K.M. Rodsmiths

自分で作ってしまえ (バンブーロッド、ランディングネットetc.)、ネコ、

今週の釣果

2007年05月05日 | フライフィッシング
良い竿を作るには、使い倒してそこから見えてくるものが次のステップに繋がる。
それは、竿と腕の双方を鍛えることになると思う。
と、言い訳をして竿作りはほったらかして川に通っている。
しかしこれは遊んでいるのではなく、あくまでも修行なのです。
転んで痛い目に遭ったりもするし…

私の場合、プロではないので自分が唯一の顧客となる。
この顧客は厄介で、遠慮や妥協というものを知らない。
テーパー設定の数値を見せても理解できないので意味がない。
また、変な性格で、見た目の美しさなどどうでも良いようだ。
しかし、普通の人には理解されない、変テコなこだわりがたくさんある。

テーパー設定はプロのロッドビルダーには大切なことだろう。
しかし、私のようなすべてにアバウトな者には、細かなテーパーに拘ったロッドなど、ネコに小判、豚に真珠だ。
どちらがネコでどちらが小判なのだろうか…?
上手い人は、ネコだろうが豚だろうが、さらに真珠だろうが小判だろうが、簡単に使ってしまうだろう。
ただし、使いやすい使いにくいという違いは出るだろう。

フライロッド、中でも竹竿については、この使い易さ、使ったときの心地よさはとても大事なことだ。
さらに、K.M.R.ロッドには可能な限り安く、かつありがたい物という条件がつく。
しかし、私の性格のためか、キャスティングのフィールが満足できれば、仕上げなどどうでも良くなってしまうという欠点がある。
このところ使い倒している真竹ロッドも、ラッピングの仕上げコートはしていない!
どうせガイド位置が気に入らなくなったり、糸溝が入って交換したりするのだからと、適当な言い訳をしてそのままにしている。
最近、最後の仕上げだけは誰かにお願いすれば、いいロッドになるかもしれないなどと無責任に思っている。

この性格は、何とかしたいとずっと思ってきたが、もう無理か…
これに加えて、妥協できないことについては、絶対に譲れないし。
しかし、顧客としてみれば、K.M.R.はこのところ少しはマシになってきている?
何たって、あれだけ頻繁にキャスティングして魚を釣っているのだから…
ところで画像は、今週の修行の成果の一部。
あれっ、この川は先週までカワムツしかいなかったのに、10匹中3匹くらいヤマメが釣れて来るぞ…
これは…KFFCの方々の仕業だな…毎年ありがとうございます。
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