コンサートは「雨」が定番の我々レアサウンズ。
ところが今回のライブは突き抜ける様な秋の晴天。
まさに行楽帰りのライブ日和?
丁度、ドラゴンズ、セントラルリーグ優勝記念パレードと日も重なり、
何となくドラゴンズファンみんなが我々のライブを
期待してくれている様な錯覚。
ともあれ、昼過ぎ、今回の会場となる天白区
ライブシアター「サニー・サイド」へと集合。
毎回、コンサートで備品担当の私。
主として時間が掛かるのがパンフレット。所が今回は、
初めて利用させて頂くところだが、純粋な?ライブハウスのため、
前回会議時にパンフ不要との結論を得ていた。
所が直前に、やはり何もないのは寂しいだろうと言うことで、
簡単なパンフレット代わりのチラシを
ジャイアン君が原案作成してくれた。
ところがこういう物を「皆さん如何ですか?」と尋ねると、
「もっとこうした方が」とか「字が大きすぎる」
とかとか言われるんですね。
私は随分言われましたからその気持ち分かります。
そこへジャイアン君から相談を貰い、
折角そこまで原案を作ってくれたのなら・・と言うことで、
メニュー形式のものに作り直してしまえ!と、
突然の方針転換。当日、一人内職で私作り上げました。
如何だったですかね?
メニュー型パンフの表紙(上)と1ページ目(下)
こういう物を作っている時の段階から、気持ちが高鳴ってきます。
まだ開始まで随分の時間があるというのに、どことなくそわそわ。
多分メンバーみんなそんな気持ちだったのかも知れません。
パンフメニューを作っていた加減で、少々私遅参。
ライブハウスに到着すると、なななんと、
本番さながらで怒濤の『練習』しているではないか!
思わず「だめだめだめだめ!」ラッパ隊に吹くのをやめてもらいました。
結果論ですが、このときのエネルギー消費が、
アンコールの時の曲のエネルギー不足に繋がりました!
絶対に慎重にならないといけません。トロンボーンst.rare君もど不満顔。
こういう時こそ互いをいたわり、
最高のステージの状態にすべきでありましたね!反省。
15時30分。ゲストボビー・シュー氏到着。
我々にとっては「再会」。満面の笑顔で入ってこられたその一瞬が、
今でも脳裏に焼き付いています。
いつもながらアテンドしてくれるS穂に「機嫌どうだった?」
とたずねると「いいよ!」との返事。
ご機嫌伺いするわけではないが(ズバリしているけど・・)
折角なら陽気にプレイして貰いたいものだ。
おもむろに楽器を取り出し、マウスピースを・・っと!
なんと真っ赤なプラスティックのマウスピース。
もっとも事前にこの情報(ボビーが赤いマッピを持ってくると言うこと)は、
ネットを通じて知ってはいたが、実物を拝むと更にびっくり。
これで音が出るのか??
このマウスピースのいわれについては、コンサートの中で披露をされたが、
実に合理的な理由でてきており、
近い将来、日本のプレーヤーも使うのではないかと思ったと同時に、
私も「欲しい」!
リハーサルは、再会を確認する様に順調に進む。
一曲を全て通すと、多分、おそらく、いやきっと
「この程度出来れば、あとの曲もまぁなんとか出来るだろう」と
ボビーが思ったであろう想像出来るのだが、
他の曲については、通すと言うことは全くなく、
要所を押さえるに留まるリハーサルが続く。
ボビーがラッパ吹きである心遣いをその時ひしひしと感じる。
ラッパの高い音にかかわるところを概ね排除して進んでいったことは、
多分メンバーも気がついていたところであろうが、
これこそがリハーサルの本来の姿。
従って私は指示された部分は全力で吹き続けた。
さて、本番日誌でこういう苦言を言うのは私は本意ではないのだが、
余りにもリーダー共々怒れたので、これも記録として残しておく。
リハーサルは、リーダーも駆けつけ、ビデオ担当M口ファミリー、
そして休部状態にありながらも、
有り難いお手伝いを頂くトロンボーンI川さん、
バリサクのS崎夫妻を前に、実にアットホームに進んで行きかけた。
と、そこに二人の人影。同業バンドの方の様子。
誰かの了解を得ているかどうかその時点では定かではなかったが、
目の前にいるリーダーへの挨拶一つ無く、
席に陣取りたばこを吹かしご見学。
ただ、少なくとも高額のチケットを購入されたお客様であるで有ろう訳なので、
余り無碍なことは言えず、そのまま淡々とリハーサルは進んだ。
そしてリハーサルが終了すると、彼らは、いの一番にサインをねだり、
用意した自身の名前を提示し、
要するに「○○さんへ」と書いて貰うような用意周到さ。
まぁ、ここも「お客様」だろうからゆるす所であるが、
相変わらずたばこを燻らすその根性は凄い。
かのボビーが、たばこが大嫌いと言うこと位は、
サインをねだるのであれば知っておいて頂きたい!
本番こそ、客席の喫煙は致し方ないとしても、
メンバーさえ遠慮している中で、私は怒りがこみ上げてきた。
が、お客様であろうから仕方がない。
今年四月、私の先輩が、
ウエインをどうしてもリハーサルから見たいと言うことで、
事前に許可を求めてこられたことがある。
勿論、リーダー了解の許、近隣主要メンバーにもその旨を伝え、
その方には楽しんで頂いた。当然本番でも観覧頂き、
絶賛の言葉をおいて帰られた。
このことは、我々がスーパースターを独り占めするつもりはなく、
よろしければ、沢山の方々に我々同様の感激感動を分かち合えたらと言う
「はからい」の現れである。
ただ、それには一般的な最低限のルールが有ってのことだ。
さて、こんな事を長々と書くこと自体、しらけてしまうのだが、
この話のおちはこうだ。
その喫煙者、なんと本番は見ていなかったと言うこと発覚!。
って言うことはお客でも何でもないではないか!!
家族ですらチケットを購入しているというのに
どういう厚かましさなのであろうか。いうなれば、
他人の家に許可無く土足で上がり込み、冷蔵庫の物を食べ散らかし、
トイレで用を足し流さずに帰ったような物だ。と言いたい。
何分私がその灰皿を片づけたのだから気分は尋常じゃない。
リハーサルをドア越しに聞いてくれていたという、
サウンドクリエーションのK籐君達に聞かせて上げた方が
どれだけ良かったであろうか!
もう一度書き記したいが、我々レアサウンズは、
こういう機会に恵まれたことを何も独り占めしようと等、
これっぽっちも思っていません。
現に打ち上げに他のバンドの方々をお招き入れ、
一緒に盛り上がることが好きなのです。
ただ、それも最低限度のルールが有るじゃないですか。
是非そう言うルールをお守り頂ける方のみに
「感動」をお分けしたいと思います。
さて、変に熱くなってしまったが、リハと本番の合間の1時間程、
ライブハウス近くにあるファミリーレストランで、軽く食事をとることになった。
このライブハウス、舞台、客席は素晴らしいのだが、
残念ながら「待つ」場所に乏しい。
従い、ビッグバンド大所帯の我々は、収まるところが無く、
ファミレスへと移動。
そこで早速ボビー「ビァー!」。そういえば、
以前はステージにまでビールを持ってきていたほどのビール好き。
実にここから打ち上げ終了まで、
数え切れないほどボビーはジョッキを傾ける。
ソーセージをつまみに美味しそうに飲み干す。
このシーン以前もあったあった。思い出してきたぞ!
さて、いよいよ本番が始まる!
会場は熱気が凄い。おかげさまで満席。
思えばずっと満席状態で演奏が出来る我々は、本当に幸せ者であり、
改め駆けつけて下さるお客様に大感謝だ!
ステージに上がると、やはりここはライブハウス。
ホールとは違い、気分的にはやや楽である。
ただ、サックス隊諸氏は如何だったのだろうか?
あのお客様かぶりつき状態は、返って緊張する物なのだろうか?
一曲目のみ、我々単独の演奏。おそらくお客様も「以外」と
思われたかも知れないが、ノリノリの曲 「Pick Up The Pieces」。
こういう始まりは、結構気持ちをほぐします。
最近トップバッターソロの多いテナーのI本君のソロもいけてましたねぇ!
そうそう、PのT君よ、練習でもその勢いでやってもらえんかねぇ!
みんなやはり素晴らしいテンションです!最後の音も決まり、いけるぞ!!
早2曲目からボビーと共演が続きます。満席の客席が大拍手で招き入れます。
ぐっと気持ちが引き締まります。ボビーの一曲目、テンポの良い4ビート。
赤いマウスピースから発する何とも素晴らしい音色に、
客席が息を呑み聞き入っているのがよく分かります。
ライブって言うのは、確かにお客様側から見て、
我々を間近で聞くことが出来る利点が上げられますが、
我々からしても、お客様の表情が刻銘にとって見ることが出来るのも、
有る意味おもしろい物であります。
この曲の終わりの音も、ラッパのハイG。
この音が今回のコンサートでは結構色々出てきますが、
この曲の時もそうでしたが、以後、このあたりの音がヒットするたび、
ボビーは私に向かって「グッド!」サインをくれる!
こんな嬉しいことはない!世界のボビーシューに
「いいぞ!」って言われただけで、もう大満足です。
勿論、私だけにその言葉、ジェスチャーをされるのではなく、
それぞれのプレーの良いところには、にこやかにそのプレーを讃える。
本当に有り難い経験だ。そう言えば、
以前のレアサウンズホームページ上の「本番日誌」をひもといてみても、
確かにプロのプレーヤーは、そう言う気遣いをして下さる。
ウエインしかり、リッチーしかり。
しかし、ボビーの笑顔は、又一段と嬉しい物であった。
曲間のMCは、今回初チャレンジバリトンサックスH君が担当してくれました。
やー実に「うまい!!」手前味噌で恐縮ですが、凄く良かったですし、
君のお陰で、このライブが成功したと言っても過言でないほど。
凄く和んだ雰囲気で出来たことにバンドを代表して感謝しておきますね!
特に我々ラッパ隊にとっては、曲間の時間はとっても重要!
長くも短くもない適度なその話はとても共感がもてたと思います。
私の知人も「絶賛」していましたよ!
「難関」!とされていた、「It's Alright With Me 」も
なんとか「リベンジ」が出来ましたかね!
ここでのボビーのソロにはしびれまくりました。
素晴らしいの一言。何であんな早いソロがあのように出来るのか!
もうびっくりの連続。思わず聞き惚れて、
バッキング忘れるところでしたょ!
そしてこの曲のエンディング、リハーサルの時に、
最後は「ハイトーンを思いっきり吹いて下さい」とお願いをしたら、
胸のポケットから透明のマウスピースを取り出し、
にゃっと笑いオーケーと言ってくれたのです。
そう、そのマッピはハイトーン用のマッピ。
リハでは当然吹かなかったのですが、
本番見事なまでのダブルハイC炸裂!もう大感激で一部が終了しました。
幕間は、なんと外の駐車場。そこにボビーまで来てしまう。
我々と一緒にいて下さるその心遣いが有り難いです。
世界のボビーシューが、M口さんのワゴン車のリアハッチを椅子にビールを飲む。
こんな姿、想像もしなかったですが、お客様が外に来て記念写真を撮られるのも、
何一つ嫌な顔せず、笑顔で答える。
ボビーの優しい人柄を今回色々なところで見られましたが、
ここでも凄くそう感じられました。
二部開幕。ボビーも、MC君も、そしてメンバー全てが絶好調です。
勿論私も。練習では、
今ひとつ曲がわかりにくかったObrivionという美しいとされる曲。
ボビーが入ることによって、まさに命を得たかの如くの進んでいきました。
お客様も、息を呑んで聞いて頂いていた様な気がしましたが、
ボビーのフリューゲルの音色は本当に素晴らしいの一言でありました。感激。
時間の経つのは早いものです。2部は1時間もステージ上にいたにもかかわらず、
非常に短く感じたのはやはり、充実したひとときを送っていたからなのでしょう。
名曲Cotton Tail をエンディングに相変わらず素晴らしいソロを
繰り広げるボビー。勿論負けじと我々メンバーのソロもいけいけでしたね。
なによりドラムF原さん。迫力のドラムソロを聴かせてくれました。
そして又ここでもボビーはおもむろにマウスピースをはめ替え
「カーーーー!」。アンコールを頂き、全てのプログラムが終了しました。
乾杯!今回の乾杯の発声は、コンマスでも、
副委員長でもない『リーダー西川』。
手には『ビール』!急性白血病発病というショッキングな出来事から
5年以上の闘病生活を何とかくぐり抜け、
待望の打ち上げ乾杯であります!
ボビーにもそのことを分かって頂いているため、
今回の乾杯は、又ひと味違った感慨深い乾杯でありました。
リーダー、このコンサートは又一つの節目です。
おめでとうございます!
大宴会は、当然『手羽先』です。サニーサイドさん、
色々我が儘を申して済みませんでした。
何ら滞りなく今回のライブが成功できましたのも、
サニーサイドさんのお陰でもあります。本当に有り難うございました。
そして、手羽先のみならず、『あんかけスパゲティー』が
食べたいとのご要望にもお応えし、
これも又特別注文。毎回このコンサートの企画で
大変お世話になります水行末さん、ご満足頂けましたでしょうか!
最後には、おきまりの大記念撮影。感動を写真に収めました。
みなさん、明日からは又本業に勤しみ、家庭生活も充実させ、
そしてバンド活動に出来る限りのエネルギーを注ぎ、
又こんな素晴らしいステージが出来るよう頑張ろうではありませんか!
今回のライブ開催に当たり、お客様を始め、
お世話になりました全ての方に改めてお礼申し上げます!
『ありがとうございました』!!
最後までお読み頂き有り難うございました。
↓今日も是非クリックお願いします
写真は後日もう少し増やすつもりです。
又このページにもよってやって下さい。
ところが今回のライブは突き抜ける様な秋の晴天。
まさに行楽帰りのライブ日和?
丁度、ドラゴンズ、セントラルリーグ優勝記念パレードと日も重なり、
何となくドラゴンズファンみんなが我々のライブを
期待してくれている様な錯覚。
ともあれ、昼過ぎ、今回の会場となる天白区
ライブシアター「サニー・サイド」へと集合。
毎回、コンサートで備品担当の私。
主として時間が掛かるのがパンフレット。所が今回は、
初めて利用させて頂くところだが、純粋な?ライブハウスのため、
前回会議時にパンフ不要との結論を得ていた。
所が直前に、やはり何もないのは寂しいだろうと言うことで、
簡単なパンフレット代わりのチラシを
ジャイアン君が原案作成してくれた。
ところがこういう物を「皆さん如何ですか?」と尋ねると、
「もっとこうした方が」とか「字が大きすぎる」
とかとか言われるんですね。
私は随分言われましたからその気持ち分かります。
そこへジャイアン君から相談を貰い、
折角そこまで原案を作ってくれたのなら・・と言うことで、
メニュー形式のものに作り直してしまえ!と、
突然の方針転換。当日、一人内職で私作り上げました。
如何だったですかね?
メニュー型パンフの表紙(上)と1ページ目(下)
こういう物を作っている時の段階から、気持ちが高鳴ってきます。
まだ開始まで随分の時間があるというのに、どことなくそわそわ。
多分メンバーみんなそんな気持ちだったのかも知れません。
パンフメニューを作っていた加減で、少々私遅参。
ライブハウスに到着すると、なななんと、
本番さながらで怒濤の『練習』しているではないか!
思わず「だめだめだめだめ!」ラッパ隊に吹くのをやめてもらいました。
結果論ですが、このときのエネルギー消費が、
アンコールの時の曲のエネルギー不足に繋がりました!
絶対に慎重にならないといけません。トロンボーンst.rare君もど不満顔。
こういう時こそ互いをいたわり、
最高のステージの状態にすべきでありましたね!反省。
15時30分。ゲストボビー・シュー氏到着。
我々にとっては「再会」。満面の笑顔で入ってこられたその一瞬が、
今でも脳裏に焼き付いています。
いつもながらアテンドしてくれるS穂に「機嫌どうだった?」
とたずねると「いいよ!」との返事。
ご機嫌伺いするわけではないが(ズバリしているけど・・)
折角なら陽気にプレイして貰いたいものだ。
おもむろに楽器を取り出し、マウスピースを・・っと!
なんと真っ赤なプラスティックのマウスピース。
もっとも事前にこの情報(ボビーが赤いマッピを持ってくると言うこと)は、
ネットを通じて知ってはいたが、実物を拝むと更にびっくり。
これで音が出るのか??
このマウスピースのいわれについては、コンサートの中で披露をされたが、
実に合理的な理由でてきており、
近い将来、日本のプレーヤーも使うのではないかと思ったと同時に、
私も「欲しい」!
リハーサルは、再会を確認する様に順調に進む。
一曲を全て通すと、多分、おそらく、いやきっと
「この程度出来れば、あとの曲もまぁなんとか出来るだろう」と
ボビーが思ったであろう想像出来るのだが、
他の曲については、通すと言うことは全くなく、
要所を押さえるに留まるリハーサルが続く。
ボビーがラッパ吹きである心遣いをその時ひしひしと感じる。
ラッパの高い音にかかわるところを概ね排除して進んでいったことは、
多分メンバーも気がついていたところであろうが、
これこそがリハーサルの本来の姿。
従って私は指示された部分は全力で吹き続けた。
さて、本番日誌でこういう苦言を言うのは私は本意ではないのだが、
余りにもリーダー共々怒れたので、これも記録として残しておく。
リハーサルは、リーダーも駆けつけ、ビデオ担当M口ファミリー、
そして休部状態にありながらも、
有り難いお手伝いを頂くトロンボーンI川さん、
バリサクのS崎夫妻を前に、実にアットホームに進んで行きかけた。
と、そこに二人の人影。同業バンドの方の様子。
誰かの了解を得ているかどうかその時点では定かではなかったが、
目の前にいるリーダーへの挨拶一つ無く、
席に陣取りたばこを吹かしご見学。
ただ、少なくとも高額のチケットを購入されたお客様であるで有ろう訳なので、
余り無碍なことは言えず、そのまま淡々とリハーサルは進んだ。
そしてリハーサルが終了すると、彼らは、いの一番にサインをねだり、
用意した自身の名前を提示し、
要するに「○○さんへ」と書いて貰うような用意周到さ。
まぁ、ここも「お客様」だろうからゆるす所であるが、
相変わらずたばこを燻らすその根性は凄い。
かのボビーが、たばこが大嫌いと言うこと位は、
サインをねだるのであれば知っておいて頂きたい!
本番こそ、客席の喫煙は致し方ないとしても、
メンバーさえ遠慮している中で、私は怒りがこみ上げてきた。
が、お客様であろうから仕方がない。
今年四月、私の先輩が、
ウエインをどうしてもリハーサルから見たいと言うことで、
事前に許可を求めてこられたことがある。
勿論、リーダー了解の許、近隣主要メンバーにもその旨を伝え、
その方には楽しんで頂いた。当然本番でも観覧頂き、
絶賛の言葉をおいて帰られた。
このことは、我々がスーパースターを独り占めするつもりはなく、
よろしければ、沢山の方々に我々同様の感激感動を分かち合えたらと言う
「はからい」の現れである。
ただ、それには一般的な最低限のルールが有ってのことだ。
さて、こんな事を長々と書くこと自体、しらけてしまうのだが、
この話のおちはこうだ。
その喫煙者、なんと本番は見ていなかったと言うこと発覚!。
って言うことはお客でも何でもないではないか!!
家族ですらチケットを購入しているというのに
どういう厚かましさなのであろうか。いうなれば、
他人の家に許可無く土足で上がり込み、冷蔵庫の物を食べ散らかし、
トイレで用を足し流さずに帰ったような物だ。と言いたい。
何分私がその灰皿を片づけたのだから気分は尋常じゃない。
リハーサルをドア越しに聞いてくれていたという、
サウンドクリエーションのK籐君達に聞かせて上げた方が
どれだけ良かったであろうか!
もう一度書き記したいが、我々レアサウンズは、
こういう機会に恵まれたことを何も独り占めしようと等、
これっぽっちも思っていません。
現に打ち上げに他のバンドの方々をお招き入れ、
一緒に盛り上がることが好きなのです。
ただ、それも最低限度のルールが有るじゃないですか。
是非そう言うルールをお守り頂ける方のみに
「感動」をお分けしたいと思います。
さて、変に熱くなってしまったが、リハと本番の合間の1時間程、
ライブハウス近くにあるファミリーレストランで、軽く食事をとることになった。
このライブハウス、舞台、客席は素晴らしいのだが、
残念ながら「待つ」場所に乏しい。
従い、ビッグバンド大所帯の我々は、収まるところが無く、
ファミレスへと移動。
そこで早速ボビー「ビァー!」。そういえば、
以前はステージにまでビールを持ってきていたほどのビール好き。
実にここから打ち上げ終了まで、
数え切れないほどボビーはジョッキを傾ける。
ソーセージをつまみに美味しそうに飲み干す。
このシーン以前もあったあった。思い出してきたぞ!
さて、いよいよ本番が始まる!
会場は熱気が凄い。おかげさまで満席。
思えばずっと満席状態で演奏が出来る我々は、本当に幸せ者であり、
改め駆けつけて下さるお客様に大感謝だ!
ステージに上がると、やはりここはライブハウス。
ホールとは違い、気分的にはやや楽である。
ただ、サックス隊諸氏は如何だったのだろうか?
あのお客様かぶりつき状態は、返って緊張する物なのだろうか?
一曲目のみ、我々単独の演奏。おそらくお客様も「以外」と
思われたかも知れないが、ノリノリの曲 「Pick Up The Pieces」。
こういう始まりは、結構気持ちをほぐします。
最近トップバッターソロの多いテナーのI本君のソロもいけてましたねぇ!
そうそう、PのT君よ、練習でもその勢いでやってもらえんかねぇ!
みんなやはり素晴らしいテンションです!最後の音も決まり、いけるぞ!!
早2曲目からボビーと共演が続きます。満席の客席が大拍手で招き入れます。
ぐっと気持ちが引き締まります。ボビーの一曲目、テンポの良い4ビート。
赤いマウスピースから発する何とも素晴らしい音色に、
客席が息を呑み聞き入っているのがよく分かります。
ライブって言うのは、確かにお客様側から見て、
我々を間近で聞くことが出来る利点が上げられますが、
我々からしても、お客様の表情が刻銘にとって見ることが出来るのも、
有る意味おもしろい物であります。
この曲の終わりの音も、ラッパのハイG。
この音が今回のコンサートでは結構色々出てきますが、
この曲の時もそうでしたが、以後、このあたりの音がヒットするたび、
ボビーは私に向かって「グッド!」サインをくれる!
こんな嬉しいことはない!世界のボビーシューに
「いいぞ!」って言われただけで、もう大満足です。
勿論、私だけにその言葉、ジェスチャーをされるのではなく、
それぞれのプレーの良いところには、にこやかにそのプレーを讃える。
本当に有り難い経験だ。そう言えば、
以前のレアサウンズホームページ上の「本番日誌」をひもといてみても、
確かにプロのプレーヤーは、そう言う気遣いをして下さる。
ウエインしかり、リッチーしかり。
しかし、ボビーの笑顔は、又一段と嬉しい物であった。
曲間のMCは、今回初チャレンジバリトンサックスH君が担当してくれました。
やー実に「うまい!!」手前味噌で恐縮ですが、凄く良かったですし、
君のお陰で、このライブが成功したと言っても過言でないほど。
凄く和んだ雰囲気で出来たことにバンドを代表して感謝しておきますね!
特に我々ラッパ隊にとっては、曲間の時間はとっても重要!
長くも短くもない適度なその話はとても共感がもてたと思います。
私の知人も「絶賛」していましたよ!
「難関」!とされていた、「It's Alright With Me 」も
なんとか「リベンジ」が出来ましたかね!
ここでのボビーのソロにはしびれまくりました。
素晴らしいの一言。何であんな早いソロがあのように出来るのか!
もうびっくりの連続。思わず聞き惚れて、
バッキング忘れるところでしたょ!
そしてこの曲のエンディング、リハーサルの時に、
最後は「ハイトーンを思いっきり吹いて下さい」とお願いをしたら、
胸のポケットから透明のマウスピースを取り出し、
にゃっと笑いオーケーと言ってくれたのです。
そう、そのマッピはハイトーン用のマッピ。
リハでは当然吹かなかったのですが、
本番見事なまでのダブルハイC炸裂!もう大感激で一部が終了しました。
幕間は、なんと外の駐車場。そこにボビーまで来てしまう。
我々と一緒にいて下さるその心遣いが有り難いです。
世界のボビーシューが、M口さんのワゴン車のリアハッチを椅子にビールを飲む。
こんな姿、想像もしなかったですが、お客様が外に来て記念写真を撮られるのも、
何一つ嫌な顔せず、笑顔で答える。
ボビーの優しい人柄を今回色々なところで見られましたが、
ここでも凄くそう感じられました。
二部開幕。ボビーも、MC君も、そしてメンバー全てが絶好調です。
勿論私も。練習では、
今ひとつ曲がわかりにくかったObrivionという美しいとされる曲。
ボビーが入ることによって、まさに命を得たかの如くの進んでいきました。
お客様も、息を呑んで聞いて頂いていた様な気がしましたが、
ボビーのフリューゲルの音色は本当に素晴らしいの一言でありました。感激。
時間の経つのは早いものです。2部は1時間もステージ上にいたにもかかわらず、
非常に短く感じたのはやはり、充実したひとときを送っていたからなのでしょう。
名曲Cotton Tail をエンディングに相変わらず素晴らしいソロを
繰り広げるボビー。勿論負けじと我々メンバーのソロもいけいけでしたね。
なによりドラムF原さん。迫力のドラムソロを聴かせてくれました。
そして又ここでもボビーはおもむろにマウスピースをはめ替え
「カーーーー!」。アンコールを頂き、全てのプログラムが終了しました。
乾杯!今回の乾杯の発声は、コンマスでも、
副委員長でもない『リーダー西川』。
手には『ビール』!急性白血病発病というショッキングな出来事から
5年以上の闘病生活を何とかくぐり抜け、
待望の打ち上げ乾杯であります!
ボビーにもそのことを分かって頂いているため、
今回の乾杯は、又ひと味違った感慨深い乾杯でありました。
リーダー、このコンサートは又一つの節目です。
おめでとうございます!
大宴会は、当然『手羽先』です。サニーサイドさん、
色々我が儘を申して済みませんでした。
何ら滞りなく今回のライブが成功できましたのも、
サニーサイドさんのお陰でもあります。本当に有り難うございました。
そして、手羽先のみならず、『あんかけスパゲティー』が
食べたいとのご要望にもお応えし、
これも又特別注文。毎回このコンサートの企画で
大変お世話になります水行末さん、ご満足頂けましたでしょうか!
最後には、おきまりの大記念撮影。感動を写真に収めました。
みなさん、明日からは又本業に勤しみ、家庭生活も充実させ、
そしてバンド活動に出来る限りのエネルギーを注ぎ、
又こんな素晴らしいステージが出来るよう頑張ろうではありませんか!
今回のライブ開催に当たり、お客様を始め、
お世話になりました全ての方に改めてお礼申し上げます!
『ありがとうございました』!!
最後までお読み頂き有り難うございました。
↓今日も是非クリックお願いします
写真は後日もう少し増やすつもりです。
又このページにもよってやって下さい。
今回の曲の数々は非常にやりがいのある曲が多くて幸せでした。少しは我々も音楽を深い所で表現できるようになったかな?
ボビー氏のソロは、楽器の違いを超えて永遠の憧れです。
話は変わりますが今日のライブは(も)楽しかったです。
曲の完成度の高さも大事ですが、ジャズという音楽が本来持っている筈の楽しさ(にも色々ありますが)を忘れてはいけませんね。
そういう意味でレアサウンズも一皮向けたかな?と思わせるライブでした。
あ、長文大変失礼しました。
確かに言われるとおり、
完成度を高めるだけでは
だめだって言うことなのでしょう。
プレイにも、心にもゆとりが欲しいですね。
今日のような共演者の方達は、
本当にありがったかったです。
今日も無事完走できて良かったと
胸をなで下ろしています。
お疲れでした。
パンフもほんとにありがとうございました。
リハに出れず、ご迷惑をおかけしましたが
なんとか無事に終えることができ感動してます。
ボビー先生の真横だったので冷や汗タラタラでした
が、いい経験ができとても満足です。
お怒りの件、そういうことだったんですね。
俺、あの後、その人に捕まってたんですよ。
だからサイ○リア遅れたんです。。。
知ってたら完全無視だったのに。。。うーん
俺がいなかったことを知ってて利用されたので
しょうか。。。今更ながらショックと怒りがこみ
あげてきます。。。
それと、この喫煙者不届き者への同感の意見、
有難うございました。
この件では昨日も複数の人から、
ひどい話しだと聞きましたし、
今日もメンバーからメールを貰い、
そういうことを平気でやる中年は
許せない!と言った意見を貰いました。
この記事に誰も反応がなかったので、
独り善がり的なところだったかナァと
思っていましたが、
正しい意見だと確信をしました。
是非我々はプレー面では当然、
人間的にも紳士なバンドを目指しましょう。
とにかくお疲れ様でした!