初期療育の教室にはケンの大好きな車のおもちゃがたくさんあったので、療育に通うこと自体は嫌ではなかった様子。
ただ、その日の活動が始まっても車で遊びたくてイヤイヤがあったり、全体の活動に集中できず歩き回ってしまうことがありました。
体操や体を使う遊びも好きなはずだけど、ルールや指示に従えないことも多々ありました。
進路決定については、職員さんはあくまで「どうしますか?」というスタンスでした。面談のなかでは想定される診断名をチラッと出されたりしましたが、通所療育に進むかどうかはあくまで家庭の判断に任せるようです。
実際、同時期に通っていたメンバーのうち、通所施設に進んだのは半分ほどでした。
ケンは言葉でのコミュニケーションにそこまで困難がないので、ギリギリまで迷いましたが、幼稚園入園前に集団の経験を増やしてあげたいと思い、通所療育に移行することにしました。