喫煙者は当然海外でも肩身が狭い。十年以上たばこから離れた私にとっては、その吸いたい気持もそろそろ分からなくなり始めているが、我がバンドには(まだ)数名の喫煙者がいる。演奏が終われば当然吸いたくなるであろう、彼らは喫煙場所へすっ飛んで行った。そして帰ってきた時、この話を聞いてまたまたうれしさがこみ上げてきた。
それは喫煙場所での日本人の方の会話。彼らも我々の演奏を聴き終え喫煙所でリラックスしいてた時だったようだが「日本人でいることを誇りに思う演奏だったよ!」という最上級の言葉を頂いたとか!究極の手前味噌で恐縮ですが、ここでも又香港在住の日本人の方の暖かさに思いっきり触れることが出来たのであります。
さて、アイランドエキスプレスさんの演奏が始まります。お客様は完全にピーク状態で、ご覧の様に階段まで溢れています。すごいです!我々レアサウンズが、たとえばボトムラインや、ブルーノートでやった時、PTA仲間の人達が駆けつけてくださる、まさにそんな状況で、彼らの仲間達や、彼らの演奏に期待を寄せるファンたちが溢れます!
サウンドチェックでほんの触りを聴いただけでも素晴らしい演奏と分かってはいましたが、いざ本番となると、その実力の高いことに圧倒されます。プロミュージシャンも混ざっているとは聞きましたが、プロ・アマ関係なく、素晴らしいアンサンブルに加えて、なんと言ってもソロのプレーがずば抜けている!!
レアサウンズがこのツアーで得た課題は明らかにアドリブソロ!彼らは全員素晴らしいソロプレーを展開!中でもテナーを吹き始めて4年目という若者のマイケルブレッカー張りのソロは圧巻。勿論昨日リハーサルで聴いたトランペットマイケル氏のソロは、完全にプロですね!来年のレアサウンズ春のライブのゲストはマイケルにしよう!と誰かが言うほどのプレー!
そしてリードトランペットのジングル君も絶好調。年齢が二十歳も違うと、ライバルと言うより、つい親の気持ちになってしまいます!決音が決まったとき、自分の事のようにうれしくなってしまうのでした。
そろそろ私も感心ばかりもしておられず、第3部の準備に取りかかる。まずは自分のカメラをしほ嬢に預けようと、しほ嬢を探しても見あたらず、昼間からご一緒いただいていたT子さんに何処にいるか知らないか訪ねると6歳の息子君が知っているからと、案内してくれる事に!私を連れ2階席の奥まで彼は案内をしてくれたのです。そこで私はとんでもなく素晴らしい出会いを得る。有る意味この出会いは息子くんのおかげ!案内ありがとう!
なんとそこには、しほ嬢とワインを飲む「ゆかた美人」3名!Sさん、Lさん、Kさんという方々だが、全員日本人。それぞれ何かの都合で香港に住まい、そしてこちらで仲良くされている方々だそうだ。後に知ったが、このライブに日本人のバンドが来ると言うことで、「ゆかたの会2011」なんてイベントとして位置づけていたようだが、それもなんとも嬉しい話!
つい美人に弱いのが私の欠点だが、世の男性はみんなそうだろうよ!しかし、我々の演奏に最大限の賛辞を頂き、一緒に写真に収まり話し込む。つい、何しにこの場に来たのか忘れそうであったが、ちゃんとしほ嬢にカメラを渡し更に話を聞くと、何でも彼女たちはダンサーだそう!ならば「是非踊ってくださいよ!」と頼むと「良いんですか!?」「良いに決まっているじゃないですか!!」
こんな暖かい言葉、こんな嬉しい話、香港に来て良かった!本当にそう思った瞬間。なんでもトイレでこのゆかた美女のお一人が、しほ嬢に声を掛けて下さったのがきっかけだったとかだが、うちの家内曰く、しほちゃんの人柄がそう言う出会いを作ってくれたんだね!と。まさに私もそう思います。ここでもしほ大活躍!
さて第3部開演。エントリーしたのは、トランペット私、できすぎ君。トロンボーン、ジャイアン君、ドクター君。サックス、デビル氏、エリートS谷、MCのH君、リズムがベースf-d君に、ドラマーS氏。従って真っ二つといった感じでステージ上もユニフォームが交互で楽しいのです!
完全に上気していた私。ドラマーS氏に「おみゃー飲んどれせん?」と疑われるほど。飲んでません!それほどまでにテンションが高くなれるのは、1部が終わった後で、沢山の香港の方の拍手に加え、ここで知り合った日本人の方に多くの暖かな言葉を頂けたから!あと1時間、楽しくやらにゃ!
■3rd Stage(JOINTBAND)
BOPURALITY
THE CHICKIN
BROWDWAY
SWEET GEORGIA BROWN
ORANGE SHARBET
BLUEBOSSA
SAMBA DE ORPHEUS
COME BY ME (w/Vo)
BIRD LAND (w/Vo)
一曲目!デビル氏、デビット珍氏が学生時代の学バンで演奏をしていたとされる思い出の難曲なる一曲「パピュラリティー」。双方のバンドが演奏経験を持つと言うことで一発目にぶつけました。難易度は高いものの、いけいけです。一発目のソロ、ジャイアン君もアイランドエキスプレスの方々に負けじと頑張りました!
結構ハイトーンが続くのですが、決めるたびにジングル君が微笑み、マイケルさんが背中をたたいて褒めてくれる!嬉しい!これも後にデビット珍さんから頂いたメールで知ったことですが、彼のお母様が今回来て下さっており、彼女曰く、私の笑顔が最高だった(顔じゃなくて笑顔ね!)と聞かされました。昨年の丁度今頃のライブでも、そんな事をお褒めいただいた方に巡り会いましたが、それも結構嬉しいものです!
そして美人ゆかたダンサーズ!本当に踊ってくれます。2曲目が丁度ノリノリだったので彼女たちもゆかた着ているのにがんがん踊って下さるのです。びっくり!!もちろん音楽をやる人ならお分かり頂けるでしょうけれど、お客様がこれだけ乗って下さると、演奏者としては完全にのせられます。思わず余分なオクターブ上げ!
ジングル君、ハイトーンしっかり出ます。デビット珍さんが、私に影響を受け、いつもと全然違うなどと仰っていましたが、しっかりと最後の音を当ててくる実力の持ち主。彼のフューチャー曲で、少々ばてかかりましたが、ミドルトーンに戻しアドリブを展開する辺りは、しっかりとした基礎が出来ていると感じました。やや評論家ぽくって失礼。
ところが、このステージも淡々と進むのです。MCは先方のギター氏が担当して下さるのですが、余り余分な事は語らず、テンポ良く進んでいくというか、進んでいってしまうのです!そこで我がバンドの最高位語学堪能者、エリートS君に登場いただきました。
3・11の大震災に対して、世界の皆さんの、そして香港の皆さんからの暖かい支援を頂いた事に対しをお礼申し上げます。という趣旨の事を、一言一言かみ締めながら伝えて下さいました。お客様もこの時とばかりは静かに、そして頷きながら聞き入って下さり本当に感謝ですね!
さて大詰め!デビル・デビット珍氏の師弟共演の曲。サンバの曲なのできっと盛り上がるであろう確信をしていましたが、そこに「ゆかたダンサーズ」なので盛り上がらないわけがない!なんかこの曲あたりは私、夢心地でありました。
さて大詰めの大詰め残り2曲はボーカルです。アイランドエクスプレスさんの美人(又美人だ!)ボーカリストの登場!実は最後の2曲、肝心なこのボーカール曲がノーリハーサルだったのです!ちょっと心配でしたが、まさにぶっつけ本番!トランペットはこの2曲ジングル君にリードをお願いしました。
セッティング上、私の目の前で歌う彼女。ボーカルは華やぎますね!素晴らしい声量の持ち主で、吹きながら聴いていて気持ちよい!2番ラッパだったので、一寸気軽だった分、ボーカルを聴く余裕が有ったのかもしれません。
そしてオールラスト。この曲、譜面上には書いていないのだが、トランペットは最後の部分でオクターブ上げるとかっこいい曲。ただ日本で練習をした時に思ったのが、その部分に突入する「前の部分」が吹きづめでしんどいので、そのオクターブを上げる事が難しいという事なのだ。
そこで昨日の練習の時、その「前の部分」を私が吹き、ジングル君には休んでいてもらって、最後を彼に決めてもらおうと、少々おこがましいがそう指示。言葉は通じなくとも、譜面をなぞりながら行くと通じるのだ!そして本番でも、その「前の部分」のしんどい部分を私が吹くと彼を制し、オールラストに突入!
彼、決まりましたねぇ!思わず握手攻めです!!実に爽快!音楽は国境を越えたその瞬間でした。半数半数で、たった一度の音あわせで、ボーカルはぶっつけ本番でどうなるかと思いましたが、あの大きな拍手が何よりも成功をしたという実感を味あわさせて下さいました!
真っ先にゆかた美女に駆け寄る私(そこ、スケベと言わない!)盛り上げていただいた事にお礼を申し上げる。そして彼女たちを取り巻きレアサウンズで記念撮影!本当に盛り上げて下さってありがとうございました!おかげでものすごく良い50歳の思い出が出来ました!!
かんぱーーーーい!!!
毎晩乾杯しているが、流石にこの乾杯だけは声が大きい!!レア・アイランド入れ乱れての打ち上げは、まさに浴びるほどに呑んだのであります!その打ち上げにビールを運ぶ寡黙な女性。そう言えば彼女は我々に夕食を持ってきてくれた人だが・・・・
デビル氏の高笑いは、日本から海を渡り、香港島でも絶好調!6連符が9連符位にランクアップされているようにさえ感じたのだが、その高笑いに反応したのが、それまでピクリとも表情を変えず、まさに寡黙に働いていたそのお店の彼女なのだ!
デビルの笑いが余程おかしかったのであろう、笑いを浮かべる。すると驚いた事に彼女、その高笑いの真似をするではないか!当然デビル氏がそれに反応しないわけはない。日中対抗高笑い合戦が繰り広げられるとは、夕食の準備をしてくれていた時にはとても想像が付かない恐るべき変貌ぶり!デビ子と言えば良いのか、デビル二世と呼べば良いのか分からないが、これは大傑作なる珍事でありました!!
その時既に1時頃だったか、パート別に写真を撮り、メンバー全員で写真を撮りしているうちに、お客様もほとんど帰られ、アイランドのメンバーの方も一人二人と帰宅の途へ。そして、今日もビデオ撮影や録音と、正にレアサウンズのマネージャーと失礼な言い方をしてしまった位、色々お手伝い下さったT子さんともお別れ!本当にありがとうございました。
完全に気分良く酔っぱらったメンバー一同。タクシーでホテルに戻る事とする。全員満足そうな笑顔が今でも忘れられないが、その興奮状態はまだしばらく続くのである。しかし道はタクシーだらけである。確かにタクシー代は格安なのだ。
一番乗りであった我々。ロビーで皆の帰りを待つ事とする。ほぼ3人毎乗車してきたようだが、タクシー代の支払いに、その乗車した人間関係が如実に表れていたのが傑作であった。なんと言ってもトランペットのO先生とU君の二人。写真にその決定的瞬間が収まっていないので説得力に欠けるが、O先生の楽器と自分の楽器二つ抱えくたびれ歩くU君の後ろを、さも偉そうに!のけぞって歩くO先生。
何があったかと思いきや、3人でタクシー代を割って、割り切れなかった分をO先生が払ってくれたと言うのだ。だからせめて楽器持ちを申し出たU君。でもね、総額で千円ほどょ。全額払たのならそこまで威張って良いけど、たった100円余分に払っただけなのに~
そんな下らない事さえ滑稽なのは出発から続いている。そして誰ともなく、なんとそのロビーの真ん中で円陣を組みだし、これまた誰が言い出したか忘れたが今思うと気持ち悪いが手をつなぎ!、深夜なのでと小さな声で、なーんと恒例いっぴょん締め!これも思い出ですね。
完全燃焼したのにまだ体は熱く!折角なので夜景を見に行こう!と。既に12時間以上も前に来た道を歩き、夜景を眺めに出かける!元気だ!!!ただ、夜景が綺麗なのは、やはり8時9時。観光客の方々が、食事を済ませてぶらり散歩をする頃がまさに百万ドルの夜景。
香港まで行って、夜景を見なかったのか?といわれても、昨日はリハーサル、今日は大盛り上がりの本番となれば、夜景を見るより余程良い経験をした訳だから惜しくもない!決して強がりではなくそう思うのだ。メンバーも、十万ドル程度でも十分だよね!と、思い思いの飲み物を買い、海辺を散策。十万ドルでも十分綺麗なもので、暑さも流石に和らぎ、疲れているはずなのに、そして深夜にもかかわらず、何やら穏やかな時間が流れていきました。
ところで、ほとんどそれぞれがデジカメを持っており、その夜景を写していたのだが、さっきまで仲良く一緒にやっていた面子なのにもかかわらず、「俺のカメラの方が綺麗だ!」とか、「俺のは夜景モードが付いているからね!」とか、なんと大人げない!そこで誰が一番綺麗な夜景が撮れるかコンテスト開催勃発。下の写真のように、みんな並んで写真を撮ったのでした。
長くも充実した一日が終わった。完全に興奮していたためか、実はなかなか眠りにつけなかった。その時こう思った。別に寝なくても、これだけ良い思いをしたのだから、時間をもっと楽しもう!と。香港演奏ツアーメインの一日はこうして暮れていった。
それは喫煙場所での日本人の方の会話。彼らも我々の演奏を聴き終え喫煙所でリラックスしいてた時だったようだが「日本人でいることを誇りに思う演奏だったよ!」という最上級の言葉を頂いたとか!究極の手前味噌で恐縮ですが、ここでも又香港在住の日本人の方の暖かさに思いっきり触れることが出来たのであります。
さて、アイランドエキスプレスさんの演奏が始まります。お客様は完全にピーク状態で、ご覧の様に階段まで溢れています。すごいです!我々レアサウンズが、たとえばボトムラインや、ブルーノートでやった時、PTA仲間の人達が駆けつけてくださる、まさにそんな状況で、彼らの仲間達や、彼らの演奏に期待を寄せるファンたちが溢れます!
サウンドチェックでほんの触りを聴いただけでも素晴らしい演奏と分かってはいましたが、いざ本番となると、その実力の高いことに圧倒されます。プロミュージシャンも混ざっているとは聞きましたが、プロ・アマ関係なく、素晴らしいアンサンブルに加えて、なんと言ってもソロのプレーがずば抜けている!!
レアサウンズがこのツアーで得た課題は明らかにアドリブソロ!彼らは全員素晴らしいソロプレーを展開!中でもテナーを吹き始めて4年目という若者のマイケルブレッカー張りのソロは圧巻。勿論昨日リハーサルで聴いたトランペットマイケル氏のソロは、完全にプロですね!来年のレアサウンズ春のライブのゲストはマイケルにしよう!と誰かが言うほどのプレー!
そしてリードトランペットのジングル君も絶好調。年齢が二十歳も違うと、ライバルと言うより、つい親の気持ちになってしまいます!決音が決まったとき、自分の事のようにうれしくなってしまうのでした。
そろそろ私も感心ばかりもしておられず、第3部の準備に取りかかる。まずは自分のカメラをしほ嬢に預けようと、しほ嬢を探しても見あたらず、昼間からご一緒いただいていたT子さんに何処にいるか知らないか訪ねると6歳の息子君が知っているからと、案内してくれる事に!私を連れ2階席の奥まで彼は案内をしてくれたのです。そこで私はとんでもなく素晴らしい出会いを得る。有る意味この出会いは息子くんのおかげ!案内ありがとう!
なんとそこには、しほ嬢とワインを飲む「ゆかた美人」3名!Sさん、Lさん、Kさんという方々だが、全員日本人。それぞれ何かの都合で香港に住まい、そしてこちらで仲良くされている方々だそうだ。後に知ったが、このライブに日本人のバンドが来ると言うことで、「ゆかたの会2011」なんてイベントとして位置づけていたようだが、それもなんとも嬉しい話!
つい美人に弱いのが私の欠点だが、世の男性はみんなそうだろうよ!しかし、我々の演奏に最大限の賛辞を頂き、一緒に写真に収まり話し込む。つい、何しにこの場に来たのか忘れそうであったが、ちゃんとしほ嬢にカメラを渡し更に話を聞くと、何でも彼女たちはダンサーだそう!ならば「是非踊ってくださいよ!」と頼むと「良いんですか!?」「良いに決まっているじゃないですか!!」
こんな暖かい言葉、こんな嬉しい話、香港に来て良かった!本当にそう思った瞬間。なんでもトイレでこのゆかた美女のお一人が、しほ嬢に声を掛けて下さったのがきっかけだったとかだが、うちの家内曰く、しほちゃんの人柄がそう言う出会いを作ってくれたんだね!と。まさに私もそう思います。ここでもしほ大活躍!
さて第3部開演。エントリーしたのは、トランペット私、できすぎ君。トロンボーン、ジャイアン君、ドクター君。サックス、デビル氏、エリートS谷、MCのH君、リズムがベースf-d君に、ドラマーS氏。従って真っ二つといった感じでステージ上もユニフォームが交互で楽しいのです!
完全に上気していた私。ドラマーS氏に「おみゃー飲んどれせん?」と疑われるほど。飲んでません!それほどまでにテンションが高くなれるのは、1部が終わった後で、沢山の香港の方の拍手に加え、ここで知り合った日本人の方に多くの暖かな言葉を頂けたから!あと1時間、楽しくやらにゃ!
■3rd Stage(JOINTBAND)
BOPURALITY
THE CHICKIN
BROWDWAY
SWEET GEORGIA BROWN
ORANGE SHARBET
BLUEBOSSA
SAMBA DE ORPHEUS
COME BY ME (w/Vo)
BIRD LAND (w/Vo)
一曲目!デビル氏、デビット珍氏が学生時代の学バンで演奏をしていたとされる思い出の難曲なる一曲「パピュラリティー」。双方のバンドが演奏経験を持つと言うことで一発目にぶつけました。難易度は高いものの、いけいけです。一発目のソロ、ジャイアン君もアイランドエキスプレスの方々に負けじと頑張りました!
結構ハイトーンが続くのですが、決めるたびにジングル君が微笑み、マイケルさんが背中をたたいて褒めてくれる!嬉しい!これも後にデビット珍さんから頂いたメールで知ったことですが、彼のお母様が今回来て下さっており、彼女曰く、私の笑顔が最高だった(顔じゃなくて笑顔ね!)と聞かされました。昨年の丁度今頃のライブでも、そんな事をお褒めいただいた方に巡り会いましたが、それも結構嬉しいものです!
そして美人ゆかたダンサーズ!本当に踊ってくれます。2曲目が丁度ノリノリだったので彼女たちもゆかた着ているのにがんがん踊って下さるのです。びっくり!!もちろん音楽をやる人ならお分かり頂けるでしょうけれど、お客様がこれだけ乗って下さると、演奏者としては完全にのせられます。思わず余分なオクターブ上げ!
ジングル君、ハイトーンしっかり出ます。デビット珍さんが、私に影響を受け、いつもと全然違うなどと仰っていましたが、しっかりと最後の音を当ててくる実力の持ち主。彼のフューチャー曲で、少々ばてかかりましたが、ミドルトーンに戻しアドリブを展開する辺りは、しっかりとした基礎が出来ていると感じました。やや評論家ぽくって失礼。
ところが、このステージも淡々と進むのです。MCは先方のギター氏が担当して下さるのですが、余り余分な事は語らず、テンポ良く進んでいくというか、進んでいってしまうのです!そこで我がバンドの最高位語学堪能者、エリートS君に登場いただきました。
3・11の大震災に対して、世界の皆さんの、そして香港の皆さんからの暖かい支援を頂いた事に対しをお礼申し上げます。という趣旨の事を、一言一言かみ締めながら伝えて下さいました。お客様もこの時とばかりは静かに、そして頷きながら聞き入って下さり本当に感謝ですね!
さて大詰め!デビル・デビット珍氏の師弟共演の曲。サンバの曲なのできっと盛り上がるであろう確信をしていましたが、そこに「ゆかたダンサーズ」なので盛り上がらないわけがない!なんかこの曲あたりは私、夢心地でありました。
さて大詰めの大詰め残り2曲はボーカルです。アイランドエクスプレスさんの美人(又美人だ!)ボーカリストの登場!実は最後の2曲、肝心なこのボーカール曲がノーリハーサルだったのです!ちょっと心配でしたが、まさにぶっつけ本番!トランペットはこの2曲ジングル君にリードをお願いしました。
セッティング上、私の目の前で歌う彼女。ボーカルは華やぎますね!素晴らしい声量の持ち主で、吹きながら聴いていて気持ちよい!2番ラッパだったので、一寸気軽だった分、ボーカルを聴く余裕が有ったのかもしれません。
そしてオールラスト。この曲、譜面上には書いていないのだが、トランペットは最後の部分でオクターブ上げるとかっこいい曲。ただ日本で練習をした時に思ったのが、その部分に突入する「前の部分」が吹きづめでしんどいので、そのオクターブを上げる事が難しいという事なのだ。
そこで昨日の練習の時、その「前の部分」を私が吹き、ジングル君には休んでいてもらって、最後を彼に決めてもらおうと、少々おこがましいがそう指示。言葉は通じなくとも、譜面をなぞりながら行くと通じるのだ!そして本番でも、その「前の部分」のしんどい部分を私が吹くと彼を制し、オールラストに突入!
彼、決まりましたねぇ!思わず握手攻めです!!実に爽快!音楽は国境を越えたその瞬間でした。半数半数で、たった一度の音あわせで、ボーカルはぶっつけ本番でどうなるかと思いましたが、あの大きな拍手が何よりも成功をしたという実感を味あわさせて下さいました!
真っ先にゆかた美女に駆け寄る私(そこ、スケベと言わない!)盛り上げていただいた事にお礼を申し上げる。そして彼女たちを取り巻きレアサウンズで記念撮影!本当に盛り上げて下さってありがとうございました!おかげでものすごく良い50歳の思い出が出来ました!!
かんぱーーーーい!!!
毎晩乾杯しているが、流石にこの乾杯だけは声が大きい!!レア・アイランド入れ乱れての打ち上げは、まさに浴びるほどに呑んだのであります!その打ち上げにビールを運ぶ寡黙な女性。そう言えば彼女は我々に夕食を持ってきてくれた人だが・・・・
デビル氏の高笑いは、日本から海を渡り、香港島でも絶好調!6連符が9連符位にランクアップされているようにさえ感じたのだが、その高笑いに反応したのが、それまでピクリとも表情を変えず、まさに寡黙に働いていたそのお店の彼女なのだ!
デビルの笑いが余程おかしかったのであろう、笑いを浮かべる。すると驚いた事に彼女、その高笑いの真似をするではないか!当然デビル氏がそれに反応しないわけはない。日中対抗高笑い合戦が繰り広げられるとは、夕食の準備をしてくれていた時にはとても想像が付かない恐るべき変貌ぶり!デビ子と言えば良いのか、デビル二世と呼べば良いのか分からないが、これは大傑作なる珍事でありました!!
その時既に1時頃だったか、パート別に写真を撮り、メンバー全員で写真を撮りしているうちに、お客様もほとんど帰られ、アイランドのメンバーの方も一人二人と帰宅の途へ。そして、今日もビデオ撮影や録音と、正にレアサウンズのマネージャーと失礼な言い方をしてしまった位、色々お手伝い下さったT子さんともお別れ!本当にありがとうございました。
完全に気分良く酔っぱらったメンバー一同。タクシーでホテルに戻る事とする。全員満足そうな笑顔が今でも忘れられないが、その興奮状態はまだしばらく続くのである。しかし道はタクシーだらけである。確かにタクシー代は格安なのだ。
一番乗りであった我々。ロビーで皆の帰りを待つ事とする。ほぼ3人毎乗車してきたようだが、タクシー代の支払いに、その乗車した人間関係が如実に表れていたのが傑作であった。なんと言ってもトランペットのO先生とU君の二人。写真にその決定的瞬間が収まっていないので説得力に欠けるが、O先生の楽器と自分の楽器二つ抱えくたびれ歩くU君の後ろを、さも偉そうに!のけぞって歩くO先生。
何があったかと思いきや、3人でタクシー代を割って、割り切れなかった分をO先生が払ってくれたと言うのだ。だからせめて楽器持ちを申し出たU君。でもね、総額で千円ほどょ。全額払たのならそこまで威張って良いけど、たった100円余分に払っただけなのに~
そんな下らない事さえ滑稽なのは出発から続いている。そして誰ともなく、なんとそのロビーの真ん中で円陣を組みだし、これまた誰が言い出したか忘れたが今思うと気持ち悪いが手をつなぎ!、深夜なのでと小さな声で、なーんと恒例いっぴょん締め!これも思い出ですね。
完全燃焼したのにまだ体は熱く!折角なので夜景を見に行こう!と。既に12時間以上も前に来た道を歩き、夜景を眺めに出かける!元気だ!!!ただ、夜景が綺麗なのは、やはり8時9時。観光客の方々が、食事を済ませてぶらり散歩をする頃がまさに百万ドルの夜景。
香港まで行って、夜景を見なかったのか?といわれても、昨日はリハーサル、今日は大盛り上がりの本番となれば、夜景を見るより余程良い経験をした訳だから惜しくもない!決して強がりではなくそう思うのだ。メンバーも、十万ドル程度でも十分だよね!と、思い思いの飲み物を買い、海辺を散策。十万ドルでも十分綺麗なもので、暑さも流石に和らぎ、疲れているはずなのに、そして深夜にもかかわらず、何やら穏やかな時間が流れていきました。
ところで、ほとんどそれぞれがデジカメを持っており、その夜景を写していたのだが、さっきまで仲良く一緒にやっていた面子なのにもかかわらず、「俺のカメラの方が綺麗だ!」とか、「俺のは夜景モードが付いているからね!」とか、なんと大人げない!そこで誰が一番綺麗な夜景が撮れるかコンテスト開催勃発。下の写真のように、みんな並んで写真を撮ったのでした。
長くも充実した一日が終わった。完全に興奮していたためか、実はなかなか眠りにつけなかった。その時こう思った。別に寝なくても、これだけ良い思いをしたのだから、時間をもっと楽しもう!と。香港演奏ツアーメインの一日はこうして暮れていった。
結構恐ろしいものがありますね。
どこぞの宗教団体だよ!
貴女の出会い、ほんとうに神がかりだよね。
私はあの席にT子さんの息子君に連れて行かれ、
貴女が全く違和感なく溶け込んで話をしている姿に、
何がどうなっているのか始め分からず、
事を理解するのに少し時間がかかったぐらい
びっくりさせられましたよ!!
T子さんと貴女の間にいるとされるご友人にも、
くれぐれも宜しくお伝え下さい!
飛ぶとは思いませなんだ(笑)
今思うと確かにキモチワルイけど、
あの時はそんなことも
照れもせずに出来てしまうような、
テンションアゲアゲでしたもんね。
shinoさんとの出会いも、
絶対神様が用意してくれた贈り物。
あのタイミングでお互いお手洗いに
行かなければ、
お互い遠目で見て、お話しせずに、
通り過ぎたかもしれないのに。。
そして今回はとってもお世話になった、
香港在住のTちゃん、
彼女にはどんな言葉を使っても
感謝しきれないほどです。
今回出会った人、すべてに感謝です!!
読者の皆様、
この方が我々を盛り上げて下さった
ゆかた姿の方なのですよ!
いゃあ本当にありがとうございました!
こんなに気持ちよく吹くことが出来るとは、
香港に行くまで思いも寄りませんでした!
次回公演なんて言われるだけで光栄!
でも本当にもう一度行きたいですね!
心の底から、ありがとうございました!!
ものすごく楽しませていただきました♪
やっぱり生の音で踊るのは気持ちが良いです!
ぜひまた香港ツアーに来てくださいね!