遡ること800年以上前、東国を行脚していた円智上人が発見したとされる大鰐温泉
今回は、そんな大鰐温泉のまちなかをぶらり散歩したときの様子を何回かに分けて紹介します。
大鰐温泉駅の南口ロータリーには、町名の通り、ピンク色の「鰐」が待ち構えていました。
そんな鰐が見つめる先には、「わにっこ安心ステーション」と書かれた可愛らしい建物が・・・
実はここ、もともと交番だったんです。
と、話は前後しますが・・・
今回の大鰐散歩は、(社)弘前観光コンベンション協会が主催している『ひろさき街歩き』のコースのひとつでもあります。
ガイドを務めてくれたのは大鰐町社会福祉協議会の田中さん。
丁寧に丁寧に案内していただきました!! 本当にありがとうございます・・・m(_ _)m
まずは【手古奈通り】をぶらり
このあたりには“油川”という名字のお宅が数件あるのですが、もともとは青森市の油川地区に住んでいた方だったのだそう。
むかし大火があった時に、こちらへ移り住んできたのだとか。
相生橋にさしかかり、橋の上から平川の流れを眺めていると・・・
無数のカルガモと一羽のハクチョウが、一斉にこちらへ向かってくるではないですか
流れに逆らってしばらく橋の下を旋回するハクチョウさん。
何もくれないと分かると、そっぽを向いて一気に上流へ戻っていってしまいました(゜ ゜ ; 現金ですねぇ・・・(汗
相生橋を渡りきると、このような食堂がありました。
『はしばた食堂』
まさに名前の通り、“橋の端にある食堂”です。
そしてここから先、みちは【ゆけむり通り】に名称を変えます。
ところで、大鰐の街中にはこのような公衆浴場が数軒ほどあります
昔の趣が残る建物からは、ノスタルジックな雰囲気が漂います・・・
そんな公衆浴場の中に“会館”とつく浴場が3軒ほどあるのですが、町民の為につくられた公衆浴場ということで、なんと!破格の¥200で入浴できちゃうんです!!
いずれも、大鰐財産区が管理しているとのことです。
さらにこの大鰐地区では、家にお風呂がないというお宅もあるそうですが、こういうことなら納得ですよね。
ゆけむり通りを歩いていると、ちょっぴりカラフルなパチンコ屋(?)が姿を現します。
今の時代、このようにこぢんまりと街に溶け込んだパチンコ屋は滅多に見かけません・・・ どこか風情を感じませんか?
そして、右写真の木造家屋には「藤佐もやし屋」という看板が見えます。
さすが“(大鰐)温泉もやし”で有名な町だけあって、もやし専門のお店もあるようです。
さてさて、こちらは湯魂石薬師堂(ゆだまいしやくしどう)といって、4~11月の間は足湯を楽しめるスポットなんです
(※画像クリック)
1593(文禄2)年に津軽藩を開いた津軽為信公が眼病にかかった時、「大鰐の湯で目を洗えば治る」という薬師如来のお告げを夢に見たそうで、大きな石の下から湧き出る熱湯を発見したのだとか。
為信は感謝の意を込め、この大石の上に祠を建立し『湯魂石薬師堂』と名付けたそうです。
さらに三代藩主の津軽信義にいたっては、参勤交代で帰藩している期間の半分をこの地で湯治するほどだったそうで・・・
このことが評判となり、この地が賑わうようになったのだそうですよ。
また、この頃から温泉の地熱を利用した野菜栽培が盛んになり、冬でも新鮮な野菜が食べられるということで人気が高かったたようで・・・
大鰐名物の“温泉もやし”も、信義が湯治するときには必ず献上されていたのだとか。
さて、ちょいと小腹がすいてきたころで、こちらのお店に立ち寄りました
『やぎはし餅菓子店』
そういえば、大鰐町地域交流センター「鰐come」でも、やぎはし餅菓子店の串団子が販売されていました。
実は、その串団子に一目ぼれしてしまいまして・・・
こちらがその串団子です(^^)
つきたての団子に甘さ控えめな黒蜜のタレが絡んで、なんともいえない絶妙なハーモニーを奏でています♪
注意したいのは、無添加の団子なので時間が経つと固くなってしまうこと。
やはり、できたての串団子は買ってすぐに食べるのが一番おいしいですね
ほかにも、「うぐいす餅」や津軽地方特有の「紅生姜入りの稲荷寿司」など、気になる餅菓子類がショーケースに並ぶ店内では・・・
素朴な雰囲気の女将さんが対応してくれます(^^)d
大鰐に来たときの立ち寄りスポットとして、ブックマークしておきたいお店のひとつですね。
§やぎはし餅菓子店§
■住所 青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字大鰐99-3
■TEL・FAX 0172-48-4010
■営業時間 7:00~18:00 (※団子は8:30頃~)
■定休日 不定休(但し、基本は無休)
■最寄駅 JR大鰐温泉駅(奥羽本線)/ 駅から徒歩約6分
by ヴァ♪
こういう昔ながらの建物ってずっと残っていて欲しいですね。
白鳥って現金ですよね~
何年か前、えさやりを制限されていなかった頃にかっぱえびせんを持って戯れに行った事がありますが
わらわらと集まったのですぐに1袋終わってしまい、それが分かってサッと解散された時の憎らしさと言ったら…
コメントありがとうございます!!
ところどころに昔ながらの建物が残っている大鰐温泉の街並みは、どこか懐かしい風情が漂っています
「安心する」「ほっとする」という言葉が似つかわしい街ですよね。
それにしても、白鳥はそんなに現金だったんですね・・・(^^;
ウミネコなんかは、空のかっぱえびせんの袋を持っているだけで近づいてくるのに・・・
鳥の性格も十羽十色ってことでしょうかね
しかし、私は紅生姜入り稲荷寿司が好きなのでとても気になります!!!
最近あまり見かけなくなったので食べたいなァ
ヴァ♪さんは紅生姜入り稲荷寿司は好きですか??
たまにスーパーで紅生姜入りの稲荷寿司を見かけるのですが、ついつい買ってしまいます (^^ゞ
そして、やぎはし餅菓子店の黒蜜タレがけ串団子は、ぜひ一度召し上がってみてください!
ハマるはずです