八戸は朝市の宝庫
現在、八戸市内の9ヶ所で朝市が開催されています。
その中でも陸奥湊駅前の朝市では、イサバのカッチャと呼ばれる魚商のお母さんたちの元気な掛け声が響き渡り、活気に満ち溢れています
そんな新鮮な食材が手に入る陸奥湊駅界隈に、新鮮な海の幸がたっぷりのっかったどんぶりを食べられるお店があります
みなと食堂
朝市真っ只中の朝6時からオープンしているので、朝から贅沢な海鮮料理をいただくことができちゃうんです
お店に入ると、楽しそうな話し声が響き渡ります
女将さんでしょうか?席に案内してお茶を出してくれました
(※画像クリック)
私も、若いご夫婦と気さくなご主人&女将さん(!?)との話の輪の中に入れてもらい和気あいあいと。
なぜだか、初めて来た感じがしません
話をしていると、私のお目当てだった“平目漬丼”は、珍しくヒラメが揚がらなかったため今日は出せないとのことでした
実は先客の若いご夫婦も目当ては同じだったようで、多少待ってでもどうしても食べたいと・・・
そんな熱意に負けて、ご主人が頑張ってくれたようです
しかし、今日はついてるぞー!と思ったのもつかの間でした
ヒラメではなく、それに代わる“マツカワ”という聞いたことのない魚だったのでテンションが下がりそうになっていると・・・
ご主人から、「マツカワはめったに手に入らないんだよ!すごいラッキーだよ!!」と・・・
えっ?
よくよく話を聞くと、【マツカワガレイ】といって北海道幌泉郡えりも町から北海道函館市南茅部あたりで獲れる希少なお魚なのだとか。
無知な私に「寿司屋でどんな魚か聞いてみれば分かるよ」と、笑顔のご主人。
その瞬間、さっきまでのがっかり感はどこへやら?現金な私はニッコリ笑顔に
「平目漬丼よりは少し値段が高くなるけどいいですか?」というご主人の問いかけにも即答でYES!!です
こちらがそのマツカワ漬丼です
見てください、この綺麗なピンク色をしたマツカワガレイの刺身を
見とれてしまい、しばらくの間ただ眺めていました・・・
マツカワの刺身には甘めの漬けダレがうっすらと付いており、さらに下のご飯には漬けダレがしみ込んでいます。
ひとたび口に入れると、ぷりっぷりのマツカワガレイの食感と風味が口の中に広がり、シアワセイッパイです
私は、最初は黄身をつぶさずそのまま食べて、そのあと黄身をつぶしてマツカワとまぜました。もう、言葉になりません・・・
そんなマツカワ漬丼のほかに、魚のダシが効いたみそ汁、めざし、茎わかめの佃煮までついてきて¥1,300(※平目漬丼は¥1,000)とは、どれだけ大盤振る舞いなのでしょう
ご主人曰く、実際、この値段では絶対に食べられないそうです・・・ 先程、一瞬でも落胆した自分が恥ずかしい(>_<;
あとで調べてみたら、マツカワガレイは王鰈なんていうブランド名がついているではないですか 鰈(カレイ)の王様ですって w(゜O゜)w
さらに、女将さんであると思われた女性は近所のお母さんだったようです・・・
こんなアットホームな感じだから、初めて来た感じがしなかったんでしょうね。
談笑の後、「今度は平目を食べに来ます」と告げて、お店をあとにしました
もしかしたらラッキーなことがあるかもしれない・・・そんな期待も持たせてくれる素敵なお店でした
§みなと食堂§
■住所 青森県八戸市大字湊町字久保45-1
■TEL 0178-35-2295
■営業時間 6:00~15:00
■定休日 毎週日曜日
■最寄駅 JR陸奥湊駅(八戸線)/ 駅から徒歩約3分
by ヴァ♪