青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

休刊

2025年01月26日 | 鉄道的記事
最近はほとんど買う事が無くなったが、
鉄道ジャーナルという雑誌が休刊になると
ネット上に流れた記事で知り慌てて買い求めた。



見開きのページに大きく記された休刊の知らせ。



 創刊58年での幕との事だが、
 1967年生まれとは私とほぼ変わらない年月。

この頃の鉄道は高度成長と共に盛んになった
人や物の移動と共に賑やかさを増していた頃。

東海道新幹線を始め次々と特急電車が導入、
私の子供の頃はこの雑誌を店頭で立読みし^^、
その情報を手に入れたもので有った。

今はどうか知らぬが、図書館にもあったこの本、
決して勉強では行かない場所ではあったけれども、
それだけが目当てで行った事も実は度々あった。

勿論、お年玉など臨時収入があると
この雑誌と時刻表を購入するのが何より楽しみ。

 今思えば随分鉄道オタクだった様に思いだす。

特にライターによる寝台特急の乗車記事は、
何度も何度もまさに穴が開くほど読んだ記憶だ。

 上野発の夜行列車は勿論、
 東京発のブルートレインの生々しい^^記事は、
 時を忘れて吸い込まれていった。

ネットなど無い世界、ある意味この情報が、
私の鉄道に関する情報源100%であったと思う。

この本のライターの方の表現の仕方や、
カメラマンによる素晴らしい鉄道の写真の数々は、
少なからず私に何某の影響を与えたのは事実。

今回もこんな素敵な写真が添えられていた。



 鉄道写真という趣味を当時持ったのは、
 間違いなくこの雑誌のお陰であった。

余りにものめりこみすぎて、
ライターの仕事に憧れを持ったことすらあった。

 どうするとこんなリアルに表現できるのか?
 どうすると吸い込まれる様な文章が書けるのか?

実は将来の夢の一つにこの仕事があったのは、
誰にも話した事も無い少年時代の思い出でもある^^



確かに今、雑誌等の情報は、
全てという訳では無いがネットで取れる様になった。

 でも雑誌を手にページをめくり、
 紙から得る情報って、どこかネットとは違う
 音楽で言うライブの様な感覚が有ると感じる。

ただ、仕事柄、ずっと紙は無くならない!と
今まで強気な考えを崩してこなかったけれども、
こういうニュースに触れる度実は弱気になる。。

私に夢を下さったこの雑誌に心から感謝したい。
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