ラストマラソンⅡ

再び息子の話というわけではなく、
今日は親ばか日記ではないので、
是非とも最後まで読み進んでいただきたい。

マラソン大会の６年女子で優勝したＹちゃん、
昨日の記載の通り、野球チームが上位を占める中
見事に優勝を飾ったのだが、そこには努力があった。

彼女、６年生女子の中で背がかなり低い。
６年生の女子ともなると、成長の早い子は、
早くも親の身長に迫るか、若しくは
抜いてしまう子までいる位、男子より早いが、
彼女は比較的伸びるのが遅く、小さい。

この子が野球チームに入ったのは
確か息子と同じ３年の時だったと思う。
時に触れるが、このチーム女子生徒が３人居り、
現在常にレギュラーで活躍するのは２人。
実は優勝したＹちゃんを除く２人なのだ。

その２人、身長は見る見る伸び、
打順では１番と、なんと４番を担う大砲。
はっきり言って、男子より体格がよくパワーがある。
ホームランの本数は、明らかに息子より上。
何でも次に行く中学校のソフト部から、
既に熱いラブコールが有るという程なのだ。

入団当時は、Ｙちゃんと２人の体格的な差は無く、
野球をするのでも、皆同じ扱いの中にいたのだが、
５年生の頃から、はっきりとその「差」が出てきた。
補欠が多く、ベンチを暖める事が多いＹちゃんに対し、
ホームランを打っては、周りから祝福される２人。
今思うと、彼女がこの野球を続けてきたその気力は
息子たち男子選手のそれとははるかに違っていた。

その「差」を埋めたい思いかどうか定かではないが
彼女は練習後、一人ランニングをしていたそうだ。
おそらく、このマラソン大会に勝ちたい気持ちで。

因みに昨年以前のマラソン大会では、
やはりこの２人の女の子に
どうしても先を行かれていたらしく、
そう思うと、昨日のレースは、彼女にとって、
正に「金メダル」だったのかも知れない。

何事もこういう努力は大切。
負け慣れていては絶対に勝つことが出来ない。
こういう努力の出来る子は、きっと立派な大人になる。
そんな気持ちがしてならないのであります。

どこからこんな詳しい話を聞いたかってですか？
昨夜息子から聞いた所、妙に力説していました。
Ｙは努力の子だと！・・・おゃ、おまえ惚れたか！？


　　　　　　ナイスバッティングのＹちゃん


・・・知人友人諸氏、
息子に会ってもこの話は絶対に言わないでね！
親子分裂になりそうなので！


息子ピッチャー、Ｙちゃんセカンドのツーショット！


・・・あっ、勿論こんな写真を載せいてたのも内緒！