青色日誌

還暦を超え、子育てもひと段落。さて!

クリニック

2011年11月22日 | ジャズだ。ビッグバンドだ
今、東京でライブをしておられる
日曜日に共演をさせていただくボブシェパード氏。

学生相手に昨日クリニックをされたその話が、
水行末氏の記事にて掲載されていました。
広く色々な方へ紹介をと言われていましたので、
ここに一部転載をさせていただきます。

サックス奏者でいらっしゃるので、
「サックス奏者で・・」と始まりますが、
楽器は何でも共通な話として捉えられます。

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サックス演奏で一番大切なのはサウンド、音色で
あるというもの。どんなに難しいフレーズを、高
い音を、速い曲を吹いても、サウンドが悪ければ
誰も聞いてくれない。

よい音色を手に入れる練習法として、自分の好き
なアーティストの録音を徹底的に聞くこと、そし
てそれとそっくり同じ音色で吹けるようになるま
で真似すること、音源と一緒に吹いてみることな
どをアドバイス。

サウンドの微妙な違いについて指導できる先生は
いない。自分の耳だけが頼りであるとも。注意深
く聞き、その音色を真似るべく身体を調整するく
ふうを重ねなさいとのことでした。

続いてシークエンスについて。たとえば「Happy
Birthday」のような簡単なメロディの一部(短い
ワンフレーズ)を吹きます。キーはなんでも構い
ません。次にそのメロディを全部の調へ移調しな
がら練習していきます。譜面を見るのではなく、
耳だけを頼りに行ないます。

頭に思い付いたフレーズを楽器で吹けるようにな
ること、それをすべての調に移調できることは、
ジャズ奏者にとって重要な基本技術であるとか。

それはメロディだけでなく、たとえば短三度のふ
たつの音でもいいわけです。下の音から上の音へ
上がる短三度を次々に移調していく。今度は上の
音から下の音へ降りるパターン。さらに上昇と下
降を組み合わせるなどなど、短三度の二音だけで
もいろんなバリエーションを作ることができます。

そして今度はそれを曲のインプロヴィゼーション
に応用。たとえばブルースのソロにそのパターン
を組み込んでみたり、Happy Birthdayの曲に入れ
てみたり。

基本的な奏法の話もしました。高音域を吹くとき
に唇周辺の筋肉を締めるとサウンドが死んでしま
う。唇ではなく舌を使えという指導です。舌の位
置を上げることで空気の流れを変えて音程を操作
するわけです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


最後にこの記事書かれた水行末さんのつぶやき。
上から読んでも下から読んでも同じという
いわゆる回文を考えられる天才だが、これは素敵!

「弱いわよ、阪神は弱いわよ!」

上手い!

水行末さま転載 失礼しました!
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4 コメント

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Unknown ()
2011-11-22 22:48:24
なるほど…と読んでいたのに…

気分が、悪くなりました。
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丼くん (あおやき)
2011-11-23 14:38:59
まぁそう言わんと。

「いょっ!阪神は強い!」

って言うのも紹介されていたんですけどね、
事実と少々違っていたものですから。。
返信する
Unknown (デキスギ)
2011-11-23 23:56:19
真面目な記事の方(?)へのコメントですが、君が代は意外といいエチュードだと思います。「まねる」以外のすべての要素を含んでいると思います。
返信する
できすぎくん (あおやき)
2011-11-24 12:35:32
なるほどね。

Happy Birthdayもろくに吹けない私。
まだまだ足りないですね!
返信する