天巧

侘寂

裸月物語

2006-10-01 18:47:11 | Weblog
裸月物語2006.10.1エルスタッフスタジオ
作・演出 朝倉 薫・・・
月から水を吸い取った地球、月は枯れ、地球は緑に満ちる。新御茶ノ水博士と助手の守くん(ひょっとして女性)は、月から来た月人を探し、鈴木月子を見つける。昔、江戸時代に悪者から千両箱を盗んで、家のない子供達のために、木更津の海を埋め立てて遊び場(ディズニーランド?)を作ることを夢見る三人組。その三人組も月人?。月子の身体のなかに入る。小児麻痺の月子が立てば、月子の身体に入った6000人が月に帰る。地球の水が月に戻り。地球は破滅となる。何が本当で、何が嘘なのか?わからない守くんが話せに問いかける。地球は滅びるのですか?好きあっていた新御茶ノ水博士と守くんのその後は・・・・・・・・?

「奴ら」~海よ、オレの母よ~

2006-06-20 00:25:18 | Weblog
2006.6.19「奴ら」作・藤森一朗AIR STUDIO
ヤクザの娘で生まれた「さき」母を早くに亡くし、父も亡くなり、やくざな兄も刑務所から出てすぐに死んで幽霊となって、さきの前にあらわれる。ヤクザの組は、二人の若いしゅう(関と山田)。若いサキが、落語家の師匠に面倒を見てもらいながら仕切ってきた。そのサキが素人と結婚することに・・・サキは暗い過去から結婚を諦めようと悩むが、兄があらわれ、相手の男に全てを話してみろとサキに言う。その結果、結婚することになるが、敵対するヤクザに結婚式をメチャメチャにされそうになる。結婚式場を探すヤクザに、問い詰められ、指を切られても白状しないタマチャン(関の彼女)。結婚式を荒らしにきたヤクザと戦う関と山田は、やられて死んでしまう。元暴走族のタマチャンの運転でサキと彼は難を逃れる。兄の不幸な妹を思う気持ち、若いしゅうのサキを助けようとする純粋な心。その思いは、海のようなオレの母を思い出してしまった。加山雄三の歌を聞きながら・・・

「神さま、もうちょい右」

2006-04-15 16:38:56 | Weblog
2006.4.15学芸大の千本桜ホール。キャバ嬢のヨキコと心を持たないクーが、フランスで、幸せって何なのか?探し求める。お金でもない、名声、友達、美貌、健康、結婚、大切な人を失わないことでもない!神さまから三つのお願いを与えられたクーは、一つ目はユキコにフランス語が話せるように、二つ目はユキコが崖から落ちそうなときに、自分のしっぽをロープに助けようとした時に、ずれているしっぽを「神さま、もうちょと右」と願い、地球が最後の日になりそうな時に、自分のしっぽがとれて、また三つの願いをしたら死んでしまう時に、「ユキコを幸せにして下さい」と神さまにお願いする。クーが心を持った。夢も見ないクーが夢も見るようになる。(舞台でのポイの夢の世界は綺麗)。幸せって何だろうと考えさせられる。自分のことでなく、他の人の幸せを願うことが、一つの幸せだと思う。