青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

共演9

2020年06月10日 | 思うこといろいろ
部屋に飾ってあるサインの数が、
18枚有ったのでこのシリーズも今回で折返し。

2009年5月のこの時共演させて頂いた
トランペット奏者、クレイ・ジェンキンス氏。


例年とは違い、
この時のコンサートは、2008年暮れ、
若くしてこの世を去ったレアサウンズ
創設者であった西川氏の追悼コンサート。

そのゲストとしてお招きしたというのは、
当時の記事をお読み頂ければと思うが、
実に紳士なトランぺッターであった。



ダークでまろやかな音色、と言うのが、
今の私の印象にしっかりと刻まれている。

正直トランペットの音だけを聞いて、
プレーヤーを識別する事が案外苦手な私。
ただこの方の音色だけは確り分かるのは、
それだけ特別な存在感があるからだと思う。

彼の紹介を見るにビックバンドだけでも
これだけ↓のバンドに所属している(た)のは、
きっとその音色とソロの素晴らしさであろう。
極めて偉そうに申し上げて恐縮だけども、
ほんとうにそう感じたのだ。

 Alan Ferber Bigband,
 Dave Slonaker Big Band
 Harry James And His Orchestra
 Jim Widner Big Band
 John La Barbera Big Band
 The Clayton-Hamilton Jazz Orchestra
  (彼のホームページより抜粋)

そして2019年秋、
ビザの関係で来日不能となったゲストの方が、
事前にお送り下さった曲がこのCD↓に有った。



車で聴き入っていたら、
彼の素晴らしいソロが聴こえて来たのには感激。

勿論、Clayton-Hamilton でも
多数このダークでまろやかな音を聴く事が出来るが、
この表現が正しいかどうか試しに聴いて頂きたい程。

彼の顔が脳裏に思い浮かぶほどのこの音色は、
10年以上経っても私には忘れられぬ方である証。
良い共演をさせて頂いたと感慨深いものでした。



そしてやはり強烈な思い出は、
我々が亡き西川氏に捧げた「Freckle Face」

中間部のフリューゲルホーンのソロの部分を、
ラッパで良いので吹いて頂く様お願いしていたら、
この一曲の為にアメリカからフリューゲル持参!

きっと重かったであろう楽器を持って、
我々のコンサートに臨ん下さったその姿勢に、
共演者に対しての姿勢や礼儀と言うものを、
我々メンバーは教わったのでありました。


しかし、

 ビーハッピーだと車で行く事が出来ないから、
 バケットにしよまい!と言う自分はいったい。。

喝! だな。



そしてそして最後に音楽以外のこの時の思い出は、
「新型インフルエンザ」騒動が有ったという事。

この日の記録にも残るように、
今ほど切実ではないにせよ、
重苦しい空気が流れていたのが記憶に残ります。

ただこの時もすっきり晴れ渡る日は訪れました。
きっとコロナの今もそうなるに違いないと信じます!
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