ねこネットあま

心音の未来

 

前回の記事。
心音(ここね)♀

イメージ 8
 
調子がいい状態が続いています(*´ω`*)
更に間隔をあけてステロイド投与となりました。
 
イメージ 1
 
イメージ 2
 
たくさんの子達を保護したこの場所。
保護して終わりではありません。
 
イメージ 3
 
イメージ 4
 
エサをあげることは悪いことではありません。
でもこの置きエサがある限り
猫達は集まって来て、そして捨てられる。。
この場所で何度捨てられたという猫達を見てきただろうか。
そしてその中の1頭は泡を吹いて亡くなっていました。
1か所にたくさん猫を集めてはダメなんです!!
 
イメージ 5

12月4日
首輪が付いた状態で保護した子
左側*時雨(しぐれ)*♂
 
イメージ 6
 
毎日こんな状態です(≧▽≦)
猫達が増える度に保護する訳にはいきません。
 
まず私がしたことは最寄りの保健所に相談。
保健所の職員さんが現場を見に行って下さいました。
 
イメージ 7
 
そしてこれが実際に保健所で作っている
ラミネートされたチラシ。
「エサを与えるな!」ではないチラシ。
これをあの場所に貼らせてもらいたい!!
保健所の方はチラシの準備をして下さいました。
 
次にこれを貼らせてもらう許可が必要になります。
この場所は他県にも支店を持つとても大きな会社の敷地。
本社に電話をかけてみようとこの会社を検索してみると。。
資本金300億。。(;´∀`)
売上高2300億。。( ;´Д`)
従業員4000人近くいる。。
これは厳しいかな。。
ダメ元で電話してみよう!!
 
受付のお姉さんに要件を伝え
管理部の男性に電話が繋がれました。
お仕事中なので手短に、わかりやすく説明をします。
そして。。。。。許可がおりました!!
やった!!!!(ノД`)・゜・。
 
「その場所の責任者の方と話をして
貼っていい場所ダメな場所があると思うので聞いて下さい。
管理部に話が通っていると言えば大丈夫ですから。」
そう言って下さいました。
早速責任者の方に電話!
セキュリティがかかった場所があるので
警備会社に確認を取って下さるとのこと!!
 
そして一昨日すべての許可がおりました。
年明け保健所にチラシを取りに行き
この場所に貼ります!!
みなさん、本当にありがとうございます<(_ _)>
 
12月29日獣医さんへ
いつものように洗濯ネットに入れキャリーで向かいます。
院長先生「だいぶ落ち着いてきたので血液検査をしましょう。」
やっとこの日がきました。
洗濯ネットから足だけを出し
3人の先生に抑えられる心音。。暴れないか心配です。
私が必死に心音の頭を撫で
心音!心音!頑張って!!
そう声をかけます。
心音はとてもおりこうさんで血液採取ができました。
1時間以上待ちます。。。
心音は何かあるような気がしていたので
ここで何かわかれば治療も考えられる!!
そんな想いで心音と一緒に待ちました。
 
名前を呼ばれ診察室へ
院長先生の顔が物語る。。
私「何ですか?どこがダメなんですか?」
院長先生「全く予想外でした。。」
 
 
イメージ 9
 
心音、ダブルキャリアです。。
ダブルキャリアとは、
エイズ、白血病共に持っている子。

院長先生が予想外と言った理由は。。
 
イメージ 10
 
イメージ 11
 
心音の子供達
3頭共に陰性。。
誰からもウイルスが検出されなかったから。
こんなことってあるんですね。。
私もここは全く疑っていなかった。。
 
イメージ 12
 
そして他の検査項目はすべて正常範囲内
貧血も良くなっていました。
 
院長先生は言う。
「ここで2つの選択肢がある訳だけど
この子をリリースすればその地域の子達にウイルスは移ります。
でも今現在その地域の子達が
どれだけウイルスに侵されているのかわかりません。
徹底的に捕まえて検査することは無理ですよね。
ならばこの子は移らない最低限できること
避妊手術をしてからリリースも全然ありだと思いますよ。
Kさんの方にも事情があるでしょう。」
 
私はね、この子の保護を考えている時
この子の生活を追っていました。
ご飯がある場所にこの子は道路を渡って来ます。
トラックの通りが多い道路を。。
渡ってくる所には大きなマンションがあります。
おそらくマンションのどこかに寝床があるのではないか?
マンション内をくまなく探し歩きました。
 
イメージ 13

そして心音はご飯の場所に行って
エサやりのおじさんが来るまで
この植木の中に身を隠していたんです。
ここは過酷だね。。
 
それでも、保護したくても出来ない子
保護出来ても慣れない子はいます。
警戒してはいるもののそばまで寄って来る心音は
保護して、慣れてくれるのではないか?
そして保護に踏み切りました!!
 
心音はダブルキャリア。。
この子のストレスは寿命を縮めます!
 
イメージ 14

最近はほとんどケージに入ることがなくなりました。
 
イメージ 15

でもふかふかが気持ちいいことを知らないから
冷たいのにこの場所が好き。
 
イメージ 16
 
ねこじゃらしの遊び方も知りません。
最初は見向きもしなかった。
それが目で追うようになります。
そして手で捕まえるようになります。
捕まったらどうしていいかわからないようで固まります。

ねこタワーにも上りません。
 
イメージ 17
 
上らなくても興味を持つようになります。
 
私はね、おうちにいることがこの子のストレスになるのなら
リリースするべきなのかな。。
監禁になってはいけない。
そう思って見ていたんです。
心音の様子を見ていたんです。
 
イメージ 18
 
部屋に人が入ってくると怯えます。
 
イメージ 19
 
1番奥の方で、隅っこで身を小さく怯えます。
 
イメージ 20
 
そんな時はこうして撫でて
「心音、大丈夫だよ!」
そう言葉をかけてきました。
その中には。。
「お願い!ここで馴れて!!
ダブルキャリアのあなたを外には離せない。。」
そんな想いが大きくありました。
 
イメージ 21
 
私が行くとね、こうして鳴いて呼ぶようになりました。
まだまだ心は開いていないんでしょうが
私にいろんなことを許してくれている心音。
 
私は覚悟を決めた!!
 
イメージ 22
 
イメージ 23
 
白血病は同じお皿やトイレでも移ります。
 
イメージ 24
 
血液検査の数値も良かったし
まだ発症していないと思います。
ダブルキャリアの子の避妊手術はリスクが高いので
それも考えようと思います。
 
イメージ 25
 
心音がここまで生きて来れた事
人に馴れるのが早かった事
エサやりさんのおかげなんだと思いました。
 
心音のはっきりとした年齢はわかりません。
ここまで生きて来てダブルキャリア。。
野良猫の宿命ですか?
 
イメージ 26

心音、私の想いが優しくあなたに響いている?

 

by 会員K

 

コメント一覧

会員K
のりさんへ
私もかつて同じでした。
子供の頃おうちの前に現れた痩せた1頭の子猫。
その子にパンを浸したミルクをあげました。
飼うことができないのにエサをあげたらダメ!父に怒られたんです。
次の日その子はおうちの前で亡くなっていました。
この子は死ぬしかないの?
みんながそう思ってご飯をあげなければこの子は死ぬしかないんです。
でもね、飼うことができないんですよ。
産まれても過酷な中、人知れず亡くなる子はたくさんいます。
昔は猫の外飼いが当たり前で、完全室内飼いなどなかったように思います。
自由気ままな猫達をおうちに閉じ込めるのはかわいそうだとまだまだ言う方がいます。
のりさんの言うように昔と今とでは環境が違いますね。
猫達が穏やかに暮らせる環境ではありません。
心音のように病気は移り合い、虫、事故、虐待
寒さや暑さで命を落とします。
飼い主がいない猫達は短い寿命を遂げるのです。
悲しんでくれる人さえいないんです。
弱い者を排除するのではなく、共に生きたい。
その為に必要なことがあります。
たくさんの方の理解も必要です。
まだまだこれからです。。

私達がしていることはエンドレスです。
でも、保護し、温かいおうちに入れた子の過酷はエンドレスではありません。
1頭1頭がかけがえのない尊い命なんです。
全く追いつかないところが悔しいですけどね。
たくさんの方が立ち止まって考えてくれるといいなぁ。
心音を見て想うことはたくさんです。
のりさんと同じように。。いつもありがとうございます。
のり
そうだったんですね。。
私、、数年前までは 無責任に猫ちゃんに食べ物をあげることが 結果的に 家のない猫を増やし 過酷な生活を強いられる子が増えて行くことまで考えてませんでした…。 ねこネットあまさんのような活動をしている方のことを知り、ただ、その場しのぎで ゴハンをあげることが かわいそうな猫を増やすと 心を痛めました…

町の中を自由に歩き回り、気ままに過ごす野良猫達を子供の頃から かわいいなぁと思い見てきました。

でも、、いずれ、 「昔、野良猫っていたよね? 最近見なくなったよね?」と言う日が来るといいですよね。

寂しいですけど、やはり 今の世の中。外で生きるのは辛いです。暑さ寒さ空腹だけでなく 人が恐ろしいです

心音ちゃん、そうだったんですね。
長い間、野良で生きて 元気な子猫を産んで…

やはり、Kさんのとこを選んで来たんだ。
もう、疲れちゃったんですね(>_<)

だんだん、素敵な名前も覚え フカフカが気持ちいいことも知って行くんですね。

心音ちゃん、とても幸せそうな顔してます。
Kさん 心音ちゃんにとって いちばん良い選択をしてくださって 本当にありがとうございます。。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「活動記録」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事