青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

青少年育成

2006年12月18日 | 思うこといろいろ
年末のご挨拶へと向かう。
本来ならば、月一回ぐらいは
主要顧客へと定期的に表敬訪問をし、
色々なお客様とのコミュニケーションを
取るべきかもも知れないが、
遍く全てのお客様の所へ均等に赴くことも出来ず、
どうしても、この時期の挨拶が重なる。

本日の面談者、私と同年代のその方と、
しばらくコーヒーを飲みながら雑談。
その方、少年サッカーのコーチを一生懸命
されていることは、以前から知っていた。

彼が言うことは二つ。まずは、
最近の子供はろくに挨拶もできない。と言うこと。
案外スポーツを通じて、
そう言う指導は出来ているのかと思えば、
指導をしてもしても、なかなか通じない。とか。
声が出なければ、会釈でもするのが当然!という
その「当然」が出来なくなっているらしい。
これはやはり、親の指導、躾なのだろう。
同年代の子を持つ親として、耳が痛い。

もう一つは、こういう組織運営に、
親が積極的でないため、
子供がやりにくくなっている。ということ。
実は、これは我が家にはよく分かる話。要するに、

あそこのサッカーチームに入ると、お母さんが大変だから、入らないで!とか、
あんな事を親がしないといけないのなら、もう止めてしまいなさい。とか。


我が家の息子の野球チーム、
今年度、家内が母親の責任者としてお世話をしてきた。
私がP長やるの同様、
どうせ子供がお世話になっているのなら、
出来る範囲で、お手伝いをしよう。と言うのが我が家のノリ。



ただ、そう言うことを「煩わしい」と思う父兄が
これまた多いというのだ。ボランティア状態で
指導して下さる、コーチ方々に、それは失礼な話。
うちの野球コーチが思わず吐いた一言は印象的で、
「このチームは、託児施設ではない!」ごもっとも。



勿論、共働きであったり、飲食店経営者の方々には、
親同士での助け合い精神を持っているので、
まさしく「出来る範囲で」の協力で良いのだ。
ところが、このサッカーコーチのチームでは、
その親の役割で、もめ事が多かったとかで、
家内が今年度やっている「何とか係」というのを
撤廃してしまったそうだ。それでは本末転倒。
誰の何のためにやっていることなの??

そうしたらどうなったかというと、
やはり、負担の多くがコーチにのしかかってきたらしい。
そのチーム、何と4・5・6年生で120人も居る大所帯。
尚かつ、そのコーチのお子様は、既に卒業して、
彼は、青少年育成の旗印の下、正に完全ボランティア状態!

彼が言っていた。
子供達のプレーを、見に来るだけでも充分。
それが我々に対しての礼儀。と。
青少年の育成の基本は、親がまず手本を見せるべし。
なんとなく、良い話を聞いた年末の挨拶であった。

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4 コメント

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Unknown (MIYA)
2006-12-19 11:22:05
親として考えさせられますねぇ。

お子さんがクラブチームの卒団式を迎えたかたがいますが、彼女は、
「親子で楽しめる野球は中学生までだったんだなぁと づくづく思います・・・ 」
と言ってました。

一緒に楽しむ気持ちがあると、ぜんぜん違ったものにあると思うのですが・・・

子供と密にかかわっていられる時間は、思いのほか少ない事に気がついておられないのかもしれませんね。
返信する
その通り! (あおやき)
2006-12-19 23:34:16
>子供と密にかかわっていられる時間は、思いのほか少ない

本当にそう思います。
無理をしても子供と向き合うぐらいの
時間の持ち方をしないと、あっという間に過ぎてしまいますね。

ただ、同時にそう言う時は、親も真剣に働き盛り。
勿論だからと言って働くことを休んでまで子と接する
(これは子供にとって良くない)と言うのではなく、
自ら可能な限り子と接するという『気持ち』が大切ですね!

感覚は人それぞれですが、
私は、P長の今年以外、子供の運動会を
仕事都合でろくに見に行ったこともありませんが、
それだけが、子と接すると言うことではないと信じ、
他の時に可能な限り接しているという自負はあります。

お互い子育て頑張りましょう!
返信する
Unknown (いんちきポール)
2006-12-20 00:23:53
お二方のご意見、深く同感します。

実は私が転職するに至った遠因も、
その考えに気付いたところから始まっています。

長男がまだ3歳だった頃、単身赴任続きだった私は
その頃は横浜に住んでおり、月曜日の朝、こちらの家を出るとき、
子供に「またきてね。」と送り出されたのがきっかけです。

毎晩残業三昧の生活だった私が、部下の方々に、
「ごめん。この日はどうしても保育園の行事に・・・。」
「今日は子供を迎えに行かないといかんので・・・。」
そういう台詞を言い出した辺りから、
私の方向転換は始まりました。

不思議と、それ以来は迷いも後悔もないですね。
元の会社とも公私共に良好な関係は続いてるし。
返信する
確かに。。。 (あおやき)
2006-12-20 08:15:17
いんちきさんのとられた判断は
正しいのかと思います。
単身赴任というのは、大変ですね。
気が楽なようで、決してそうではない。

ただ、転じてわが社に目を移すと、
長期出張などをさせている場合があります。
もちろん、「気遣い」だけは忘れず、
そういう配慮には務めるのですが、
現実とのギャップは有りますね。

そういう彼らの生活安定も、
私にかかっていると思うと・・・

今日も頑張ります!! 
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