インドの印象
南 正一・千惠子
11月7日から17日まで次男の住んでいるインドへ友人夫妻と4人で旅行してきました。
ニューデリーの空はスモッグの空、空気は煙たい、それでも大きな木が多くて炭酸ガス
を吸ってくれるから、なんとか人間が病気にならずに暮らしていけるようです。乾季の
11月から3ヶ月程は雨が少しも降らないのだそうです。
ニューデリーでは三車線を四車線で走る車の列と、オートリキ車とバイクと人とでごっ
たがえしていました。特にオールドデリーを自転車リキ車で回りましたがお祭り前という
こともあってものすごい人ごみでした。
ニューデリーに3つ世界遺産があります。入場料は外国人は250ルピー、インド人は20
ルピーです。アグラのタージマハールは750ルピーでした。でも一見の価値はありました。
高速道路ができて5時間以上かかっていたタージマハールのあるアグラまで4時間で着
きました。しかし、高速道路を逆走する車やバイク、歩いている人、野良牛までいてカル
チャーショックでした。
11月13日はデワリというヒンズー教のお正月のようなお祭り日で、街は商店はもちろん
個人の家も電飾や花飾りで飾り付け、ロウソクを灯し、夜中まで花火をボンボン鳴らし、打
ち上げ喧騒が続きました。
ヒンズー教の聖地バラナシでは、聖なる川ガンジス(ガンガー)で死体をガンガーの水で清
めて火葬するところを見ることができました。沐浴している人のすぐそばを牛の死体が流れ
ていきました。舟で見た日の出が忘れられません。
観光の最後はカジュラホで、ヒンズー教の寺院群で、エロチックな彫像がいっぱいありま
した。これを親子三代で見たのも一興かと思いました。孫たちは14歳12歳男児です。
観光地で多いのは車の中まで押しかける物売りと、身体障害者や赤ちゃんを抱いた女の人
の物乞い、有名なお城のすぐそばの門の陰が立ち小便の場所になっていてトイレのような匂
いが充満していたり、とにかく匂いとひどい空気に悩まされマスクが手放せませんでした。
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