飲みすぎて気分が悪くなったことはあるが、これまで船に酔った記憶はない。
今回一晩だけかなり揺れたが、それでも酔うことはなかった。
最後の夜などまるでスイミングプールのような静けさ、東日本を襲った津波がこの海で起こったことなど想像もできない。
この正月は珍しく雪が積もった。
私が子供の頃はもっと雪が多く、楽しいと言うより大変なことの方が多かった。
でも、ずっと積もったまま消えない雪は、九州育ちのJr.には珍しいのだろう。
ひとしきり雪かきのお手伝いをしていた。
雪遊びといえばやはりスキー。
数年ぶりのゲレンデに心がはやるが、もう若くなく体が思うように動かない。
それでも何回か滑ると、感覚が少し戻ってきた。
かつては、シーズンになるとほぼ毎週どこかで滑っていたのだから。
もしかすると釣りよりもずっと深みに嵌っていたかもしれない。
徹底的に叩き込まれた基本は、時が経っても体が覚えているものだ。
しかし、Jr.君にはほぼ始めてのチャレンジなので、始めの1時間くらいはとても苦労したようだ。
でも、若いということはすべてにおいて柔軟で、あっという間に滑りを覚えてしまった。
オヤジの方は悲しいかな、ちょっと滑っただけで体中が筋肉痛。
帰りの首都高速でスカイツリーのすぐ脇を通ったので、Jr.の携帯で撮ってもらった。
なるほど高い。
今度登ってみなければいけない。
下の画像はお台場からの新旧の両タワー。
上が東京タワーで、下がスカイツリー。
同じ立ち位置で、カメラを回すと二つのタワーが撮影できる。
この辺りの首都高速は、夜景がとても綺麗。
綺麗だからといって運転中見とれているととても危険なのでご注意を…
私が住んでいたときと比べ、高層ビルが増えた。
昨年の震災では、停電による被害がかなりあったそうだ。
東京に住む兄は、異なった振幅で大きく揺れる高層ビルを目の当りにして、かなり衝撃を受けたそうだ。
楽しいお正月もあっという間に過ぎ、九州まではまた船の旅。
港に入ると、決まってトンビが出迎えてくれた。
食べるものなど何もないと思うのだが、しばらく船の周りを飛んでいた。
船では面白いことは何もない。
しかし、山国で生まれ育った私には、何度見ても海、殊に夕暮れの海は美しいものだ。
夕日の暖かそうな光からは想像できないが、空気はとても冷たかった。
九州に着くと、自宅ではなくそのまま大分に行った。
外気温マイナス3度は、私の実家の辺りよりも低い。
雪の量こそ少ないが、寒さでは東北に負けていない。
九州恐るべし。
自宅から、実家まで物理的距離はかなりあるのだが、気持ちの上ではそれ以上に遠くに感じていた。
この度の帰省で、なにか少し近付いた気がする。
大したことはできないが、復興のために僅かなことでも自分のできる範囲でやって行こうと思う。
追記
このネコの名前は、ちび、小鉄、etc.
いろんな所を縄張りにしてチャッカリ可愛がってもらっているらしい。
それぞれの場所で違った名前があるようだ。
この日はかなり寒かったが、釣堀のところまで追いかけてきてスタンバイ。
でも、アタリはあるのだが、全く釣れずヤマメにはありつけなかった。
いつもなら釣れそうにないときはすぐ見限るのだが、珍しくずっと待っていた。
また今度、釣リたてのとびっきり美味いヤマメを食べさせてやるから…
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