診察室へ
院長先生の顔が物語る。。
私「何ですか?どこがダメなんですか?」
院長先生「全く予想外でした。。」
そして他の検査項目はすべて正常範囲内
貧血も良くなっていました。
院長先生は言う。
「ここで2つの選択肢がある訳だけど
この子をリリースすればその地域の子達にウイルスは移ります。
でも今現在その地域の子達が
どれだけウイルスに侵されているのかわかりません。
徹底的に捕まえて検査することは無理ですよね。
ならばこの子は移らない最低限できること
避妊手術をしてからリリースも全然ありだと思いますよ。
Kさんの方にも事情があるでしょう。」
私はね、この子の保護を考えている時
この子の生活を追っていました。
ご飯がある場所にこの子は道路を渡って来ます。
トラックの通りが多い道路を。。
渡ってくる所には大きなマンションがあります。
おそらくマンションのどこかに寝床があるのではないか?
マンション内をくまなく探し歩きました。
そして心音はご飯の場所に行って
エサやりのおじさんが来るまで
この植木の中に身を隠していたんです。
ここは過酷だね。。
それでも、保護したくても出来ない子
保護出来ても慣れない子はいます。
警戒してはいるもののそばまで寄って来る心音は
保護して、慣れてくれるのではないか?
そして保護に踏み切りました!!
心音はダブルキャリア。。
この子のストレスは寿命を縮めます!
最近はほとんどケージに入ることがなくなりました。
でもふかふかが気持ちいいことを知らないから
冷たいのにこの場所が好き。
ねこじゃらしの遊び方も知りません。
最初は見向きもしなかった。
それが目で追うようになります。
そして手で捕まえるようになります。
捕まったらどうしていいかわからないようで固まります。
ねこタワーにも上りません。
ねこタワーにも上りません。
上らなくても興味を持つようになります。
私はね、おうちにいることがこの子のストレスになるのなら
リリースするべきなのかな。。
監禁になってはいけない。
そう思って見ていたんです。
心音の様子を見ていたんです。
部屋に人が入ってくると怯えます。
1番奥の方で、隅っこで身を小さく怯えます。
そんな時はこうして撫でて
「心音、大丈夫だよ!」
そう言葉をかけてきました。
その中には。。
「お願い!ここで馴れて!!
ダブルキャリアのあなたを外には離せない。。」
そんな想いが大きくありました。
私が行くとね、こうして鳴いて呼ぶようになりました。
まだまだ心は開いていないんでしょうが
私にいろんなことを許してくれている心音。
私は覚悟を決めた!!
白血病は同じお皿やトイレでも移ります。
血液検査の数値も良かったし
まだ発症していないと思います。
ダブルキャリアの子の避妊手術はリスクが高いので
それも考えようと思います。
心音がここまで生きて来れた事
by 会員K