K.M. Rodsmiths

自分で作ってしまえ (バンブーロッド、ランディングネットetc.)、ネコ、

飛行機

2006年12月21日 | Weblog
実家が遠いこともあって、年に1~2回は飛行機を利用する。
おめでたい性格からか、高いところは結構好きで、ずっと窓の外を見ていても飽きない。
いつか、小型飛行機を自分で飛ばすのが、ひそかな夢だったりする。
レシプロエンジンの飛行機の、“ブーン”というエンジン音は心に響く。
以前は、MSのフライト・シミュレーターでよく遊んだものだ。

かつて、航空業界に詳しい人に、成田に行ったら、航空会社毎に離陸の位置を比べると面白いという話を聞いた。
特定の国々の航空機は、明らかに他の国の航空機より早く離陸するというのだ。
滑走路には、色々な線がひいてあるが、一際目立つ横線がある。
その線を越えたら絶対に離陸を中止できない線だそうだ。
その線を目安に比べてみるのだ。
こういった国では、タクシーに乗ったときも、へたに急いでくれなんて言うと、自分の、場合によっては一族の名誉にかけ、命がけでブッ飛ばすそうだ。
そんな話を思い出し、なるほどと納得した。

そんな航空会社の飛行機乗ったときの話。
その数ヶ月前、その航空会社の旅客機が、爆弾テロにより墜落し多数の犠牲者を出すという悲惨な事件があった。
空港側のチェックとは別に、航空会社により独自に、旅客に対して厳重なボディチェックが行われた。
荷物どころか、頭からつま先まで、股間だろがお尻だろうが容赦なく調べられた。
気持ち悪いの何の、まさに「そこまでする?」という感じ…
当然女性は女性の担当者がやるのだが、イスラムのお国ゆえ女性の担当者が少なく、逆に乗客は女性の方が三倍くらい多く、長蛇の列。
普通なら、あわてず待っていればよい訳だが、そのときは事情が違った。

考えられないことに、ファーストクラス以外座席指定がなく、すべて自由席であったのだ。
まず空港で、搭乗券をもらったときに、目を疑った。
座席指定の欄がブランクなのだ。
係りの人に確認したら、あっさりと、「イッツ フリー。 アズ ユウ ライク。」というではないか…
急がなければ、席がなくなってしまうとの切迫感に負け、文字通り手ぐすね引いて、ニヤニヤ笑うオヤジの所に並ぶ女性客…
「キャ~~」、「アレ~~」後は御想像におまかせします。
飛行機が動き出し、離陸直前になっても席がないとあわてる乗客が出る始末。
何とか最後の客も席が見つかり、無事離陸。
それからもいろんな事があったのだが、それはまた別の機会に…

そこで、この画像であるが、おじさん、飛行機の翼の上で一体何をしてるの?
これは某国の国内線で、これからこの飛行機に乗るのだが、メンテナンスのため多少遅れるとのインフォメーションが…
メンテナンスって、翼のところにテープを貼って、テープで壊れてる所を直してるなんてまさかないよね…
私の不安な気持ちをよそに、飛行機は思い切りエンジンをふかして急上昇し、定刻通りに目的地に着いてしまった。
さすがにこの時は、パイロットらしき人がコクピットから出てきて、いきなりお祈りするなんて事はなかったけれど…

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