青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

老後

2020年06月11日 | 思うこといろいろ
1人トランペットを吹く。

仲間と合奏ができないので、
1人で練習する日々が続いているのは、
何度もここで取り上げてきた事実。



昨日の晴天の土曜日は
ご覧の通り室内でミュートをはめ2時間。
コロナ後の合奏の為の訓練でしかないので、
楽しさはほとんど無くどちらかと言うと苦しい。
なんとなくこれでは音楽とは言えない。


よく、音楽が趣味と言うと、
老後も楽しめる良い趣味ですねと言われる。
かく言う自分自身も、その事は全く否定せず、
我ながら良い趣味だ。と思っていた。

 今までは。

しかしそれは、あくまでも仲間と合奏する、
もしくは誰かに聞いてもらうという事が無いと、
全く面白味のない趣味になってしまうと気付く。

 要するに私は他者評価を求めているのだ。

やがて4ヶ月、仲間との合奏が全くなく、
もちろん本番での演奏も一切無かった今、
その事を思い知らされている様な気持ちになる。


 
 ふと思い出した。

私が音楽をするきっかけをくれた亡父が晩年、
好きだったはずの音楽を全くしなくなっしまった。
楽器(ビオラ)が壊れたからもう弾かないと言うのだ。

当時私がそのビオラを
引っ張り出してみると壊れている様には思えぬ。
それでも壊れていると半ば怒って言い張るので、
安いビオラを買ってこようかと思った程だったが、
きっと父はその時一人で演る音楽が実に面白味無く、
辛い物であるという事を知っていたからであろう。

それも今後合奏を出来る確率が低いのだから余計。

そんな事も知らず若干痴呆の入った父に、
弾いてみたらどうだと強引に勧めていたのは、
今更ながら何もわかっていないかったと猛省なのだ。



今の私には当然合奏できる日は来るのだ。
つまらないなんて言っていないで、
その日が来る事を待ち望んで練習しなくては!


そして、一人で楽しめる老後の趣味を
あらためて探さなければとも思うのである。
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2 コメント

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趣味ってのは (Ken坊)
2020-06-11 21:07:54
多かれ少なかれ、他社評価を期待する性質を持ってるのではないか?と感じます。
特に音楽は、その傾向が大きめでしょうか。
ワタシを見ないで!っていうアマチュアミュージシャンに
まだお会いした事が有りません(笑)
返信する
ken坊さん (あおやき)
2020-06-12 23:02:21
本当にそうですね。
音楽に限らずそんな要素は色々な所にあるような気がします。

しかし今、やる気がなくなっている音楽友達が多いです。

自粛が長くなればなるほど、この傾向が強くなるかと思うと、
ちょっと違う段階での危機感を感じます。
返信する