はじめに : アマリはディスクをキャッチするのが苦手である。向かってくるディスクやトス、テイクはキャッチするが、ショート・ミドルスローになると一生懸命追いかけるが キャッチができず、頭や鼻先にぶつかったり、落ちてから拾い上げることが多い。そこで空中にあるディスクを咥える練習器を作成したので紹介する。
準備 : 準備するものは、ディスク1枚、園芸用の紐(細いもの)約20m 以上。ディスクの中央に用意した紐が通るほどの穴を開ける。そこに紐を通し約50cmでディスクをつるせるように、紐の先には輪を作っておく。別の10mの紐を用意し、壁や柱に地上1mくらいのところに引っ掛け、他方は手で持つようにする(以降ケーブルという)。そのケーブルに先ほど作ったディスクをつるした紐の輪を通して、ロープーウェイのように張った10mのケーブルの間にディスクがつるされている形にする。さらにディスクをつるした紐の輪のところに5mの紐をつけ、ディスクを引っ張れるようにする(以降引き紐という)。
方法 : プレイヤーは左手にケーブルの端を持ち、右手でディスクを投げるかのように回転をかけて放す。このとき投げる必要はない。助手が引き紐をゆっくり引き、まるでディスクが飛んでいくようにスピードを調整しながら引く。走って追いかけて最終的には空中にあるディスクをキャッチさせるようにする。うまくいかなくてもとにかく空中でキャッチさせる。
考察 : 空中に飛んでいるディスクをキャッチするのは小型犬にとっては難しい(特にアマリには難しいようだ)。頭や鼻にあたってしまったり、落ちてしまったり。この練習器にて空中にあるものをキャッチする感覚は練習できる。特に逃げていくディスクを追いかけてキャッチする感覚は、実際にディスクを投げたときの感覚にちかいと思う。うまくキャッチできなくて、パン食い競争のようでもいいから最終的に空中にあるディスクを捕らせるようにするといいようだ。写真は屋外でやっているが、ケーブルを短くして室内で練習することもできるし、お勧めである。この練習も、ディスクが欲しくてたまらないという”欲”をつけておくのは言うまでもない。欠点は助手に手伝ってもらわなければいけない点である。
まとめ : ディスクキャッチ練習器を作成した。初級犬にとって、空中にあるディスクを捕る練習には良いと思う。アマリにも少しずつ成果が出てきたようだ。byアマリパパ