TNRを終えた場所で
こうして置いてある置きエサ。
避妊去勢手術を終え
産まれなくても猫は増えて行きます。
そしてまた新しい猫達による繁殖が繰り返されていきます。
ご飯の時間にやって来た母猫と子猫3頭発見!!
11月29日2頭
12月1日1頭
子猫全頭保護しました。
それから、この場所に捨てられたという
首輪をつけたキジ♂
12月4日保護しました。
そして残った母猫
避妊手術をしなくてはいけません。
何とも悲し気な表情の母猫。
私はこの子の避妊手術と捕獲を考えた時
同時に保護をずっと考えていたんです。
子猫だけを取り上げ
これからどんどん寒くなる
過酷なあの場所にこの子を放すの?
ずっと考えていたんです。。
絶対に放せない!!
12月13日保護しました。
保護器ではなく
ご飯の入ったケージにこの子は自ら入りました。
ゆっくり。。ゆっくりと。。
ご飯を食べてる時触ることができたこの子は
すぐに触られることに馴れていきました。
そんなこの子に*心音*(ここね)
と名前がつきました。
心に優しく私の想いが響きますように。。
少しづつ、少しづつ。。
保護して6日目
11月18日猫さんのお届けから帰った夜10時
心音の様子がおかしいことに気づく!
目はうつろ
ぼーっとして動きがおかしい!
目つきが明らかにおかしかった。
すぐにメンバーの一人に写メをします。
メンバーT「危険な状態だから救急に走りなさい!」
私は怖かった。。
心音、どうしたの?
何が起こったの??
朝は普通にご飯も食べて元気だったじゃない?
私が信頼する獣医さんに電話をし
こんな遅い時間だけど院長先生は診て下さいました。
洗濯ネットに入れての診察です。
私のおうちで少し慣れてきてはいたけれど
突然連れて来られた場所、知らない人
心音は洗濯ネットの中で暴れます!!
洗濯ネットから出すこともできず
ちゃんと検査もできません。
ネットから部分、部分を出し
お尻から熱をはかります。
顔色、脱水
野良猫だった心音は診れるところを診るしかない状態。
結果、極度の貧血があることがわかりました。
脱水もあるようでした。
院長先生は言う。
「こういう状態で病院に来る子は意外といて
ペットホテルに一週間預けられ
ストレスから白血球が破壊され極度の貧血が起きる。
食欲もなくなって水も飲まない、脱水が起きる!
子猫を産んだ後で多少の貧血もあったでしょう。
子猫がいなくなったことへのストレスもあったんでしょう。
心音ちゃんは急な環境の変化により
極度のストレスで大きく白血球が破壊されたというのが
1番の原因だと考えられます。
生きるか、死ぬかのところにいます。
僕もね、猫はストレスで死ぬんだと
2頭亡くなった猫で知りました。
一晩預かりたいところですが、今の心音ちゃんは危険です。
壊された白血球を正常に戻す力をつけるのに
とりあえず今日はステロイドの投与をし様子をみましょう。」
悲しかった。。本当に悲しく、苦しい。。
心音は私が保護したことにより
こんなに苦しい想いをしているの?
1番聞きたくなかったことを院長先生は言う。
「リリースした方がいいかもしれませんね。
でも今の状態では無理なので
食べれるようになってから考えた方がいいかもしれません。」
私はね、保護することが絶対的にこの子達を救えるって
思っていたんです。。
私が保護したことにより
もしもこの子が。。。どうしていいかわからなくなる。。
私がしてることは何?
11月19日獣医さんへ
ステロイドが注射されました。
薬が効いているのか
この日は調子が良さそうでご飯を食べ
元気もありました。
11月21日獣医さんへ
朝起きて心音のところに行くのが毎朝怖かった。
このまま亡くなってしまうんではないか?
毎日不安でたまらなかった。。
私の心配をよそに
心音はお腹いっぱいご飯を食べ
すやすや眠る。。こんな開放的な姿で。。
12月24日獣医さんへ
調子は良くなったり悪くなったりの繰り返し
せめて、血液をとることができれば
いろんな数値を診ることができるのに。。
心音は獣医さんで暴れる為、血液採取ができません。
いつも獣医さんでは洗濯ネットに入り
キャリーに入ったままの診察でした!
それでも心音は毎回洗濯ネットも嫌がらず
暴れることなくキャリーに入ってくれました。
心音の調子が良ければ
心音、頑張ろうね!
絶対元気になろうね!!
そう思えるんです。。
悪くなれば、ごめんねって涙が出るんです。。
12月26日獣医さんへ
ご飯もしっかり食べるようになり
調子がいい状態が続いています。
ステロイド投与の日にちをあけていきます。
もう大丈夫ですよ!
院長先生にそう言ってもらえました!!!!
病院にも馴れてきたのか、洗濯ネットで暴れることなく
次回は血液採取をしてみようか?
年明けは避妊手術も考えましょう!
年明けは避妊手術も考えましょう!
良かった。。本当に良かった。。
最後に院長先生に聞く。
私「この子のリリースは。。」
院長先生「落ち着いて来たよね!
この子は慣れると思うよ!!」
その言葉を聞けて良かった。。
心音は年寄りではないけれど
1歳ぐらいの若い猫ではないと院長先生は言う。。
出産経験も初めてではないんだって。
帰りの車の中でふっと思い出したことがありました。
心音と出会ったあの場所
私が大規模なTNRをする前出会った1頭の猫がいた。
お腹を空かせたサバ白のその子に
コンビニにで缶詰を買い、あげたことがあった。
その1度だけ会ったあの子。。
2015年11月12日の記事
あの子達がいた場所のすぐそば。。
サバ白のこの子
琥珀と繋がってる気がしました!
「お腹すいてない?」
気がつくと私はコンビニに行き
猫の缶詰を買っていました。。
匂いにつられ距離を保ちながら出てきました!
いつ食べ物にありつけるかわからない毎日。。
私は100円出せばこれを買うことができるのに。。
心音でした。。。
ちょうど2年前、私は心音に出会っている!
この時すでに成猫の心音は3歳以上であることがわかります。
ここまで頑張って生きて来たということと
2年が経ち、今度は子猫と共に私の元へ
ケージから出る時間が増え
とても穏やかに過ごしています。
少なくとも3年以上野良として生き
保護して2週間でこんなに穏やかな心音に驚く。。
それでも、ご飯を取られそうになると
ぴしゃ!!と手が出るのは野良であった証です(笑)
念入りな毛づくろいは女の子の証?(/ω\)
元気になってきた証拠です!
綺麗になって、表情も良くなって
少しふっくらした心音(*´ω`*)
私はこの子はおうちで暮らせる子だと思っています!
まだこの場所が1番落ち着くようだけど
気が向いた時出て来たらいいんだからね♪
by 会員K