偽装

ここまでして
毎日記事を埋めなくても良いが・・。

この意味がわからない諸氏は無視して
読み続けていただければ結構であります。

大阪に住んでいた２５年前の話。
風呂も無いようなぼろアパートでの
住まいが始まり間もない頃、
家電製品など殆どそろえず出向いた私。
流石に洗濯機が欲しくて仕方が無かった。

当時、偶然大学時代の友人が大阪で仕事をしており、
こりゃまた偶然私が赴任直後彼が転勤と相成り
洗濯機を譲り受ける事となった。

彼の一寸ぼろアパートと、
私のかなりぼろアパートは電車で一区。
さてこれを運ぶのにどうした物かと思案。
レンタカーなど借りるほど裕福であれば
洗濯機を買ったほうが早いし、
当時は今の様に物流が出来ておらず、
個人の荷物などは郵便局にお願いするような時代。
その運送費用を聞きもしなかったのは、
おそらく高額が予想されたからだと思われる。

結局とった手段は「２人でつって歩いて運ぶ」
辛うじて洗濯機にキャスターが付いていたので
転がしても大丈夫だろうという安易な発想。
ただ、日中そんな見っとも無い事が出来ないと
居酒屋で深夜が来るのを酒を呑みながら待つ。

そろそろ良いだろうと言う事で
彼の一寸ぼろアパートから運び始めたのだが、
洗濯機に付いているキャスターは、
電車一区間ために当然付いている訳ではなく、
転がすと、とんでもない音を立てる！

若かったというか、無謀というか、
当然今この歳でそんなことをやっていたら
まず警察に通報されてしまうであろうが・・。

始めは音を立てると迷惑がかかるからと
２人で「つって」歩いていたが、
酒も入っていることも有り、途中から
「ガラガラガラガラ」と引きずる始末。

結局キャスターは随分小さくなったというか
削れおちたが、無事ぼろアパートに到着。
なんとも「若さゆえ」の思い出話。
先日ふと、とあるテレビを見ていて
このことを思い出したのでありました。

表題と内容がまったく違う事は気になさらぬよう。