中古の胴を入手したので、いろいろいじってみた。
いつぐらいの物かわからないが、胸、胴台ともにかなりがっちり作ってある。
特に胸は、今どきの物よりかなりしっかりしている。
全体的に奇麗なのだが、中央付近に深めの傷が数本ついていた。
打たれ傷もあるが、コンパウンドで軽く磨けば取れる程度。
塗装するには、余計な物は取り外すのが基本だが、外さずに塗ってみた。
裏の朱漆はあまり劣化してなく、剥がすのにちょっと手間がかかった。
表は黒呂で3回、塗って研いで磨いて、裏は拭き漆2回で、完成。
冬場は気温が低いため、漆塗りには適さないと聞いたが、室内で必要な湿度を保てば問題なく硬化し、あまり日を置くことなく次の作業に移ることができた。
前から欲しかった波千鳥のデザインの胴が、手に入った。
この胴は、稽古用として普段に使う予定である。
酷使して、痛んだら塗り直す。
どうせやるなら、次は変わった塗りに挑戦してみよう。
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